横浜市交通局700型電車

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横浜市交通局700型電車
基本情報
運用者 横浜市交通局
製造所 横浜車輛製作所横浜市交通局
製造年 1939年1947年
製造数 17両(701 - 717)
廃車 1963年1967年
主要諸元
軌間 1,372mm
電気方式 直流600 V
架空電車線方式
車両定員 60人
全長 8,600 mm
全幅 2,274 mm
全高 4,065 mm
駆動方式 吊り掛け駆動方式
備考 主要数値は[1]から
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横浜市交通局700型電車(よこはましこうつうきょく700がたでんしゃ)は、かつて横浜市交通局が所有していた路面電車である横浜市電電車[1]

概要[編集]

1939年昭和14年) - 1943年(昭和18年)に横浜市電の工場で12両、1947年に横浜車両製作所で5両が製造された。712までは200型、713 - 717については300型の更新車であるが戦中戦後の混乱期なので木造車である[1]

運用[編集]

全車1952年 - 1953年に台車を400型からの流用品ブリル79E、あるいは同一の新品に更新されている。老朽化による廃車は1963年から始まり、杉田線が廃止された1967年に形式消滅[2]

保存[編集]

廃車時には2両が保存されたが他の路面電車の保存車と同じように荒廃が進み撤去され保存車は現存しない[3]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 岡田誠一、澤内一晃『横浜市電 上 (戦災までの歴史とその車輌)』ネコ・パブリッシング、2009年7月。ISBN 9784777052585 
  • 長谷川弘和『横浜市電が走った街 今昔 ハマの路面電車定点対比』JTB、2001年10月。ISBN 4-533-03980-4