汐見駅
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汐見駅 | |
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駅全体(2005年4月) | |
しおみ Shiomi | |
◄鵡川 (4.0 km) (9.1 km) 富川► | |
所在地 | 北海道勇払郡むかわ町汐見一区 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | 日高本線 |
キロ程 | 34.5 km(苫小牧起点) |
電報略号 | オミ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
開業年月日 | 1959年(昭和34年)12月18日[1] |
廃止年月日 | 2021年(令和3年)4月1日*[JR北 1][運輸局 1] |
備考 |
無人駅 *2015年(平成27年)1月8日より休止 路線廃止に伴う廃駅 |
汐見駅(しおみえき)は、北海道(胆振総合振興局)勇払郡むかわ町汐見一区にあった、北海道旅客鉄道(JR北海道)日高本線の駅(廃駅)である。事務管理コードは▲132205[2]。
歴史
[編集]- 1959年(昭和34年)12月18日:日本国有鉄道日高本線の駅として開業[1]。旅客のみ取扱い[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 2015年(平成27年)1月8日:厚賀駅 - 大狩部駅間の高波被害により列車の運行を休止[JR北 2]。
- 2018年(平成30年)9月1日:鵡川駅 - 静内駅間の代行バス所要時間短縮のため、代行バス下り8本中1本・上り8本中4本を当駅通過(国道235号を直行)に変更[JR北 3]。
- 2019年(令和元年)8月1日:代行バスの乗降場所を当駅待合室前から、鵡川漁港方へ140 m先のスクールバス待合所前へ移設[JR北 4]。
- 2021年(令和3年)4月1日:日高本線鵡川駅 - 様似駅間の廃止に伴い、廃駅となる[JR北 1][運輸局 1]。
駅名の由来
[編集]もともとはアイヌ語で「チン(chin)」(獣皮を乾かすところ)という地名であり、古くからのアイヌのコタン(村)であった「トゥンニカウンコタン(tunni-ka-un-kotan)」(柏の木・の上手・にある・村)が所在した[5]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有した地上駅だった。ホームは線路の南西側(様似方面に向かって右手側)に存在した。転轍機を持たない棒線駅となっていた[6]。
静内駅が管理していた開業時からの無人駅[7]で駅舎は無いが、ホームから少し離れた位置に待合所を有していた[8]。コンクリートブロック造りの建物で内部には布張りのソファーが設置されていた[8]。ホームは砂利敷きで苫小牧寄りに上屋を有した[8]。
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待合所(2017年9月)
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ホーム(2017年9月)
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駅名標(2017年9月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去の各調査日における平均である。当駅についてはバス代行期間が存在するため、一部でバスと列車が別集計となっているほか、各年で集計期間が異なる。備考も参照。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | |||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | ||||
列車 | 代行バス | |||||
1981年(昭和56年) | (23.5) | [9] | 1日乗降人員:47 | |||
1992年(平成 | 4年)(27.0) | [6] | 1日乗降人員:54 | |||
2014年(平成26年) | 4 | [JR北 5] | 当年の列車は単年の値。 | |||
2017年(平成29年) | 2 | [JR北 6] | 2015年度末から鵡川 - 様似間バス代行。当年のバスは単年の値。 | |||
2018年(平成30年) | 1.5 | [JR北 7] | 代行バスの値は過去2年平均 | |||
2019年(令和元年) | 1.3 | [JR北 8] | 代行バスの値は過去3年平均 | |||
2020年(令和 | 2年)1.3 | [JR北 9] | 代行バスの値は過去4年平均 |
駅周辺
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、862頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、228頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)100ページより。
- ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、89頁。ASIN B000J9RBUY。
- ^ 山田秀三『北海道の地名』(2版)草風館、浦安市〈アイヌ語地名の研究 別巻〉、2018年11月30日、370頁。ISBN 978-4-88323-114-0。
- ^ a b 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館、1993年6月発行)100ページより。
- ^ 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社、2011年6月発行)150ページより。
- ^ a b c d e f 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社、2008年8月発行)345ページより。
- ^ a b 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館、1983年7月発行)100ページより。
- ^ 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介、新潮社、2008年5月発行)29ページより。
JR北海道
[編集]- ^ a b 『日高線(鵡川・様似間)の廃止日繰上げの届出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ 。2021年1月5日閲覧。
- ^ 『日高線 厚賀〜大狩部間 67k506m 付近における盛土流出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道、2015年1月13日。オリジナルの2015年1月15日時点におけるアーカイブ 。2020年10月30日閲覧。
- ^ “日高線 鵡川駅~様似駅間 バス代行輸送 運行時刻等の変更について” (PDF). 北海道旅客鉄道 (2018年7月25日). 2018年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月29日閲覧。
- ^ “汐見駅乗降場所変更のお知らせ” (PDF). 北海道旅客鉄道. 2019年7月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月16日閲覧。
- ^ “日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2018年8月1日). 2018年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月17日閲覧。
- ^ 「日高線(苫小牧・鵡川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月17日時点におけるアーカイブ 。2018年8月17日閲覧。
- ^ “日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “日高線(鵡川・様似間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人未満の線区(「赤色」「茶色」5線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
北海道運輸局
[編集]- ^ a b 『鉄道事業の一部廃止の日を繰上げる届出について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省北海道運輸局、2021年1月5日。オリジナルの2021年1月5日時点におけるアーカイブ 。2021年1月5日閲覧。