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国府津

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 小田原市 > 国府津
国府津
町丁大字
国府津駅 駅舎(2008年3月8日)
地図北緯35度16分49秒 東経139度12分42秒 / 北緯35.280139度 東経139.211628度 / 35.280139; 139.211628
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 小田原市
地域 川東・南部地域
人口情報2023年(令和5年)9月1日現在[1]
 人口 7,909 人
 世帯数 3,609 世帯
面積[2]
  2.580847356 km²
人口密度 3064.5 人/km²
郵便番号 256-0812[3]
市外局番 0465(小田原市MA[4]
ナンバープレート 湘南
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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国府津(こうづ)とは、神奈川県小田原市の東部にある地区である。現行行政地名は国府津一丁目から国府津五丁目と大字国府津。住居表示は、一丁目から五丁目は実施済区域、大字は未実施区域[5]

概要

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小田原市の東部、森戸川の河口付近を占め、相模湾に面する。地名は、この地に相模国府の港があったことに由来する。戦前は湘南避暑避寒の地として海を見下ろす丘陵地を中心に政財界人の別荘が置かれた。文人達もよく訪れていた。 隣接地区はすべて小田原市内で、小八幡、前川(飛地も含む)、田島、上町の各地区と接している。

地形は、南部に相模湾。北東部が大磯丘陵、西部が酒匂川低地となっており、湘南の「山と川が織りなす景観を持つ相模川以西地域」とされる境になる。境界は神縄・国府津-松田断層帯による崖になっている。

道路は、南部相模湾沿いに国道1号(旧東海道)、西湘バイパスが東西に走り、西湘バイパスには国府津インターチェンジと下り線の西湘パーキングエリアがある。地区北端を小田原厚木道路が東西に走るが、地区内にインターチェンジはない。県道では、神奈川県道72号松田国府津線神奈川県道717号沼田国府津線が地区西部を走っている。

鉄道は、地区北部を東海道新幹線が横断するが、駅はなく、一部が弁天山トンネルに入っている。南部に東海道本線、西部に御殿場線が走り、地区内にその分岐駅・国府津駅がある。1887年明治20年)に東海道本線が国府津まで開業し、翌1888年(明治21年)に小田原・箱根方面への小田原馬車鉄道(後に路面電車1920年廃止)が開業すると、国府津駅は両者の乗換駅となり、駅前には「国府津館」等の旅館が立ち並ぶようになった。現在でも商店街の一部にその当時の建築物を見ることができる。また、1934年昭和9年)に丹那トンネルが開通するまでは、東海道本線は現在の御殿場線経由で、その急勾配を上るための機関車の増結が国府津駅で行われたため、優等列車の停車駅でもあった。なお、現在のJR東日本国府津車両センターは国府津地区ではなく、隣接する田島地区にある。

現在、西部は工業地帯となっており、日立グローバルストレージテクノロジーズの工場等がある。

地価

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住宅地の地価は、2023年令和5年)1月1日公示地価によれば、国府津字三ツ寄2774番4の地点で10万1000円/m2、国府津5-11-15の地点で8万5800円/m2となっている[6]

世帯数と人口

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2023年(令和5年)9月1日現在(小田原市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字丁目 世帯数 人口
国府津 2,511世帯 5,585人
国府津一丁目 114世帯 265人
国府津二丁目 295世帯 633人
国府津三丁目 193世帯 391人
国府津四丁目 231世帯 455人
国府津五丁目 265世帯 580人
3,609世帯 7,909人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[7]
8,714
2000年(平成12年)[8]
8,228
2005年(平成17年)[9]
8,893
2010年(平成22年)[10]
8,948
2015年(平成27年)[11]
8,397
2020年(令和2年)[12]
8,102

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[7]
2,935
2000年(平成12年)[8]
2,975
2005年(平成17年)[9]
3,338
2010年(平成22年)[10]
3,545
2015年(平成27年)[11]
3,499
2020年(令和2年)[12]
3,535

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年7月時点)[13]

大字・丁目 番地 小学校 中学校
国府津 全域 小田原市立国府津小学校 小田原市立国府津中学校
国府津一丁目 全域
国府津二丁目 全域
国府津三丁目 全域
国府津四丁目 1番1号 小田原市立前羽小学校 小田原市立橘中学校
その他 小田原市立国府津小学校 小田原市立国府津中学校
国府津五丁目 1~6番
8番1号
その他 小田原市立前羽小学校 小田原市立橘中学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[14]

大字丁目 事業所数 従業員数
国府津 117事業所 900人
国府津一丁目 19事業所 152人
国府津二丁目 20事業所 108人
国府津三丁目 23事業所 124人
国府津四丁目 20事業所 347人
国府津五丁目 2事業所 3人
201事業所 1,634人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[15]
217
2021年(令和3年)[14]
201

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[15]
1,956
2021年(令和3年)[14]
1,634

主な施設・名所

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その他

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日本郵便

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脚注

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  1. ^ a b 小田原市の最新の人口と世帯 - 統計月報” (XLSX). 小田原市 (2023年9月13日). 2023年9月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年8月12日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b 国府津の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月9日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ 住居表示付定の届出について”. 小田原市 (2023年7月1日). 2023年8月14日閲覧。
  6. ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査”. 国土交通省. 2023年8月9日閲覧。
  7. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  8. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  13. ^ 学区一覧(参考情報)”. 小田原市 (2023年7月31日). 2023年8月13日閲覧。
  14. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  15. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  16. ^ 神奈川県神社庁/神社検索/菅原神社
  17. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。

外部リンク

[編集]