コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

歩兵第35連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
歩兵第35連隊
創設 1896年
廃止 1945年
所属政体 日本の旗 日本
所属組織  大日本帝国陸軍
部隊編制単位 連隊
兵科 歩兵
所在地 金沢 - 富山
通称号/略称 武1533
上級単位 第9師団
最終位置 台湾 台中
戦歴 日露 - シベリア出兵 - 日中 - 第二次世界大戦
テンプレートを表示
歩兵第35連隊営門前(今の富山大学五福キャンパス正門附近)。

歩兵第35連隊(ほへいだい35れんたい、歩兵第三十五聯隊)は、大日本帝国陸軍連隊のひとつ。

沿革

[編集]
2月2日 - 第一次上海事変に伴い動員命令が下る
2月7日 - 富山駅を出発、広島県宇品港を経て上海へ渡る
3月1日 - 中国側の拠点であった大場鎮を占領
5月26日 - 富山へ帰還
9月9日 - 動員下令
9月27日 - 上海に到着、激戦の後に南京への追撃戦の師団主力となる
7月 - 沖縄に移駐し防御陣地の構築にあたる
11月 - 台湾へ移駐
  • 1945年(昭和20年)8月 - 終戦

歴代連隊長

[編集]
歴代の連隊長
(特記ない限り陸軍大佐
氏名 在任期間 備考
1 山本信行 1896.9.25 - 1897.10.11 中佐
2 木村新九郎 1897.10.11 - 1898.7.7
3 中村正雄 1898.7.7 - 中佐、1901.11.大佐、1904.7.30戦傷
4 折下勝造 1904.8.9 - 8.22 中佐、戦死し大佐に特進
5 佐藤兼毅 1904.8.29 - 中佐
6 白水淡 1905.7.12 - 中佐
7 高木常之助 1906.2.19 - 1909.5.28 中佐、大佐昇進
8 誉田甚八 1909.5.28 - 5.30 中佐、1909.5.29大佐、死去
9 宮川茂三 1909.6.1 - 1913.1.15
10 早川新太郎 1913.1.15 - 1914.5.11
11 陶山操 1914.5.11 - 1915.8.10
12 大立目小一郎 1915.8.10 - 1917.8.6
13 河上清吉 1917.8.6 -
14 中村四郎太 1921.7.20 -
15 小林道生 1924.8.16 -
16 吉永吉次 1926.3.2 -
17 徳野外次郎 1930.3.6 -
18 苫米地四楼 1933.3.18 -
19 梅村篤郎 1935.6.10 -
20 富士井末吉 1937.3.1 -
21 寺垣忠雄 1938.3.1 -
22 川久保鎮馬 1939.7.12 -
23 平桜政吉 1940.9.9 -
24 奥信夫 1943.9.7 -
三好喜平 1945.4.7 -

脚注

[編集]
  1. ^ 『官報』第493号、大正3年3月24日。
  2. ^ 栗三直隆『スペイン風邪の記憶-大流行の富山県-』桂書房
  3. ^ 富山市史編纂委員会編『富山市史 第二編』(p452)1960年4月 富山市史編纂委員会

参考文献

[編集]
  • 『日本陸軍連隊総覧 歩兵編(別冊歴史読本)』新人物往来社、1990年。
  • 原 剛『明治期国土防衛史』錦正社、2002年。
  • 外山操・森松俊夫編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
  • 秦郁彦編『日本陸海軍総合事典』第2版、東京大学出版会、2005年。
  • 外山操編『陸海軍将官人事総覧 陸軍篇』芙蓉書房出版、1981年。
  • 官報
  •  栗三直隆『スペイン風邪の記憶-大流行の富山県-』桂書房

関連項目

[編集]