五月丘
五月丘 | |
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北緯34度49分44.6秒 東経135度26分12.5秒 / 北緯34.829056度 東経135.436806度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 池田市 |
面積 | |
• 合計 | 1.081 km2 |
人口 (2017年) | |
• 合計 | 6,844人 |
• 密度 | 6,300人/km2 |
郵便番号 |
563-0029 |
五月丘(さつきがおか)は、大阪府池田市にある地名である[1]。一丁目から五丁目まである[2]。郵便番号は 563-0029 である[3]。五月ヶ丘とも表記される[4]。当地域の人口は、2021年9月末時点で 6,879 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[5]。面積は、2018年3月末時点で 1.081 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[5]。
地理
[編集]池田市の中部に位置する[2]。南部に一丁目があり、西部に二丁目、中部に三丁目、東部に四丁目があり、北部に五丁目がある。五丁目の北部には五月山がある[2]。東は、畑三丁目、渋谷三丁目、渋谷一丁目と接している。西は、綾羽二丁目、建石町、上池田一丁目と接している。南は、上池田二丁目と接している。北は、木部町と接している[2][6][7]。
大阪府道9号箕面池田線が東西に横断している[2]。やまざくら通りとそれに連なる五月丘中央線が南北に縦断している[8]。阪急バスの停留所には、五月丘小学校前、五月丘、渋谷中学校前、五月丘一丁目がある[2][9]。四丁目には、寺池がある[10]。緑のセンターの南側には杉ヶ谷橋があり、西側にはさつき橋がある[11]。
ほとんどが第一種中高層住居専用地域である。
地価
[編集]五月山の風致地区に指定されており、多くの公園や史跡がある住宅街である。五月丘の地価は2020年(令和2年)1月1日の公示地価によれば五月丘1丁目3-7の地点で19万5,000円/m2となっている[12]。
歴史
[編集]古墳時代前期の4世紀中頃に、前方後円墳に分類される池田茶臼山古墳が、五月丘一丁目に当たる場所に築造される[1][13]。古墳時代後期に、五月ヶ丘古墳が五月丘一丁目に当たる場所に築造される[14]。1941年(昭和16年)に風致地区に指定される[15]。1955年(昭和30年)5月25日の広報において、当時市長であった武田義三は、「五月ヶ丘一帯の地域を一応の候補地としてこれが誘致に全力をあげたい」と語っている[16]。1955年度から1962年度(昭和37年度)にかけて、土地区画整理事業が施行され[17][4]、この事業によって、五月ヶ丘団地や戸建住宅などが建設され、また茶臼山公園、塩塚公園、横岡公園、山之手公園の4つの公園や、南北に伸びるやまざくら通りが整備された[18][19]。1961年(昭和36年)12月、商業施設、五月丘トップセンターが開設される[20]。
1962年12月25日の土地区画整理事業により、新しく五月丘一丁目から五丁目までの町名が設けられる[21]。1963年(昭和38年)8月には、五月丘二丁目に市民プールが完成し、同年10月に、プールに隣接して市民体育館が完成される[22]。1976年(昭和51年)4月、市立五月丘保育所が三丁目に開所される[23]。1980年(昭和55年)、五月丘一丁目に池田市立図書館および池田市立歴史民俗資料館が開館する[24][25]。2000年(平成12年)頃に、住宅・都市整備公団(現在の独立行政法人都市再生機構)によって五月ヶ丘団地の建て替え工事が実施され、アルビス五月ヶ丘となる[16][26]。2013年(平成25年)12月3日、さつきやま歯科クリニックが四丁目に開院される[27]。2017年(平成29年)8月1日、あくたがわクリニックが二丁目に開院される[28]。2018年(平成30年)12月25日、五月丘の図書館が移転に伴い閉館される[29][30]。2019年(平成31年)4月1日、市立五月丘保育所が市から移管される形で、社会福祉法人山善福祉会 五月丘保育園が三丁目2-14に開園される[31][32][33]。2020年(令和2年)4月1日、五月丘保育園が幼保連携型の認定こども園に移行され、五月丘こども園に名称を変更、三丁目4-12に移転される[33][34][35]。
施設
[編集]- 五月丘一丁目
- 池田市立歴史民俗資料館[2][7]
- 五月丘緑地 - 五月ヶ丘古墳がある[36]。
- 茶臼山公園 - 池田茶臼山古墳を公園として整備[36][37]。
- 塩塚公園[36] - 1963年(昭和38年)開設[38]。2008年(平成20年)3月、北側半分が改装され遊具などが一部新設された[要出典]。
- 池田五月丘郵便局[39]
- 池田警察署 五月ヶ丘交番[40]
- 池田市立くすのき学園[41]
- 五月丘二丁目
- 池田市立五月丘小学校[42][2]
- 池田市立五月丘幼稚園 - 1961年(昭和36年)に創立[43]。当初は五月丘小学校の建物を間借りしていた。1962年(昭和37年)から独立した園舎を利用[44]。2004年(平成16年)3月、統廃合により廃園となった。跡地には、住宅と遊具が設置され体育館が移転した[要出典]。
- 池田五月山教会幼稚園 - 1964年(昭和39年)に創立[45][43]。
- 横岡公園 - 1963年(昭和38年)開設[38]。まち角の図書館が設置されている[2][46][47]
- 五月丘会館[2]
- 五月丘2丁目第1公園[36]
- 五月丘2丁目第2公園[36]
- セブン-イレブン 池田五月丘2丁目店[48]
- 五月丘三丁目
- 五月丘四丁目
- 五月丘五丁目
- 池田市立山の家 - 1963年(昭和38年)開設[51]。老朽化のため、2016年(平成28年)6月30日をもって閉館[52]。山の家分室は、2001年(平成13年)に廃止されている[51]。
- 五月山緑地都市緑化植物園[53] - 1987年(昭和62年)開設[54]。緑のセンターがある[55]。
- 五月平展望台 - 五月山公園内
- 五月丘配水池[2]
- 山之手公園[36] - 1963年(昭和38年)開設[38]。
- 五月丘5丁目緑地[36]
脚注
[編集]- ^ a b “池田市の歴史”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k “池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “郵便番号・住所”. 日本郵便. 2019年10月5日閲覧。
- ^ a b “池田市 五月ヶ丘地区”. 大阪府. 2019年10月5日閲覧。
- ^ a b “町丁別人口”. 池田市. 2019年10月5日閲覧。
- ^ 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
- ^ a b 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1424.
- ^ “池田市(豊能署) 30”. 国税庁. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “阪急バス路線図”. 吉田地図PRセンター. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “地域防災計画p25河川、ため池等と樋門の概況”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
- ^ “池田市(豊能署) 27”. 国税庁. 2020年1月27日閲覧。
- ^ 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
- ^ “「池田茶臼山古墳」保護工事完了 新たな観光名所に 大阪・池田市”. 産経新聞. (2018年5月8日) 2019年10月6日閲覧。
- ^ “五月ヶ丘古墳”. 奈良文化財研究所. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “大阪府内の風致地区”. 大阪府. 2019年10月5日閲覧。
- ^ a b 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 358.
- ^ “事業地区の概要”. 大阪府. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “五月丘まちづくり通信”. 五月丘地域コミュニティ推進協議会 (2019年3月). 2019年10月5日閲覧。
- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 35.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 316.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 564.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, pp. 428, 429, 632.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 575.
- ^ “池田市の図書館活動”. 池田市立図書館. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “歴史民俗資料館”. 池田市. 2021年4月5日閲覧。
- ^ “五月山の麓、地域で子供を育てる街 アルビス五月ヶ丘”. 良品計画. 2019年10月22日閲覧。
- ^ “12月3日(火) 新規オープン!!”. さつきやま歯科クリニック. 2021年1月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月5日閲覧。
- ^ “内科・呼吸器内科 あくたがわクリニック”. あくたがわクリニック. 2017年8月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年1月5日閲覧。
- ^ 丘の上の図書館(本館)の移転と、移転に伴う臨時休館について(池田市立図書館 2018年10月1日) - ウェイバックマシン(2019年4月2日アーカイブ分)
- ^ “平成30年12月25日以降(本館・図書コーナー移転に伴う臨時休館中)の予約本の受取りについて”. 池田市立図書館 (2018年11月30日). 2019年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月5日閲覧。「以下の日付(引用者注:2018年12月24日)を以て閉館」と記載。12月24日は開館最終日にあたる(12月24日は第4月曜日のため開館日)。
- ^ “お知らせ”. 五月丘保育園. 2019年11月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月24日閲覧。
- ^ “保育所、認定こども園、小規模保育事業、その他の保育施設の一覧”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b “法人について”. 社会福祉法人 山善福祉会. 2020年5月24日閲覧。
- ^ a b “令和3年度 保育施設入所ガイド”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
- ^ “園名変更と移転のお知らせ”. 社会福祉法人 山善福祉会 (2020年4月1日). 2020年5月24日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “D地区(五月丘、渋谷、上池田、緑丘)”. 池田市. 2019年10月5日閲覧。
- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 36.
- ^ a b c 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 764.
- ^ “池田五月丘郵便局”. 日本郵政グループ. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “池田市地域防災計画”. 池田市防災会議. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “施設案内”. 池田市. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “池田市立学校教育機関一覧”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
- ^ a b 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 209.
- ^ 『池田市の昭和』 2019, p. 227.
- ^ “園の概要・アクセス”. 池田五月山教会幼稚園. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “広報いけだ”. 池田市 (2000年4月1日). 2021年4月17日閲覧。
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 834.
- ^ “池田五月丘2丁目”. セブン-イレブン. 2019年10月5日閲覧。
- ^ “渋谷中学校 学校情報”. 渋谷中学校. 2021年4月17日閲覧。
- ^ “池田市(豊能署) 26”. 国税庁. 2019年10月5日閲覧。
- ^ a b 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 632.
- ^ “池田市立山の家の閉館について”. 池田市. 2016年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月6日閲覧。
- ^ “都市緑化植物園(園芸の相談など)”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 470.
- ^ “緑のセンター(緑の相談所)”. 池田市. 2021年4月17日閲覧。
参考文献
[編集]- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。
- 能登宏之・室田卓雄(監修)『池田市の昭和 写真アルバム』樹林舎、2019年1月。ISBN 978-4-908436-30-7。
- 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
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