池田栄町商店街
別名 | 栄町商店街 |
---|---|
旧称 | 田中町商店街 |
国 | 日本 |
所在地 | 大阪府池田市栄町・栄本町 |
位置 | 北緯34度49分21.2秒 東経135度25分30.7秒 / 北緯34.822556度 東経135.425194度座標: 北緯34度49分21.2秒 東経135度25分30.7秒 / 北緯34.822556度 東経135.425194度 |
最寄駅 | 阪急電鉄 宝塚本線 池田駅 |
全長 | 約 330 m |
池田栄町商店街(いけださかえまちしょうてんがい)は、大阪府池田市にある商店街である[1][2][3]。単に栄町商店街とも呼ばれ、またサカエマチ商店街とも表記される[4][5][6]。
概要
[編集]当商店街は、サカエマチ1番街およびサカエマチ2番街からなり、1番街は阪急宝塚本線の池田駅から徒歩1分ほどのところにある[7][8][4]。池田駅前交差点から北へ伸びる栄町通り線のうち、同交差点から栄町地域の北端までの範囲にサカエマチ1番街が展開しており、栄町地域の北に隣接する栄本町地域の南端から栄町通り線と本町通り線の交差点に至るまでの範囲にサカエマチ2番街が展開している[9][10][11][12]。
全長は、およそ330メートルである[13]。当商店街の南端部は、国道176号に面している[9][12]。サカエマチ1番街とサカエマチ2番街の間を槻木大和線が通っている[9][10][14]。池田栄町商店街振興組合が設立されており、2009年(平成21年)10月9日に地域商店街活性化法の認定を受けている[15][16]。
歴史
[編集]当商店街のある地域は、もともと田中町と呼ばれており、当商店街は田中町商店街、栄町通りは田中町通りと呼ばれていた[6]。田中町の集落の周囲には、田んぼが広がっていた[17]。1910年(明治43年)、大阪から池田を経て宝塚に至るまでの間に箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)が開通され、1932年(昭和7年)、大阪から池田に至るまでの間に府道(現在の国道176号)が開通されると、それまで新町や本町にあった池田の商業中心地が、池田駅前地域の北側の田中町に移動し、田中町商店街が形成された[6][8][18][19][20]。
1930年(昭和5年)の秋には、いとや百貨店(糸屋百貨店)が天理教教会の跡地に完成されている[21][22][6]。1941年(昭和16年)、いとや百貨店が閉店される[21]。1944年(昭和19年)、田中町が栄町に改称される[6]。1951年(昭和26年)、鈴蘭灯が設置される[23][8]。1959年(昭和34年)、アーケードが設置される[23][8][6]。1987年(昭和62年)、カラー舗装が実施される[6]。2000年(平成12年)2月、旧NTT池田営業所ビルが「いけだ・さわやかビル」という愛称で開設される[24]。
2005年(平成17年)8月5日、いけだサンシー株式会社による施設「引札屋」が1番街に開設される[25][18][26][27]。2009年(平成21年)4月、池田市立3R推進センター(エコミュージアム)が旧いけだ・さわやかビルの1階に開設される[28][29]。
構成
[編集]- サカエマチ1番街
- サカエマチ2番街
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サカエマチ1番街の内部
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サカエマチ2番街の入口
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サカエマチ2番街の内部
脚注
[編集]- ^ “大阪・池田で関学大と関大 学生協力し商店街活性化へ”. 神戸新聞. (2016年12月7日) 2020年9月20日閲覧。
- ^ “大阪・池田に明治時代から伝わる「新町だんじり」、市内2大商店街を巡行”. 産経新聞. (2017年8月30日) 2020年9月20日閲覧。
- ^ “(wktk@キャンパス)関大・関学大 商店街を元気に”. 朝日新聞. (2016年1月14日) 2020年9月20日閲覧。
- ^ a b “池田市 近場であそんで、まなべるマップ”. 池田市. 2020年9月20日閲覧。
- ^ a b “カフェ ミナツキについて”. カフェ ミナツキ. 2020年9月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g 酒井啓・岡田昌彰 (2005年10月). “池田の都市形成とその構造の変容に関する研究”. 公益社団法人 土木学会. 2020年9月20日閲覧。
- ^ “「おふくろ」ならぬ、「おやじ」のカレーを堪能!”. 阪急電鉄 (2018年4月12日). 2020年9月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「サカエマチ商店街」『クレハプラス』第20巻、大新社、2016年4月、4-5頁。
“ここにしかないものがある サカエマチ商店街”. 大新社. 2020年9月20日閲覧。 - ^ a b c “池田地区の整備事業”. 池田市. 2020年9月20日閲覧。
- ^ a b “周辺地図”. 池田市教育センター. 2020年9月20日閲覧。
- ^ “エコミュージアムへのアクセス”. エコミュージアム. 2019年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
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- ^ “池田地区の重点整備地区と特定経路等”. 池田市. 2020年9月20日閲覧。
- ^ “まちなみ保存整備事業補助制度について”. 池田市. 2020年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
“保存区域”. 池田市. 2020年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。 - ^ 鶴野礼子 (2010年2月). “商店街再生の足音が聞こえる”. 全国商工会連合会. 2020年9月20日閲覧。
- ^ “認定商店街活性化事業計画の一覧(近畿:15件)”. 中小企業庁. 2020年9月20日閲覧。
- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 61.
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- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 60.
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- ^ “【池田市】挑戦してみよう!サカエマチ商店街にある、くだもんや中田さんで、ジャンボスイカ重さ当てクイズをしています♪”. 号外NET 箕面市・池田市. (2020年7月29日) 2020年9月20日閲覧。
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- ^ “【池田市】ダシも評判のうどん屋 麺惣 更科 落語好きからも高評 麺はツルツル・しこしこ自家製麺”. ウーマンライフ WEB版. (2014年12月8日) 2020年9月20日閲覧。
- ^ “ローソンストア100 池田栄本町”. ローソン. 2020年9月20日閲覧。
- ^ “広報 いけだ”. 池田市 (2020年4月). 2020年9月20日閲覧。
- ^ “【池田市】変わりゆくサカエマチ1番街とその付近を取材しましたよ!”. 号外NET 箕面市・池田市. (2019年12月21日) 2020年9月20日閲覧。
参考文献
[編集]- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 池田の町並み復元グループ(編集)『昭和初期の池田 町並みを復元して』池田の町並み復元グループ、1995年11月10日。
- 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。