コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

歩兵第23連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
歩兵第23連隊
宜昌作戦湖北省沙市を掃討中の歩兵第23連隊第2大隊
創設 1884年
廃止 1945年
所属政体 日本の旗 日本
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 連隊
兵科 歩兵
所在地 熊本市都城市
通称号/略称 明9019
上級単位 熊本鎮台 - 第6師団
最終位置 ソロモン諸島 ブーゲンビル島
戦歴 日清 - 日露 - 日中 - 第二次世界大戦
テンプレートを表示

歩兵第23連隊(ほへいだい23れんたい、歩兵第二十三聯隊)は、大日本帝国陸軍連隊のひとつ。

沿革

[編集]
2月 - 熱河作戦に参加
10月 - 帰還
11月 - 杭州湾に上陸、南京攻略戦などに参加
11月 - アメリカ軍と交戦するも連隊は次第に損耗する
なお、ブーゲンビル島の戦いにおいて、最初に米軍と交戦したのは、本連隊所属の中隊(堀之内正義中尉)であった。
  • 1945年(昭和20年)8月 - 終戦

歴代連隊長

[編集]
歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 備考
1 岡村静彦 1886.5.27 - 中佐、1891.7.大佐
2 児玉恕忠 1896.10.15 - 1898.3.3 中佐、1898.2.大佐
3 隠岐重節 1898.3.3 - 1901.6.19
4 富田質弥 1901.6.20 - 中佐
5 江口昌条 1903.1.13 - 1906.2.19 中佐、1903.11.大佐、1904.8.30戦傷
6 香渡範三郎 1904.9.17 - 中佐
7 三上徳治 1905.3.10 - 中佐
8 橋本三郎 1906.4.11 - 1910.8.20
9 樋口喜吉 1910.8.20 - 1913.9.30
10 高橋於兎丸 1913.9.30 - 1915.8.10
11 国司伍七 1915.8.10 -
12 草刈宗太郎 1918.7.24 - 1919.7.25
13 荒木貞夫 1919.7.25 - 1921.4.1[2]
14 松井七夫 1921.4.1 - 1922.8.15[3]
15 村山鉄男 1922.8.15 - 1923.8.6[4]
16 押川公実 1923.8.6 -
17 田中稔 1926.3.2 -
18 依田四郎 1928.3.8 -
19 大川寿賀 1929.8.1 -
20 志道保亮 1932.4.11 -
21 豊嶋房太郎 1934.3.5 -
22 酒井隆 1936.3.7 -
23 岡本鎮臣 1937.3.1 - M21.3.18生まれ。最終階級;少将。戦後、熊本県八代市に復員。
24 佐野虎太 1938.5.14 -
25 有馬純彦 1940.8.1 -
26 浜之上俊秋 1941.10.25 -
27 河野孝次 1943.11.15 - 1945.4.5 戦死
福田環 1945.5.7 - 少尉候補者第6期、下士官出身の連隊長。

連隊歌

[編集]
  1. 宮崎宮の宮柱
    立たせし都ほど近く
    み旗を守るますらおは
    日州健児の粋を抜く
  2. 降臨ませし高千穂
    峰を朝夕仰ぎつつ
    五条のおしえかしこみて
    股肱のまことつくすなり
  3. ときは明治の十九年
    その八月の十七日
    捧げたまいしみ旗こそ
    げに連隊の光なれ

脚注

[編集]
  1. ^ 小林町で大火、目抜き通り焼失『九州日報』昭和2年1月29日(『昭和ニュース事典第1巻 昭和元年-昭和3年』本編p687 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  2. ^ 『官報』第2598号、大正10年4月2日。
  3. ^ 『官報』第3013号、大正11年8月16日。
  4. ^ 『官報』第3306号、大正12年8月7日。

参考文献

[編集]
  • 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』(新人物往来社、1990年)
  • 原 剛『明治期国土防衛史』(錦正社、2002年)
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 官報

関連項目

[編集]