棈松熾
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棈松 熾(あべまつ さかん、1891年(明治24年)3月30日[1] - 没年不明)は、明治時代後期から昭和時代前期の台湾総督府官僚。
経歴・人物
[編集]鹿児島県日置郡上伊集院村(現・鹿児島市)に生まれる[2]。1909年(明治42年)2月、台湾総督府税関官吏に任ぜられ、府属、台北州属、総督官房秘書課勤務を経て、1928年(昭和3年)9月、地方理事官に進み、基隆市助役に就任した[1]。1930年(昭和5年)4月、台北州羅東郡守、1931年(昭和6年)5月、高雄州潮州郡守を歴任し、1932年(昭和7年)4月に退官した[1]。
退官後は、清水街長、台北市主事、台南商工会議所理事、花蓮港市会議員などを歴任した[1]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 原幹次郎『自治制度改正十周年紀念人物史』勤労と富源社、1931年 。
- 興南新聞社 編『台湾人士鑑』呂霊石、1943年 。