横浜貿易会館
表示
(横浜貿易協会ビルから転送)
横浜貿易会館 | |
---|---|
情報 | |
用途 | オフィス、飲食店 |
設計者 | 大倉土木(現 大成建設) |
施工 | 大倉土木 |
建築主 | 横浜貿易協会 |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造 |
階数 | 地上3階建 |
竣工 | 1929年4月29日[1] |
改築 | 1937年7月25日[1] |
所在地 |
〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通1丁目1番地 |
座標 | 北緯35度26分52.2秒 東経139度38分39.53秒 / 北緯35.447833度 東経139.6443139度座標: 北緯35度26分52.2秒 東経139度38分39.53秒 / 北緯35.447833度 東経139.6443139度 |
横浜貿易会館(よこはまぼうえきかいかん)は、神奈川県横浜市中区海岸通1丁目に所在する建築物である。横浜貿易協会ビルとも表記される。
歴史
[編集]1929年に、横浜貿易協会の事務所として建設された。同協会は1905年に横浜輸出協会として設立され、1919年に法人化。1927年に輸入関係団体の横浜盛港会と統合して横浜貿易協会となった。1937年には、海洋会館側の増築が完成した。
建築
[編集]大さん橋の入口の開港広場前交差点に面するL字型の建物で、3階に横浜貿易協会の事務所、1階・2階には北欧料理店「スカンディヤ」、1階にはハワイ料理店「サンアロハ」やフレンチレストラン「ポモドーロ」などが営業している。内装は漆喰仕上げで、竣工当時からの床のオーク材は健在である[2] 本ビルの海岸通側は横浜海洋会館、大さん橋側はジャパンエキスプレスビルに隣接する。横浜海洋会館は本ビルと同じく大倉土木の設計・施工で、スクラッチタイル仕上げの良く似た外観をもつ[3]。ジャパンエキスプレスビルは本ビルの施工監理にも携わった川崎鉄三の設計である[4]。
開港広場前交差点を挟みシルクセンターや横浜開港資料館があり、横浜の旧来からの港湾地区の中心に位置する。本ビルおよびその周辺は「ミナト・ヨコハマ」を感じさせる景観として、しばしば風景画に描かれたり[5]ロケーション撮影に使用されたりしている。
脚注
[編集]- ^ a b 公益社団法人横浜貿易協会沿革
- ^ 『ハマの建築探検』
- ^ 『東京&横浜の長寿建築 続』
- ^ 吉田鋼市「川崎鉄三 昭和初期の横浜のモダニズム建築の先駆者」(pdf)『横濱新聞』第25巻、横浜歴史資産調査会、2011年3月18日。
- ^ 横浜貿易会館(近代建築アーカイブクラブ)
参考文献
[編集]- NPO法人横浜シティガイド協会『ハマの建築探検』神奈川新聞社、2002年6月26日、58-59頁。ISBN 978-4-87645-315-3。
- 川本明生『東京&横浜の長寿建築 続』深夜叢書社、2014年7月、139-140頁。ISBN 978-4-88032-416-6。
外部リンク
[編集]象の鼻パーク | ジャパンエキスプレスビル | |||
横浜海洋会館 | シルクセンター | |||
横浜貿易会館 | ||||
神奈川県庁舎 (日本大通り) | 横浜開港資料館 | 開港広場公園 |