水平線 (back numberの曲)
「水平線」 | |||||||||||||||||||
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back numberの配信限定シングル | |||||||||||||||||||
収録アルバム | 『ユーモア』 | ||||||||||||||||||
リリース | 2021年8月13日 | ||||||||||||||||||
規格 | デジタル・ダウンロード | ||||||||||||||||||
ジャンル | |||||||||||||||||||
時間 | 4分45秒 | ||||||||||||||||||
レーベル | ユニバーサル シグマ | ||||||||||||||||||
作詞者 | 清水依与吏 | ||||||||||||||||||
作曲者 | 清水依与吏 | ||||||||||||||||||
プロデュース | 島田昌典 | ||||||||||||||||||
チャート順位 | |||||||||||||||||||
2021年度(Billboard JAPAN) 2022年度(Billboard JAPAN) | |||||||||||||||||||
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「水平線」(すいへいせん)は、日本のバンド・back numberの4作目の配信デジタルシングルである。2020年8月18日にYouTubeでミュージックビデオが公開され、2021年8月13日にリリースされた。
楽曲は配信前からYouTubeのミュージック・ビデオなどで話題を集め、満を持してリリースされると、ミュージック・ビデオ、ストリーミングの再生回数がどちらも1億を突破した(後述)。
背景
[編集]本楽曲は、新型コロナウイルス感染症の影響で開催中止となった2020年の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)を目指していた高校生たちへ向けて書き下ろされた[10]。
大会運営を担当する生徒たちからの手紙が届いたことが楽曲制作のきっかけとなった。インターハイの開催地がバンドメンバーの出身地である群馬県であったこと、大会の開会式で自身の楽曲「SISTER」が演奏される予定だったことを知ったメンバーは、急遽新曲の制作を開始。本来インターハイの開会式が予定されていた2020年8月18日、自身の公式YouTubeチャンネルにリリックビデオをサプライズ公開した。2020年に初めて発表された楽曲であり、2019年のアルバム「MAGIC」以来1年5ヶ月ぶりの新曲となった[10]。
清水依与吏は楽曲の公開にあたり、「費やし重ねてきたものを発揮する場所を失くす事は、仕方ないから、とか、悲しいのは自分だけじゃないから、などの言葉で到底納得出来るものではありません。選手達と運営の生徒達に向け、何か出来る事はないかと相談を受けた時、長い時間自分達の中にあるモヤモヤの正体と、これから何をすべきなのかが分かった気がしました。」とコメントを寄せた[11]。
反響とリリース
[編集]配信シングルとしてのリリースは当初予定されていなかったが、自分の好きな環境で何度も聞きたいという声が多数寄せられたことや、2021年のインターハイが無事に開催されたことを受け、2021年8月13日に各種配信プラットフォームでリリースされた[12]。配信リリース時点で、YouTubeの動画再生数は9000万回を超えており、カラオケランキングにもチャートインするなどの反響を受けていた[13]。その後、楽曲配信後の2021年9月26日にMV再生回数は1億回を突破した[14]。
発表から2年半後の2023年1月17日に発売された7thアルバム『ユーモア』でCD初収録となる[15]。
チャート成績
[編集]楽曲は、2021年8月18日公開(集計期間:2021年8月9日〜8月15日)のビルボード・ジャパンチャートにてダウンロード2位(19,564DL)、総合「JAPAN HOT 100」14位に初登場した[16]。翌週からはストリーミングにおいて2週目5位[17]→3週目2位[18](同週ダウンロード1位[19])と順位を伸ばし、リリース4週目にして「Streaming Songs」で首位(8,327,242再生)を獲得し、総合チャート「JAPAN HOT 100」においても最高位となる第2位を記録した[20]。
その後もストリーミングを筆頭に高順位を維持し続け、「Streaming Songs」では9週連続首位を記録している[3]。リリース14週目となる2021年11月17日公開チャートでは、ストリーミングの累計再生回数が1億回を突破した[21]。2024年4月度日本レコード協会発表にて、ダイヤモンド(ストリーミング5億回達成)が認定された。
リリース133週目となる2024年2月28日公開のビルボード・ジャパンチャートにて本楽曲は、バンド初のストリーミング累計再生回数6億回を突破した[22]。同年10月9日には7億回を突破している[23]
認定と売上
[編集]認定 (RIAJ) | 売上/再生回数 | |
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ダウンロード | プラチナ[24] | 127,000 DL[25] |
ストリーミング | ダイヤモンド[26] | 500,000,000 回再生 |
*認定のみに基づく売上/再生回数 |
テレビ披露
[編集]番組名 | 日付 | 放送局 | 出典 |
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SONGS | 2020年11月14日 | NHK総合 | [27] |
『CDTVライブ!ライブ!』4時間スペシャル「back numberフェス」 | 2021年10月4日 | TBS系 | [28] |
出典
[編集]- ^ “Hot 100”. Billboard Japan (2021年9月8日). 2021年9月12日閲覧。
- ^ “Download Songs”. Billboard Japan (2021年9月1日). 2021年9月12日閲覧。
- ^ a b “【ビルボード】back number「水平線」がストリーミング9連覇 毎年恒例「クリスマスソング」再浮上か”. Billboard JAPAN (2021年11月3日). 2021年11月4日閲覧。
- ^ “Hot 100 Year End 2019”. Billboard Japan (2021年12月10日). 2022年11月30日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Download Songs Year End | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年11月30日閲覧。
- ^ “Streaming Songs Year End 2021”. Billboard Japan (2021年12月10日). 2022年11月30日閲覧。
- ^ “Hot 100 Year End 2022”. Billboard Japan (2022年12月9日). 2022年12月19日閲覧。
- ^ “Billboard Japan Top Download Songs Year End | Charts”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. 2022年12月19日閲覧。
- ^ “Streaming Songs Year End 2022”. Billboard Japan (2022年12月9日). 2022年12月19日閲覧。
- ^ a b “back number、インターハイを目指していた高校生たちへ贈る新曲「水平線」公開”. BARKS. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “back number「水平線」から浮かび上がるバンドとしての核心 コロナ禍に聴かれ続ける普遍的エールソングの凄み”. Real Sound|リアルサウンド. 2021年9月11日閲覧。
- ^ “昨年サプライズ公開した楽曲「水平線」を配信リリース”. back number (2021年8月13日). 2021年9月11日閲覧。
- ^ “多くの人たちの想いがヒットの根幹?! back number「水平線」 | Daily News”. Billboard JAPAN. 2021年9月12日閲覧。
- ^ “back number「水平線」MV再生回数1億回を突破”. MusicVoice (2021年9月26日). 2021年11月20日閲覧。
- ^ “ユーモア(通常盤初回プレス)|back number”. ORICON NEWS. 2024年7月17日閲覧。
- ^ “【ビルボード】YOASOBI「ラブレター」がDLソング首位、トップ10圏内に6曲が初登場”. Billboard JAPAN (2021年8月18日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “Streaming Songs”. Billboard Japan (2021年8月18日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “Streaming Songs”. Billboard Japan (2021年8月25日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “Download Songs”. Billboard Japan (2021年8月25日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “【ビルボード】SKE48「あの頃の君を見つけた」が234,600枚を売り上げ初登場で総合首位獲得 back number「水平線」ジワリ総合2位へ<9/16訂正>”. Billboard JAPAN (2021年9月16日). 2021年9月23日閲覧。
- ^ “back number「水平線」自身最速でストリーミング累計1億回再生突破”. Billboard Japan (2021年11月17日). 2021年11月20日閲覧。
- ^ “back number「水平線」ストリーミング累計6億回再生突破”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク (2024年2月28日). 2024年8月4日閲覧。
- ^ “back number「水平線」7億回突破:今週のストリーミングまとめ”. billboard JAPAN. (2024年10月9日)
- ^ “2月度DL認定 ~スピッツ「空も飛べるはず」がトリプル・プラチナ認定、back number「水平線」がプラチナ認定”. PR TIMES. 日本レコード協会 (2023年3月20日). 2023年3月21日閲覧。
- ^ “週間デジタルシングル 2021/11/29付”. you大樹 (2021年11月24日). 2021年11月24日閲覧。
- ^ https://www.riaj.or.jp/f/data/cert/st_search.html
- ^ “back numberが3年ぶり「SONGS」出演、TV初披露「水平線」含む5曲をフルサイズで演奏”. 音楽ナタリー (2021年11月4日). 2021年12月20日閲覧。
- ^ “back number「CDTVライブ」フェス企画は90分16曲を予定「これがback numberです、と言える選曲」”. 音楽ナタリー (2021年9月30日). 2021年12月20日閲覧。