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石橋 (小田原市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
日本 > 神奈川県 > 小田原市 > 石橋 (小田原市)
石橋
大字
石橋山古戦場碑
地図北緯35度13分31秒 東経139度08分27秒 / 北緯35.225294度 東経139.140958度 / 35.225294; 139.140958
日本の旗 日本
都道府県 神奈川県の旗 神奈川
市町村 小田原市
地域 片浦地域
人口情報2023年(令和5年)9月1日現在[1]
 人口 172 人
 世帯数 74 世帯
面積[2]
  1.183721751 km²
人口密度 145.3 人/km²
郵便番号 250-0022[3]
市外局番 0465(小田原市MA[4]
ナンバープレート 湘南
ウィキポータル 日本の町・字
神奈川県の旗 ウィキポータル 神奈川県
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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石橋(いしばし)は、神奈川県小田原市地名郵便番号は250-0022[3]2020年10月1日現在の面積は1.183721km2[2]

地理

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小田原市南部に位置し、北は早川、南は米神に接する。東は相模湾に面し、海沿いは岩石海岸になっている。当地は箱根外輪山の一部であり、山が海岸近くまで迫っている。山の斜面はミカン畑が多く、温州ミカンの栽培が盛んである。中央部を玉川が流れ、その両岸に集落が形成されている。海岸沿いには第一種漁港である石橋漁港がある[5]

歴史

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石橋の地名は鎌倉時代から見られ、皇国地誌によると玉川に架かる橋に由来すると言う。1180年治承4年)に源頼朝大庭景親とで争われた石橋山の戦いで知られ、佐奈田霊社内の与一塚や文三堂が史跡として残る。江戸時代には小田原藩領の石橋村となる。村高は元禄郷帳によると34石、天保郷帳および旧高旧領取調帳によると70石であった[6]1873年明治6年)に石橋学校開校、1885年(明治18年)に早川小学校の分校となり、そののち小田原市立片浦小学校分教場となったが、1952年昭和27年)に廃止された[7]

1889年(明治22年)には、足柄下郡石橋村発足。早川村米神村根府川村江ノ浦村町村組合を結成し、組合役場を早川村に設置した。1896年(明治29年)、豆相人車鉄道開通。1907年(明治40年)には軽便鉄道の熱海鉄道となる。1913年大正2年)4月1日、石橋村は米神村・根府川村・江ノ浦村と合併し、発足した片浦村の大字となる。1922年(大正11年)、鉄道省の熱海線(現 東海道本線)開通。1954年昭和29年)12月1日には片浦村と小田原市が合併し、石橋は小田原市の大字となった[6]

世帯数と人口

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2023年(令和5年)9月1日現在(小田原市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]

大字 世帯数 人口
石橋 74世帯 172人

人口の変遷

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国勢調査による人口の推移。

人口推移
人口
1995年(平成7年)[8]
339
2000年(平成12年)[9]
304
2005年(平成17年)[10]
282
2010年(平成22年)[11]
236
2015年(平成27年)[12]
224
2020年(令和2年)[13]
191

世帯数の変遷

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国勢調査による世帯数の推移。

世帯数推移
世帯数
1995年(平成7年)[8]
82
2000年(平成12年)[9]
83
2005年(平成17年)[10]
89
2010年(平成22年)[11]
84
2015年(平成27年)[12]
82
2020年(令和2年)[13]
74

学区

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市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年7月時点)[14]

番地 小学校 中学校
全域 小田原市立片浦小学校 小田原市立城山中学校

事業所

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2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[15]

大字 事業所数 従業員数
石橋 10事業所 36人

事業者数の変遷

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経済センサスによる事業所数の推移。

事業者数推移
事業者数
2016年(平成28年)[16]
6
2021年(令和3年)[15]
10

従業員数の変遷

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経済センサスによる従業員数の推移。

従業員数推移
従業員数
2016年(平成28年)[16]
15
2021年(令和3年)[15]
36

交通

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海岸沿いに国道135号が通り、箱根登山バスにより小田原駅と石名坂(真鶴町)・湯河原駅を結ぶ路線バスが平日に運行されている。国道と西湘バイパス小田原ブルーウェイブリッジ)が合流する石橋インターチェンジは、当地域よりやや北の小田原市早川に所在する。この付近は東京横浜方面と熱海伊豆方面を結ぶ主要道路であるが、休日を中心に慢性的に渋滞が起きる。国道のう回路として、内陸部に小田原湯河原広域農道の整備が進められている[17]。国道の西側をJR東海道本線、さらにその西側を東海道新幹線が通るが、町内に駅は設けられていない[5]

その他

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日本郵便

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関連項目

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脚注

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  1. ^ a b 小田原市の最新の人口と世帯 - 統計月報” (XLSX). 小田原市 (2023年9月13日). 2023年9月17日閲覧。 “(ファイル元のページ)(CC-BY-4.0)
  2. ^ a b 『国勢調査町丁・字等別境界データセット』(CODH作成)”. CODH. 2023年8月12日閲覧。(CC-BY-4.0)
  3. ^ a b c 石橋の郵便番号”. 日本郵便. 2023年8月9日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年6月24日閲覧。
  5. ^ a b 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p1152-1153
  6. ^ a b 『角川日本地名大辞典 14 神奈川県』p107
  7. ^ 片浦小学校沿革史”. 小田原市立片浦小学校 (2017年4月). 2017年12月4日閲覧。
  8. ^ a b 平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年3月28日). 2019年8月16日閲覧。
  9. ^ a b 平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年5月30日). 2019年8月16日閲覧。
  10. ^ a b 平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2014年6月27日). 2019年8月16日閲覧。
  11. ^ a b 平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2012年1月20日). 2019年8月16日閲覧。
  12. ^ a b 平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等”. 総務省統計局 (2017年1月27日). 2019年8月16日閲覧。
  13. ^ a b 令和2年国勢調査の調査結果(e-Stat) -男女別人口,外国人人口及び世帯数-町丁・字等”. 総務省統計局 (2022年2月10日). 2022年2月20日閲覧。
  14. ^ 学区一覧(参考情報)”. 小田原市 (2023年7月31日). 2023年8月13日閲覧。
  15. ^ a b c 経済センサス‐活動調査 / 令和3年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 事業所数、従業者数(町丁・大字別結果)”. 総務省統計局 (2023年6月27日). 2023年9月15日閲覧。
  16. ^ a b 経済センサス‐活動調査 / 平成28年経済センサス‐活動調査 / 事業所に関する集計 産業横断的集計 都道府県別結果”. 総務省統計局 (2018年6月28日). 2019年10月23日閲覧。
  17. ^ 広域農道整備事業 小田原湯河原線”. 神奈川県県西地域県政総合センター (2016年9月15日). 2017年12月4日閲覧。
  18. ^ 郵便番号簿 2022年度版” (PDF). 日本郵便. 2023年7月17日閲覧。

参考文献

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  • 角川日本地名大辞典 14 神奈川県』角川書店、1984年6月8日。 
  • 『県別マップル14 神奈川県道路地図』(第6版)昭文社、2016年、80頁。ISBN 978-4-398-62683-7