水木しげるのゲゲゲの怪談
水木しげるのゲゲゲの怪談 | |
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ジャンル | テレビドラマ |
原作 | 水木しげる |
企画 | 加藤達也 |
出演者 | 語り手・森川葵、島田敏 |
製作 | |
プロデューサー |
阪本明(ViViA) 岩下英雅(ViViA) |
制作 |
フジテレビ(制作) ViViA(制作著作) |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2013年8月31日 |
放送時間 | 15:00 - 17:00 |
フジテレビ |
『水木しげるのゲゲゲの怪談』(みずきしげるのゲゲゲのかいだん)は、フジテレビで2013年8月31日に夏休み特別企画として放送されたテレビドラマ。水木しげる原作の短編漫画から、『砂かけばばあ』『不死鳥を飼う男』『妖怪枕返し』『永仁の壺』の全4編を昭和の世界観で実写映像化したオムニバスドラマであり、各編を繋ぐ語り手を『ゲゲゲの鬼太郎』の猫娘と目玉おやじが担当している。
当初は、2013年8月13日の19:00〜20:54(「カスペ!」・全国ネット)にて放送する予定だった。しかし、諸事情により別特番(「消えた犯人逮捕の決定的瞬間」)に差し替えられ放送延期になっていた上で、予定を変更し関東ローカルのみの放送になった。
スタッフ
[編集]- 原作:水木しげる
- 協力:水木プロダクション
- 語り手:森川葵(猫娘)、島田敏(目玉おやじ)
- 音楽:池頼広
- 撮影:木村祐一郎
- VE:三坂裕之
- 照明:左納康弘
- 録音:下元徹
- 選曲:泉清二
- 音響効果:佐藤秀国
- 編集:こまたひろゆき
- MA:船田浩二
- 技術デスク:蟇田忠雄
- 美術プロデュース:橋本昌和、馬場啓友
- デザイン:きくちまさと
- 美術進行:渡部哲也、大野恭一郎
- アニメーション:東映アニメーション
- 編成企画:加藤達也
- プロデューサー:阪本明(ViViA)、岩下英雅(ViViA)
- 制作:フジテレビ
- 制作著作:ViViA
各話概要
[編集]書誌情報は比較的入手しやすいものを記載。
砂かけばばあ
[編集]- 原作
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- 初出 - 『漫画天国』(芸文社)1966年9月2日号
- 書誌情報 - 『妖怪たちの物語』(ちくま文庫)、ISBN 4-480-03062-X
- あらすじ
映画スターに憧れる山谷拓二は、ある日飲み屋で出会った謎の男から、ばばあの噂を聞く。後日、山谷は、砂かけばばあに会い、ある約束を条件に絶世の美男子にしてもらうのだが…。
妖怪枕返し
[編集]- 原作
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- 初出 - 『文春漫画読本』(文藝春秋社)1969年6月1日号
- 書誌情報 - 『魍魎 貸本・短編名作選 地獄・地底の足音』(ホーム社漫画文庫)、ISBN 978-4-8342-7458-5
- あらすじ
勤務先の会社社長令嬢の麗華と交際していた山田の趣味は、夢を見ること。山田の会社では、出世を目論む部長・課長・係長の3人がおり、麗華と係長を恋仲にして派閥争いを制しようとしていたが、麗華と山田の交際を知った部長は、山田には裏があるはずだと疑い、人の運命を180度変えるといわれる“妖怪・枕返し”を呼ぶ。
不死鳥を飼う男
[編集]- 原作
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- 初出 - 『黒のマガジン(5)』(東考社)1963年刊行の貸本漫画誌
- ※1966年に『別冊少年キング』掲載の「鳥かご」としてリメイク。
- 書誌情報 - 『怪奇 貸本名作選 不死鳥を飼う男・猫又』(ホーム社漫画文庫)、ISBN 978-4-8342-7412-7
- あらすじ
売れないミステリー作家・尾崎落葉が帰宅すると、妻・絹代が大量の札束を持っていた。大金を見返りに、謎の男・牧野杢太郎が、落葉の仕事部屋を貸すことにしたという。怒った落葉が部屋に行くと、牧野の側には怪しい鳥カゴが置かれていた。
永仁の壺
[編集]- 原作
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- 初出 - 『恐怖マガジン(1)』(エンゼル文庫)1960年刊行の貸本漫画誌
- ※1970年に『漫画アクション』連載の『河童シリーズ』の一編「髪様の壺」としてリメイク。
- 書誌情報 - 『恐怖 貸本名作選 墓をほる男・手袋の怪』(ホーム社漫画文庫)、ISBN 978-4-8342-7413-4
- eBookJapanから電子書籍が配信されている。
- あらすじ
園田美也子は、医者から入院中の息子の命が危ないと知らされる。ある日、夫・史郎から、生命の水が湧き出る永仁の壺の伝説を聞く。美也子は、息子の命を救う為、壺を探す旅に出る。
備考
[編集]- アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズ第1作目から目玉おやじの声を担当していた田の中勇の死去により、島田敏が声を担当している。なお、島田は2012年夏に「みなとさかい交流館」にオープンした「妖怪の森」で初めて代役を務めている[1]。
- LiLiCoは演技に向いていないと考えて演技の仕事は断っていたが、今回演じる役が「砂かけばばあ」と知って快諾したという[2]。
- 貸本時代から水木ファンの佐野史郎は、以前から「水木しげる劇場」というような水木作品の実写化を望んでおり、今回出演した『不死鳥を飼う男』の雑誌リメイク版『鳥かご』を含めた企画書を作ったことがある[3]。
脚注
[編集]- ^ “ゲゲゲかわら版”. 『ゲゲゲの鬼太郎』のスタッフによる公式ブログ. 東映アニメーション. 2013年8月31日閲覧。
- ^ “放送日決定!!あなたをゲゲゲの妖怪世界へといざなう…『水木しげるのゲゲゲの怪談』”. とれたてフジテレビ. フジテレビ. 2013年8月31日閲覧。
- ^ 『妖怪まんだら 水木しげるの世界』世界文化社、2010年、51頁。ISBN 978-4-418-10121-4。
参考文献
[編集]- 「水木しげる作品リスト」『別冊新評 水木しげるの世界』新評社、1980年。
- 山口信二『水木しげる貸本漫画のすべて』YMブックス、2007年。ISBN 978-4-903548-08-1。