橘町 (神奈川県)
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たちばなまち 橘町 | |
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廃止日 | 1971年(昭和46年)4月1日 |
廃止理由 |
編入合併 橘町→神奈川県小田原市 |
現在の自治体 | 小田原市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 関東地方 |
都道府県 | 神奈川県 |
郡 | 足柄下郡 |
市町村コード | 14381-4 |
面積 | 8.88 km2. |
総人口 |
6,977人 (1971年4月1日時点) |
隣接自治体 | 小田原市、足柄上郡中井町、中郡二宮町 |
橘町役場 | |
所在地 | 神奈川県足柄下郡橘町前川655 |
座標 | 北緯35度17分19秒 東経139度14分02秒 / 北緯35.28858度 東経139.23389度座標: 北緯35度17分19秒 東経139度14分02秒 / 北緯35.28858度 東経139.23389度 |
ウィキプロジェクト |
橘町(たちばなまち)はかつて神奈川県足柄下郡に位置していた町。1971年(昭和46年)、隣接の小田原市と合併し、神奈川県小田原市となった。
橘町の歴史
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日、町村制の施行により以下の町村が発足した。
- 小船村、中村原村、上町村、沼代村、小竹村、淘綾郡山西村(一部)が合併し、下中村になる。
- 前川村、羽根尾村、淘綾郡川匂村(一部)の村が合併し前羽村になる。
- 1955年(昭和30年)4月1日 下中村と前羽村が合併し、町制施行で橘町が発足。
- 1971年(昭和46年)4月1日 橘町が小田原市に編入される。
大字前川は国府津をはさんで東西に分かれているため、西部分(現在の小田原シティーモール付近)は小田原市に囲まれた飛び地となっていた。
特産品
[編集]小田原市橘地区(旧橘町)は江戸時代から良質な柑橘栽培地として有名だったが、現在ではウメを中心とする漬物製造業がさかんである。特に、相州梅干、桜花漬、イカの塩辛が有名で、桜花漬については全国のおよそ8割がこの地域周辺で生産されている。
また、旧下中村にあたる北部は、農業が盛んであり、今日でもタマネギと乳牛の産地として知られている。
学校
[編集]小学校
[編集]公立
- 橘町立前羽小学校
- 橘町立下中小学校
中学校
[編集]公立
- 橘町立橘中学校
文化財
[編集]関連有名人
[編集]歴史上の人物
[編集]橘町ゆかりの有名人
[編集]- 北村透谷、作家。前川長泉寺に家族で仮住まい。『エマーソン』の執筆を準備。島崎藤村の来訪を得ている。
- 西川伊左衛門、人形遣い。江戸系人形浄瑠璃の人形遣いとして、下中座などに技術指導を行った。
- 中条精一郎、建築家。宮本百合子の父。前川に別荘があった。
- 浅羽佐喜太郎、医師。ベトナム独立運動の指導者潘佩珠(ファン・ボイ・チャウ)を支援した。
- 佐藤大寛、日本画家。
- 新井恵美子、ノンフィクション作家。前川に疎開。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ 相模人形芝居下中座の歩み