古江町 (池田市)
古江町 | |
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北緯34度50分56.4秒 東経135度25分21.9秒 / 北緯34.849000度 東経135.422750度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 大阪府 |
市町村 | 池田市 |
面積 | |
• 合計 | 0.823 km2 |
人口 (2017年) | |
• 合計 | 943人 |
• 密度 | 1,100人/km2 |
郵便番号 |
563-0015 |
古江町(ふるえちょう)は、大阪府池田市にある地名である[1][2][3]。丁番をもたない単独町名である[4][3]。郵便番号は 563-0015 である[5]。当地域の人口は、2017年12月末時点で 943 人である(池田市市民生活部総合窓口課の資料による)[3]。面積は、2018年3月末時点で 0.823 平方キロメートルである(池田市市長公室広聴文書課の資料による)[3]。
地理
[編集]池田市の北西部に位置する[4][6][1]。北は、兵庫県川西市と接しており、北東は、吉田町と接している[4][1]。東は、東山町、中川原町と、南東は、木部町と接しており、西は、川西市と接している[4][1]。
当地域は三角形に近い形をしている[2]。当地域の南西端部を、猪名川が南東流しており、同河川沿いを国道173号が通っている[4][1]。当地域の南東端部を、余野川が南西流しており、古江橋が架橋されている[4][1]。当地域の南端付近で、猪名川と余野川が合流している[4]。当地域内には、東山町、中川原町の飛び地がある[4]。当地域は、池田市立ほそごう学園の校区に含まれる[7]。
歴史
[編集]古墳時代には、古江古墳が築造されている[8]。1042年(長久3年)の『摂州細川荘大絵図』によると、平安時代には既に、細川荘という荘園の中に古江の集落が存在していた[9][10]。江戸時代には摂津国豊島郡古江村として存在していた。江戸期以降、植木の栽培で知られ、とりわけウメの栽培が多く行われている[11][12][8]。生産された植木は、大坂の天満の植木商へ送られた[11]。1871年(明治4年)、古江村が大阪府の所属となる[11]。1889年(明治22年)、古江村が細河村古江となる[11]。
1896年(明治29年)の台風による被害を受けており、復興を祈念する水害記念碑が、1898年(明治31年)に建立されている[8][2]。1931年(昭和6年)、橋本久太郎翁之碑が建立される[8][2]。1935年(昭和10年)、細河村古江が池田町古江となる[11]。1939年(昭和14年)、池田町古江が池田市古江となる[11]。1944年(昭和19年)、池田市古江が池田市古江町となる[11]。1972年(昭和47年)、一部が伏尾台一丁目に編入される[11]。1973年(昭和48年)、解放会館が開設される[13]。
1975年(昭和50年)4月、池田市立古江保育所が開設される[14]。1977年(昭和52年)3月31日、無二寺の石造宝篋印塔が、府の指定文化財(有形文化財)に指定される[8]。1978年(昭和53年)、一部が伏尾台一丁目に編入される[11]。1979年(昭和54年)、一部が伏尾台二丁目に編入される[11]。1981年(昭和56年)、古江浄水場の全部が完成される[15]。2002年(平成14年)、解放会館が人権文化交流センターに改称される[13]。2004年(平成16年)4月、地域子育て支援拠点「ホップくん」が古江保育所内に設置される[16][17]。2013年(平成25年)、人権文化交流センターがリニューアルして開設され、「ふらっとイケダ」という愛称が付けられた[18][19]。
経済
[編集]産業
[編集]- 店・企業
地域
[編集]施設
[編集]- 児童館[3]
- 古江浄水場[3]
- 古江保育所[3]
- 特別養護老人ホーム 古江台ホール[3]
- 人権文化交流センター[3]
- 池田市人権協会[22] - 池田市における同和問題の解決のための施策をはじめ人権施策を実施するとともに池田市が行う人権行政に協力し、差別のない人権尊重のコミュニティの実現に寄与することを目的とする[22]。
- 古江公園[23]
- 古江南公園[23]
- 古江寺山公園[23]
- つづみ公園[23]
出身・ゆかりのある人物
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1426.
- ^ a b c d 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, p. 20.
- ^ a b c d e f g h i “池田市統計書 平成30年版”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 『都市地図 大阪府 池田市』 2015.
- ^ “郵便番号・住所”. 日本郵便. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “池田市全図”. 大阪の住まい活性化フォーラム. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “市立学校通学区域表”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。
“通学区域図”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。 - ^ a b c d e “池田市の歴史文化”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “広報 いけだ”. 池田市 (1995年1月1日). 2020年2月22日閲覧。
- ^ 『池田歴史散歩 地名と文化財』 1999, pp. 21, 23.
- ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 27 大阪府』 1983, p. 1087.
- ^ “細河の植木”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。
- ^ a b 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 471.
- ^ 『新修 池田市史 現代編』 2011, p. 575.
- ^ “古江浄水場”. 池田市上下水道部. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “ホップくん”. 池田市. 2020年8月9日閲覧。
- ^ “広報 いけだ”. 池田市 (2004年8月1日). 2020年8月9日閲覧。
- ^ ““ふらっとイケダ”利用のお誘い”. 池田市. 2020年2月24日閲覧。
- ^ “広報 いけだ”. 池田市 (2013年4月1日). 2020年2月24日閲覧。
- ^ “池田古江町”. セブン‐イレブン. 2020年2月22日閲覧。
- ^ “【池田市】丸亀製麺がオープン!その隣にはあのカフェが建設中です☆”. 号外NET 箕面市・池田市. (2019年7月10日) 2020年7月26日閲覧。
- ^ a b 池田市人権協会池田市公式サイト。2020年6月20日閲覧。
- ^ a b c d “子育て公園マップ”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。
“A地区(伏尾町、吉田町、古江町、東山町、木部町)”. 池田市. 2020年2月22日閲覧。 - ^ a b “大阪の部落史通信・31号(2003.1)政治家・森 秀次について-1891年の差別事件を中心に-北崎豊二(大阪経済大学教授)”. 一般社団法人 部落解放・人権研究所. 2024年12月6日閲覧。
参考文献
[編集]- 『都市地図 大阪府 池田市』昭文社、2015年2月。ISBN 978-4-398-97735-9。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 (編)『角川日本地名大辞典 27 大阪府』角川書店、1983年10月。ISBN 978-4-04-001270-4。
- 室田卓雄『池田歴史散歩 地名と文化財』いけだ市民文化振興財団、1999年8月。
- 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第4巻 現代編』池田市、2011年3月31日。