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正春寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
正春寺
所在地 東京都渋谷区代々木3-27-5
位置 北緯35度41分02.9秒 東経139度41分29.7秒 / 北緯35.684139度 東経139.691583度 / 35.684139; 139.691583座標: 北緯35度41分02.9秒 東経139度41分29.7秒 / 北緯35.684139度 東経139.691583度 / 35.684139; 139.691583
山号 柴山[1]
院号 安養院[1]
宗派 真宗大谷派系単立(浄土真宗東本願寺派
本尊 阿弥陀如来[1]
創建年 元和6年(1620年
開山 正入[1]
開基 梅園局
法人番号 4011005000427 ウィキデータを編集
正春寺の位置(東京都区部内)
正春寺
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正春寺(しょうしゅんじ)は、東京都渋谷区にある真宗大谷派系(浄土真宗東本願寺派)の単立寺院

歴史

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1620年元和6年)、土井昌勝・初台局夫妻の娘である梅園局の開基。初台局は自分の知行地に菩提寺の建立を願っており、娘の梅園局の息子で、僧侶の正入がいる湯島の天台宗寺院「専西寺」を移転させるという体裁で当地に創建した。なお、湯島の専西寺も何故かそのまま残り、結果として湯島と代々木に二つの専西寺が置かれることになった[2]

1627年寛永4年)、浄土真宗に転宗した。1682年天和2年)に湯島の専西寺が火災で焼失し、代々木の専西寺に一本化された。1692年元禄5年)に「正春寺」に改称された[2]

山号の「柴山」は梅園局の嫁ぎ先の柴山氏に[1]院号の「安養院」は初台局の戒名に、寺号の「正春寺」は梅園局の戒名に、それぞれ由来する。

境内には、歌舞伎劇場の座主(経営者)だった田村成義の銅像がある。1911年明治44年)の還暦祝いで建てられた寿像(対象者の生前に建てられた像)である[3]

専西寺寺伝による異伝

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専西寺に伝わる寺伝によると、専西寺の由来は下記の通りという[4]

専西寺は元々鎌倉雪ノ下にあり、当初から浄土真宗の寺院であった。1627年(寛永3年)、正入によって江戸湯島に移転したものという。

1682年(天和2年)の火災で一時廃寺となったが、1692年(元禄5年)に駒込で再興された。1719年享保4年)に向丘の現在地に移転した。

交通アクセス

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  • 鉄道 - 初台駅より徒歩8分。
  • バス - 西参道停留所(京王バスなど)

ギャラリー

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脚注

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  1. ^ a b c d e 新編武蔵風土記稿 代々木村.
  2. ^ a b 渋谷区 編『新修渋谷区史 (中巻)』渋谷区、1966年、1189-1211p
  3. ^ 佐藤昇 著『渋谷区史跡散歩 (東京史跡ガイド13)』学生社、1992年、72-73p
  4. ^ 本郷仏教会寺院誌編纂委員会 編『本郷の寺院―街と寺誌』本郷仏教会、1984年、158-160p

参考文献

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  • 渋谷区 編『新修渋谷区史(中巻)』渋谷区、1966年
  • 本郷仏教会寺院誌編纂委員会 編『本郷の寺院―街と寺誌』本郷仏教会、1984年
  • 佐藤昇 著『渋谷区史跡散歩(東京史跡ガイド13)』学生社、1992年
  • 「代々木村 正春寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ11豊島郡ノ3、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/6