空港 (池田市)
空港 | |
---|---|
北緯34度47分44.0秒 東経135度26分28.0秒 / 北緯34.795556度 東経135.441111度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 池田市 |
面積 | |
• 合計 | 0.452 km2 |
人口 (2017年) | |
• 合計 | 719人 |
• 密度 | 1,600人/km2 |
郵便番号 |
563-0034 |
空港(くうこう)は、大阪府池田市にある地名である[1][2]。一丁目から二丁目まである。郵便番号は563-0034[3]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 719 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[2]。
地理
[編集]池田市の南端部に位置する[4][5][6]。東部に一丁目があり、西部に二丁目がある[4]。北は、豊島南一丁目、住吉二丁目と接しており、東は、豊中市と接している。南および西は、兵庫県伊丹市と接している[4][6]。池田市の最南端は、空港二丁目546番地先である[2]。当地域は、池田市立石橋南小学校および池田市立石橋中学校の校区に含まれる[7]。
一丁目のほぼ中央を大阪府道10号・兵庫県道100号大阪池田線が通っており、二丁目のほぼ中央を阪神高速11号池田線が通っている[4]。二丁目は、大阪国際空港の中に位置する[6]。空港ターミナルビルの付近では、池田市、豊中市および伊丹市の3市の市境が複雑に交わっており、池田市の飛び地は、6か所存在する。池田市の飛び地の中に、豊中市の飛び地が存在するというケースもある[8][9][10][11]。大阪国際空港の敷地内にある池田市の飛び地に、海抜 14.4 メートルの地点があり、同地点は、池田市の海抜の最低点である[12]。
市外局番は池田市の他地域と異なり、本町域のみ06(大阪MA)となっている。また、二丁目は警察署が池田市内で唯一、豊中警察署の管内となっている。
歴史
[編集]1965年(昭和40年)7月15日、北今在家町、宮之前町、北轟木町の各一部が、空港一丁目から二丁目に変更される[13][1]。空港の地名は、付近に大阪国際空港が存在したことに由来している[10]。この地名を決めるに当たっては、空港の付近に「千歳住宅」が存在しており、語調も良いことから、「千歳」とする案が有力な候補となっていたが、北海道千歳市にも空港が存在して紛らわしいために、この案は採用されなかったという経緯がある[10]。1970年(昭和45年)、住吉二丁目の一部が編入される[1]。1971年(昭和46年)、一部が住吉二丁目に編入される[1]。
1974年(昭和49年)、大阪国際空港周辺整備機構(現在の空港周辺整備機構)が設立される[14]。1979年(昭和54年)、豊島南一丁目の一部が編入される[1]。同年、共同利用施設、空港会館が一丁目に開館される[6][15]。2008年(平成20年)7月、空港緑地グラウンドが二丁目に開設される[16]。2017年(平成29年)4月、空港二丁目を含む池田市大阪国際空港北地区について、空港官舎の跡地や隣接する未利用地などの有効利用を図ることを目的として、池田市大阪国際空港北地区地区計画が決定された[17][18][19]。
施設
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 416.
- ^ a b c d “池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “郵便番号・住所”. 日本郵便. 2020年2月11日閲覧。
- ^ a b c d e 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
- ^ “池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年2月11日閲覧。
- ^ a b c d 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1423.
- ^ “市立学校通学区域表”. 池田市. 2020年2月14日閲覧。
“通学区域図”. 池田市. 2020年2月14日閲覧。 - ^ “大阪・伊丹空港、飛び地また飛び地の謎 起源は「太閤検地」?”. 日本経済新聞. (2011年11月13日) 2020年2月11日閲覧。
- ^ “家を買ったら「住所」違った…「飛び地」の宝庫・関西、日本最大から空港の中まで、動かしがたい“存在感””. 産経新聞. (2014年9月18日) 2020年2月11日閲覧。
- ^ a b c 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 127.
- ^ 『大阪「地理・地名・地図」の謎』 2013, p. 17.
- ^ 『池田学講座 新たに知る池田、改めて出会う池田』 2008, p. 2.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 564.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 473.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 589.
- ^ “空港緑地グラウンド”. 池田市. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “池田市 大阪国際空港北地区地区計画を策定”. 建通新聞. (2017年4月6日) 2020年2月11日閲覧。
- ^ “都市建設”. 池田市. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “池田市大阪国際空港北地区地区計画について”. 池田市. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “子育て公園マップ”. 池田市. 2020年2月11日閲覧。
“J地区(天神、石橋、住吉、空港)”. 池田市. 2020年2月11日閲覧。 - ^ “大阪空港前”. セブン‐イレブン. 2020年2月11日閲覧。
- ^ “大阪空港綜合ビル店”. ファミリーマート. 2020年2月11日閲覧。
参考文献
[編集]- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。
- 谷川彰英(監修)『大阪「地理・地名・地図」の謎 意外と知らない “上方” の歴史を読み解く!』実業之日本社〈じっぴコンパクト新書〉、2013年9月。ISBN 978-4-408-45462-7。
- 池田市・池田市教育委員会(編集)『池田学講座 新たに知る池田、改めて出会う池田』池田市・池田市教育委員会、2008年2月1日。