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池原女王

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

池原女王(いけはらじょおう/いけはらのおおきみ、生没年不詳 )は、奈良時代日本皇族天武天皇の曾孫で、従四位下山前王の子。兄弟に、葦原王がいる。俗名は栗前枝女(くりくま の えだめ)で、位階従五位下

出自

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栗前連は山背国久世郡栗隈郷(現在の京都府宇治市大久保・広野付近)を本拠地とする氏で、栗隈とも表記する。天智天皇の官人に、栗隈首徳万の娘、黒媛娘がおり、その子供に水主皇女(みぬしのひめみこ/もいとりのひめみこ)がいる[1]で、天武天皇12年(683年)9月に姓を賜っている[2]

経歴

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光仁朝宝亀7年(776年)10月21日 従六位上 から従五位下に敍せられる。同11年(780年)8月7日、枝女はもと従四位下山前王の娘でありながら、母姓に従って未だ王名を蒙っていないということで、『継嗣令』に従い皇親とされ[3]、池原女王と名乗り、選叙令35条に従い叙位され、従五位下を授けられた[4]

官歴

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続日本紀』による。

脚注

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  1. ^ 『日本書紀』天智天皇7年条2月23日条
  2. ^ 『日本書紀』天武天皇12年9月23日条
  3. ^ 『継嗣令』第1条「皇兄弟子条」
  4. ^ 『選叙令』第35条「蔭皇親条」

参考文献

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関連項目

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  • 水主皇女…栗隈(栗前)氏の母親所生の皇族。