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汐見駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
汐見駅
駅全体(2005年4月)
しおみ
Shiomi
鵡川 (4.0 km)
(9.1 km) 富川
地図
所在地 北海道勇払郡むかわ町汐見一区
北緯42度33分1.07秒 東経141度56分42.54秒 / 北緯42.5502972度 東経141.9451500度 / 42.5502972; 141.9451500
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 日高本線
キロ程 34.5 km(苫小牧起点)
電報略号 オミ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1959年昭和34年)12月18日[1]
廃止年月日 2021年令和3年)4月1日*[JR北 1][運輸局 1]
備考 無人駅
*2015年平成27年)1月8日より休止
路線廃止に伴う廃駅
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汐見駅(しおみえき)は、北海道胆振総合振興局勇払郡むかわ町汐見一区にあった、北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線廃駅)である。事務管理コードは▲132205[2]

歴史

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1975年の汐見駅と周囲約500m範囲。右下が静内方面。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

駅名の由来

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当駅の所在する地名より[3][4]。和名である。

もともとはアイヌ語で「チン(chin)」(獣皮を乾かすところ)という地名であり、古くからのアイヌのコタン(村)であった「トゥンニカウンコタン(tunni-ka-un-kotan)」(柏の木・の上手・にある・村)が所在した[5]

駅構造

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単式ホーム1面1線を有した地上駅だった。ホームは線路の南西側(様似方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[6]

静内駅が管理していた開業時からの無人駅[7]で駅舎は無いが、ホームから少し離れた位置に待合所を有していた[8]コンクリートブロック造りの建物で内部には布張りのソファーが設置されていた[8]。ホームは砂利敷きで苫小牧寄りに上屋を有した[8]

利用状況

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乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。

また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去の各調査日における平均である。当駅についてはバス代行期間が存在するため、一部でバスと列車が別集計となっているほか、各年で集計期間が異なる。備考も参照。

年度 乗車人員 出典 備考
年間 1日平均 JR調査
列車 代行バス
1981年(昭和56年) (23.5) [9] 1日乗降人員:47
1992年(平成04年) (27.0) [6] 1日乗降人員:54
2014年(平成26年) 4 [JR北 5] 当年の列車は単年の値。
2017年(平成29年) [JR北 6] 2015年度末から鵡川 - 様似間バス代行。当年のバスは単年の値。
2018年(平成30年) 1.5 [JR北 7] 代行バスの値は過去2年平均
2019年(令和元年) 1.3 [JR北 8] 代行バスの値は過去3年平均
2020年(令和02年) 1.3 [JR北 9] 代行バスの値は過去4年平均

駅周辺

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隣の駅

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
日高本線
鵡川駅 - 汐見駅 - *フイハップ浜駅 - 富川駅
*打消線は区間廃止前からの廃駅[10]

脚注

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出典

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  1. ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、862頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、228頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362022年12月10日閲覧 
  3. ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)100ページより。
  4. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、89頁。ASIN B000J9RBUY 
  5. ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、370頁。ISBN 978-4-88323-114-0 
  6. ^ a b 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)100ページより。
  7. ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)150ページより。
  8. ^ a b c d e f 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)345ページより。
  9. ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)100ページより。
  10. ^ 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)29ページより。

JR北海道

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  1. ^ a b 日高線(鵡川・様似間)の廃止日繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210105050338/https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20210105_KO_hidakahaishi0401.pdf2021年1月5日閲覧 
  2. ^ 日高線 厚賀〜大狩部間 67k506m 付近における盛土流出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年1月13日。オリジナルの2015年1月15日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20150115032522/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150113-3.pdf2020年10月30日閲覧 
  3. ^ 日高線 鵡川駅~様似駅間 バス代行輸送 運行時刻等の変更について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2018年7月25日). 2018年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月29日閲覧。
  4. ^ 汐見駅乗降場所変更のお知らせ” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2019年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月16日閲覧。
  5. ^ 日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年8月1日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
  6. ^ 日高線(苫小牧・鵡川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20180817123514/http://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/senku/12.pdf2018年8月17日閲覧 
  7. ^ 日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
  8. ^ 日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
  9. ^ 駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。

北海道運輸局

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  1. ^ a b 鉄道事業の一部廃止の日を繰上げる届出について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20210105055746/https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/press/presspdf/202101/20210105.pdf2021年1月5日閲覧 

関連項目

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