栄町 (池田市)
栄町 | |
---|---|
池田駅の駅舎 | |
北緯34度49分22.0秒 東経135度25分31.1秒 / 北緯34.822778度 東経135.425306度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 池田市 |
面積 | |
• 合計 | 0.050 km2 |
人口 (2017年) | |
• 合計 | 832人 |
• 密度 | 17,000人/km2 |
郵便番号 |
563-0056 |
栄町(さかえまち)は、大阪府池田市にある地名である[1][2][3]。丁番をもたない単独町名である。郵便番号は563-0056[4]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 832 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。
地理
[編集]池田市の西部に位置する[5][6][7]。北は栄本町と、東は大和町、菅原町と、南は満寿美町、呉服町、室町と、西は槻木町とそれぞれ隣接している[5][7]。南端部に、阪急電鉄宝塚本線池田駅がある[5][7]。槻木町との境の一部を、国道176号が通っている[5][7]。大和町との境を、大阪府道9号箕面池田線が通っている[5][7]。
池田駅前交差点から北へ伸びる栄町通り線のうち、同交差点から当地域の北端までの範囲に商店街「サカエマチ1番街」が展開しており[7][8][9][10][5]、駅と商店街を歩道橋が結んでいる[11]。当地域は、池田市立池田小学校および池田市立池田中学校の校区に含まれる[12]。
地価
[編集]阪急宝塚本線の池田駅が位置し、商業地と周辺の閑静な住宅街で占められる。地価は2023年(令和5年)1月1日の公示地価によれば栄町10-7の地点で60万円/m2となっている。池田市内で最も地価が高い[13]。
歴史
[編集]1910年(明治43年)、大阪から池田を経て宝塚までの間に箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)が開通され、1932年(昭和7年)、大阪から池田までの間に府道(現在の国道176号)が開通されると、商店街が池田駅の周辺に形成され、駅の北側の当地域も繁栄してきたことが、地名の由来になったとされる[1]。
1944年(昭和19年)4月、町名変更が行われ、田中町の大部分が栄町一丁目、林口町の全域と田中町の一部が、栄町二丁目となる[14][15]。1949年(昭和24年)7月、北摂自由市場が開設される[16]。
1970年(昭和45年)3月1日、栄町一丁目、二丁目に、呉服町一丁目、室町一番丁から三番丁、大和町、槻木町の各一部が編入され、新たに栄町が制定された[17]。1987年(昭和62年)、サカエマチ1番街にカラー舗装が完成される[18][19]。1990年(平成2年)、風にはためく衣をかたどったモニュメント「呉服の里」(「衣被きの碑」)が池田駅前に完成される[20][21]。1998年(平成10年)、野乃鳥1号店が開店される[22][23]。2009年(平成21年)4月10日、おおやま歯科が開院される[24]。2010年(平成22年)6月、関西大学および関西学院大学の学生によって運営される「関関COLORSチャレンジショップ」が商店街の中に開設される[25][26]。2017年(平成29年)2月、時光舎が菅原町から移転し開店される[27]。2018年(平成30年)2月17日、大阪池田ゲストインフォメーションが開設される[28]。2019年(令和元年)11月16日、銀座に志かわ 阪急池田店が開店される[29][30]。
施設
[編集]- 阪急電鉄宝塚本線池田駅[5]
- 阪急阪神ホールディングス[31]、阪急電鉄[32]の登記上の本店所在地でもある。
- ギャラリーいけだ[3]
- いけだ市民文化振興財団[3]
- 阪急バス 池田案内所[3]
- 池田駅前てるてる広場[33]
- サカエマチ1番街[18]
脚注
[編集]- ^ a b 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 525.
- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 60.
- ^ a b c d e “池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “郵便番号・住所”. 日本郵便. 2020年1月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
- ^ “池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年1月26日閲覧。
- ^ a b c d e f 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1423.
- ^ “「おふくろ」ならぬ、「おやじ」のカレーを堪能!”. 阪急電鉄 (2018年4月12日). 2020年1月26日閲覧。
- ^ “周辺地図”. 池田市教育センター. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “まちなみ保存整備事業補助制度について”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
“保存区域”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。 - ^ “池田市広報”. 池田市 (1986年3月1日). 2020年1月26日閲覧。
- ^ “市立学校通学区域表”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
“通学区域図”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。 - ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ 『新修 池田市史 近代編』 2009, pp. 687–689.
- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 61.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 77.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 564.
- ^ a b 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 62.
- ^ 酒井啓・岡田昌彰 (2005年10月). “池田の都市形成とその構造の変容に関する研究”. 公益社団法人 土木学会. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “池田市広報”. 池田市 (1990年4月1日). 2020年1月26日閲覧。
- ^ “広報 いけだ”. 池田市 (2019年1月). 2020年1月26日閲覧。
- ^ “難波に卵かけご飯専門店「TKG OSAKA」卵の底力思い知る”. 野乃鳥 (2020年3月22日). 2020年11月22日閲覧。
- ^ 「トアエル VOL.3」『トアエル』第3巻、池田市公益活動促進協議会、2018年10月1日、3-4頁。
“池田市でうわさのあの人にtoael記者が突撃インタビュー!”. 池田市公益活動促進協議会. 2020年11月22日閲覧。 - ^ “ごあいさつ”. おおやま歯科. 2009年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月5日閲覧。
- ^ “池田市の概要 2010年~”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “学生による商店街空き店舗活用事業”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “ゆったりした木造民家で美人粥を。池田「時光舎」”. 阪急電鉄 (2017年8月2日). 2020年12月31日閲覧。
- ^ “大阪池田ゲストインフォメーション”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
- ^ “【池田市】変わりゆくサカエマチ1番街とその付近を取材しましたよ!”. 号外NET 箕面市・池田市. (2019年12月21日) 2020年11月15日閲覧。
- ^ “11月16日(土)銀座に志かわ「阪急池田店」が大阪府池田市にオープンいたします”. 銀座に志かわ (2019年10月24日). 2020年11月15日閲覧。
- ^ 阪急阪神ホールディングス会社概要
- ^ 阪急電鉄会社概要
- ^ “子育て公園マップ”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
“C地区(綾羽、城山町、栄本町、槻木町、室町、栄町、菅原町)”. 池田市. 2020年1月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。
- 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第3巻 近代編』池田市、2009年3月31日。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。