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武芸一覧

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

武芸一覧(ぶげいいちらん)日本武術の種類一覧。

剣術

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一振りの刀を扱う

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剣術・剣法・撃剣・刀術・太刀術・打刀の武術・兵法など流派により呼称が異なる。

太刀(刀身が2尺以上、3尺未満)を扱う一般的な剣術であり、多数の流派が存在する。
徒歩ではなく騎馬して使う長大な太刀(刀身が3尺以上)を扱う剣術。合戦用の武器であるが薬丸自顕流では平服徒歩で扱う。
小太刀脇差短刀など太刀より短い(刀身が2尺未満)の刀を使う剣術。多くの流派に伝承されている。
一部の流派には小太刀のみの二刀技法もある。

二振り・様々な状況で刀を扱う

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太刀と小太刀を同時に使用する剣術。
  • 小太刀二刀術
二振りの小太刀を同時に使用する剣術。天道流柳生心眼流などに併伝。
刀と隠し武器の併用。
抜刀しない技法も存在する
太刀居合や甲冑術に多く含まれ、太刀の鞘と小太刀を同時に使う場合もある。

長柄武器・長柄から派生した武器術

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武田流八重鎌などに伝承されている。
薙刀術に併伝されることが多い。柄を両手で持って扱うこともできる大型の鎖鎌や、薙鎌に鎖分銅を付ける流派もある。

柔術・捕手術

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徒手空拳

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平服素手の状態で、当身絞め技関節技極技投げ技を使用する格闘術。

柔術・柔・体術・角力拳法打拳術・殺活術・骨法・骨指術・剛身など、流派により呼称が異なる。鍛錬法として武家相撲が行われていた。

武器を併用

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脇差しなどの短い刀を併用する。
相手を殺害せずに捕縛する技術。
三道具刺又突棒袖搦)・南蛮千鳥鉄十手などを使い、複数人が連携することも想定している。
取り押さえた後、縄で緊縛する技法。縄を武器にする技術も含まれる。
一条不二流に附属する隠し武器を併用する当身。

隠し武器・奇襲・護身

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隠し持った手之内寸鉄分銅鎖鉄拳角指などを素早く取り出して使う技法。
発声等(気合)でひるませる技術。同一の名が多く、遠当ての多くは手裏剣術に含まれる。
目つぶしの粉を投げつける技法を意味する場合もある。
護身術として扱われているが、流派によっては刀身を仕込むなどして攻撃力を高めている。

弓矢・鉄砲・投擲武器を扱う武術

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騎馬状態での武術

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馬上での武器術。
馬上での弓術。小笠原流弓馬術礼法などに伝承されている。

水泳および水中での武術

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水泳の技術や水泳中の戦闘法。「水術」「泳法」「水練」「踏水術」「游泳術」「泅水術」など流派により呼称が異なる。

競泳のように速度を競うのではなく、立ち泳ぎや波を立てない泳ぎ方など戦闘に向いた技法が含まれる。
  • 水上・水中での戦闘法
    • 水剣
    • 水弓
    • 水銃
水に浮かんだままで各種武器を扱う技術。小堀流踏水術などに伝承されている。
  • 操船
名井流などに伝承されている。

甲冑術

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甲冑兵法、甲冑組討とも。甲冑を着込んで動きに制限がある状態での柔術、武器術、騎馬術、水泳など。一部の柳生心眼流などに伝承されており、下記のように合戦での戦闘を想定した武術が含まれる。

甲冑の使用を前提とした剣術
  • 小具足取
組み討ち時に鎧通しや脇差で鎧の隙間を狙う。
  • 陣笠術
陣笠を利用した防御術。
  • 武器以外の物を利用する技術
陣地を設営する際の道具(陣鎌・鍬術熊手)、戦場に落ちている物()を利用する。
  • 甲冑泳法
甲冑を着込んだままの泳法。
小堀流踏水術などに伝承されている。

関連項目

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リンク

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