コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

池田駅 (大阪府)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
池田駅
いけだ
Ikeda
HK-48 石橋阪大前 (2.4 km)
(1.3 km) 川西能勢口 HK-50
地図
所在地 大阪府池田市栄町1番1号[1]
北緯34度49分17.59秒 東経135度25分32.92秒 / 北緯34.8215528度 東経135.4258111度 / 34.8215528; 135.4258111座標: 北緯34度49分17.59秒 東経135度25分32.92秒 / 北緯34.8215528度 東経135.4258111度 / 34.8215528; 135.4258111
駅番号 HK49
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 宝塚本線
キロ程 15.9 km(大阪梅田起点)
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
(特定日)44,068人/日
-2021年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)40,645人/日
-2023年-
開業年月日 1910年明治43年)3月10日
テンプレートを表示

配線図

石橋阪大前駅

2 1


STRg STRf
PSTR(L) PSTR(R)
PSTR(L) PSTR(R)
STRg STRf

川西能勢口駅

池田駅(いけだえき)は、大阪府池田市栄町にある、阪急電鉄宝塚本線。駅番号はHK-49

2003年平成15年)8月30日ダイヤ改正以降、全営業列車が停車するようになった。また、阪急宝塚本線では大阪梅田方面より見て大阪府内に停車する駅の中では最後で、次の川西能勢口駅からは兵庫県となる。駅スタンプが設置されている。

歴史

[編集]

当駅は阪急阪神ホールディングス、阪急電鉄の登記上の本店所在地で、平井車庫が1971年(昭和46年)に開設される前には宝塚方に池田車庫が存在していた。その後、池田車庫の跡地は阪急直営のゴルフ練習場やテニスコートとして利用されていたがいずれも撤退し、マンションなどに再開発された[2]

当駅西側で、線路がやや北よりになって猪名川を渡っている。これは、池田駅の高架化と猪名川橋梁のかさ上げが別事業だった[注 1]ことに加え、工法の違いがあった[注 2]ためである。実際、当駅付近が高架化された直後の数年間は線路は直進しており、その先にあった猪名川の旧橋梁(鉄橋、ガーター橋)を渡っていた。

年表

[編集]

駅構造

[編集]
ホーム
駅名標

島式ホーム1面2線を有する高架駅。宝塚側の上下本線間と下り線南側に引き上げ線が各1本設置されているため、停留所ではない。前者は宝塚発当駅終着の普通が、後者は大阪梅田発当駅終着の普通が到着後に入庫する。翌朝2本とも宝塚行きの始発列車になる。改札コンコースは2階、ホームは3階にある。

のりば

[編集]
号線 路線 方向 行先
1 宝塚本線 下り 宝塚方面
2 上り 大阪梅田方面

利用状況

[編集]

2023年(令和5年)の通年平均における1日の乗降人員40,645人である。阪急電鉄の駅では上新庄駅に次いで第13位[13]

近年の1日当たりの利用状況推移は下記の通り。

年度[注 3]
年次[注 4]
特定日 通年平均 出典
乗降人員 乗車人員 乗降人員 乗車人員
1990年(平成02年) 58,204 27,974 - [14][15]
1991年(平成03年) - 69,787 33,517 [15]
1992年(平成04年) 53,250 25,927 68,275 32,786 [16][15]
1993年(平成05年) - 65,280 31,784 [15]
1994年(平成06年) - 63,016 30,685 [15]
1995年(平成07年) 53,280 26,693 61,215 29,810 [17][15]
1996年(平成08年) 54,657 27,203 61,680 30,040 [18][19]
1997年(平成09年) 55,712 27,623 60,500 29,878 [20][21]
1998年(平成10年) 52,166 26,068 58,559 29,041 [22][23]
1999年(平成11年) - 57,100 28,311 [23]
2000年(平成12年) 52,929 26,675 56,588 28,072 [24][23]
2001年(平成13年) 51,821 26,058 56,465 28,408 [25][23]
2002年(平成14年) 50,878 25,414 55,609 28,069 [26][23]
2003年(平成15年) 50,814 25,425 54,996 27,832 [27][28]
2004年(平成16年) 51,076 25,679 53,964 27,310 [29][30]
2005年(平成17年) 51,103 25,577 55,903 28,172 [31][32]
2006年(平成18年) 51,285 25,787 54,870 27,543 [33][34]
2007年(平成19年) 52,583 26,367 54,019 27,053 [35][36]
2008年(平成20年) 52,615 26,241 53,692 26,766 [37][38]
2009年(平成21年) 52,101 26,145 55,546 27,835 [39][40]
2010年(平成22年) 50,005 25,010 56,338 28,267 [41][42]
2011年(平成23年) 50,804 25,453 55,147 27,594 [43][44]
2012年(平成24年) 49,832 24,990 55,262 27,768 [45][46]
2013年(平成25年) 51,148 25,737 54,999 27,777 [47][48]
2014年(平成26年) 51,200 25,624 56,834 28,800 [49][50]
2015年(平成27年) 51,236 25,698 57,497 29,152 [51][52]
2016年(平成28年) 50,777 25,542 56,760 28,744 [53][54]
2017年(平成29年) 51,656 25,889 56,688 28,715 [55][56]
2018年(平成30年) 51,312 25,677 57,074 28,871 [57][58]
2019年(令和元年) 51,506 25,878 57,924 29,282 [59][60]
2020年(令和02年) 44,771 22,445 44,523 22,586 [61][62]
2021年(令和03年) 44,068 22,110 43,224 23,042

駅周辺

[編集]

駅西側の室町は阪急が沿線開発の一環として私鉄で初めて郊外住宅地の開発を行った地であり、阪神間モダニズム初期の住宅地として知られる[63]。住宅の分譲が開始されたのは1910年(明治43年)のことで、当時としては先進的な西洋風の住宅や生活協同組合といった生活スタイルが取り入れられた[63]。現在も周辺は、高級住宅街が連続する北摂の住宅街となっている。阪急の創始者である小林一三も当駅沿線に居を構え、小林に関連する文化施設も立地する[63]

バス路線

[編集]

「阪急池田駅」バス停があり、阪急バスの路線が乗り入れる[64]。北口駅前ロータリー内の「東のりば」に4つの乗り場が設置されている(2022年4月18日現在)[65]

  • 1番のりば(池田市内線東能勢線
    • 6系統 阪急石橋北口 行(呉服町→神田→ダイハツ本社前→阪急石橋 経由)
    • 132系統 JR川西池田 行(伏尾台発、呉服橋西詰経由。日中のみ)
    • 南部コースAルート 阪急石橋北口 行(神田→宇保町→市立池田病院→光明公園前経由)
    • 南部コースBルート 阪急石橋北口 行(市立池田病院→荘園一丁目→ダイハツ本社前→阪急石橋経由)
  • 2番のりば(東能勢線)
    • 131系統 吉田橋→伏尾台循環(伏尾台五丁目→伏尾台四丁目)→吉田橋
    • 132系統 吉田橋→久安寺→伏尾台循環(伏尾台五丁目→伏尾台四丁目)→久安寺 ※休日のみ伏四→阪急池田の便を運行
    • 133系統/深夜バス 吉田橋→伏尾台四丁目→伏尾台センター→伏尾台五丁目 ※全て伏尾台五丁目止(133系統→134系統の便を除く)
    • 134系統 吉田橋→久安寺→伏尾台循環(伏尾台四丁目→伏尾台五丁目)→久安寺
    • 26系統  余野 行(吉田橋・久安寺経由、平日1回のみ)
    • 126系統  牧 行(吉田橋・久安寺・余野経由)
    • 126系統 希望ヶ丘四丁目 行(吉田橋・久安寺・余野・牧経由、余野 - 牧は折返し運行)
  • 3番のりば(池田市内線、4系統の一部と130系統は東能勢線)
    • 3系統 井口堂 止(池田市役所前→市立池田病院→下渋谷→呉羽の里経由)
    • 3系統 井口堂 止(池田市役所前→下渋谷→呉羽の里経由)
    • 3系統 阪急石橋北口 行(池田市役所前→市立池田病院→下渋谷→呉羽の里→文化会館前経由)
    • 3系統 阪急石橋北口 行(池田市役所前→下渋谷→呉羽の里→文化会館前経由)
    • 4系統 井口堂 止(池田市役所前→下渋谷→附属池田小学校前→鉢塚経由)
    • 4系統 阪急石橋北口 行(池田市役所前→市立池田病院→下渋谷→附属池田小学校前→鉢塚→文化会館前経由)
    • 5系統 阪急石橋北口 行(市立池田病院→池田市役所前→八王寺二丁目→園芸高校前経由)
    • 7系統 阪急石橋北口→園芸高校前 方面行循環(池田市役所前→下渋谷→呉羽の里→井口堂経由)※夕ラッシュ時間帯のみ。
    • 130系統 市立池田病院 行(伏尾台発、池田市役所前経由、平日のみ)
  • 4番のりば(池田市内線)
    • 1系統 大阪国際空港 行(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→井口堂→石橋北口→住吉経由)
    • 1系統 阪急石橋北口 止(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→井口堂経由)
    • 1系統 井口堂 止(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里経由)
    • 1系統 呉羽の里 止(五月山公園・大広寺→東畑経由)
    • 1系統 阪急石橋北口 行(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→文化会館前経由)
    • 8系統 呉羽の里→下渋谷方面 行循環(五月山公園・大広寺→東畑経由)※日中時間帯のみ。
    • 11系統 阪急石橋北口→ダイハツ本社前 方面行循環(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→井口堂経由)
    • 14系統 井口堂 行(五月山公園・大広寺→東畑→呉羽の里→附属池田小学校前経由)※平日7:55発のみ。

かつては豊中経由梅田行き、箕面経由千里中央行きなどの路線があったが現在では廃止されている。

また、これとは別に駅北口西側にある阪急ビル1Fに設けられた案内所併設の「西のりば」(旧4番のりば)があったが、2022年4月18日に廃止されて東のりばに集約(2番のりばに移設)、バス案内所も移設された。この際に東のりばの2番のりば発の系統が3番のりば発に、3番のりば発の系統が新4番のりばに変更となった[65]
西のりばからはかつて川西バスターミナル(現:阪急川西能勢口)を経由して尼崎伊丹、清和台・日生中央方面などへの路線があったが廃止されている。川西方面へは東1番のりば発の132系統が日中のみ運行しているに過ぎない。また、国道176号に面したのりばも存在したが、歩道拡張工事により使われなくなった(のりば跡は現在も残されている)。

隣の駅

[編集]
阪急電鉄
宝塚本線
特急「日生エクスプレス」・通勤特急(大阪梅田行きのみ)・急行・準急(大阪梅田行きのみ)・普通
石橋阪大前駅 (HK-48) - 池田駅 (HK-49) - 川西能勢口駅 (HK-50)

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 正確には、池田市内高架化→池田駅付近高架化→猪名川橋梁かさ上げ→川西能勢口駅付近高架化の順。結果として、東から順に施工されたことになる。
  2. ^ 池田駅の高架化が仮線を振り出しての単線順次施工、猪名川橋梁かさ上げが完全なる別線施工でなされた。
  3. ^ 特定日の場合
  4. ^ 通年平均の場合

出典

[編集]
  1. ^ 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、34頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ 『新修 池田市史 民俗編』 1998, p. 39.
  3. ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 11号 阪急電鉄 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、14-17頁。ISBN 978-4-02-340141-9 
  4. ^ 「15日からはまず四駅」『交通新聞』交通協力会、1973年9月12日、1面。
  5. ^ 100年のあゆみ(部門史) p373
  6. ^ “下り線高架完成 きょう使用開始 阪急池田駅”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1983年5月15日) 
  7. ^ 阪急沿線NO.108(1984年10月1日、阪急電鉄発行)[出典無効]
  8. ^ “高架化が近く完成 阪急電鉄池田駅付近 使用開始は28日から”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1984年10月20日) 
  9. ^ 阪急沿線NO.119(1985年9月1日、阪急電鉄発行)
  10. ^ a b 『阪急コレクション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 1〉、2000年、134-135頁。ISBN 4-89485-038-9 
  11. ^ 草町, 義和. “阪急阪神、駅ナンバリングを導入へ…三宮駅は「神戸三宮」に改称”. レスポンス(Response.jp). 2013年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
  12. ^ 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日
  13. ^ 駅別乗降人員|路線・駅|阪急電鉄”. 阪急電鉄. 2024年11月26日閲覧。
  14. ^ 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
  15. ^ a b c d e f 池田市統計書(平成8年版) - 98ページ
  16. ^ 大阪府統計年鑑(平成5年) (PDF)
  17. ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
  18. ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
  19. ^ 池田市統計書(平成9年版) - 98ページ
  20. ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
  21. ^ 池田市統計書(平成10年版) - 98ページ
  22. ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
  23. ^ a b c d e 池田市統計書(平成15年版) (PDF)
  24. ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
  25. ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
  26. ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
  27. ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
  28. ^ 池田市統計書(平成16年版) (PDF)
  29. ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
  30. ^ 池田市統計書(平成17年版) (PDF)
  31. ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
  32. ^ 池田市統計書(平成18年版) (PDF)
  33. ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
  34. ^ 池田市統計書(平成19年版) (PDF)
  35. ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
  36. ^ 池田市統計書(平成20年版) (PDF)
  37. ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
  38. ^ 池田市統計書(平成21年版) (PDF)
  39. ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
  40. ^ 池田市統計書(平成22年版) (PDF)
  41. ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
  42. ^ 池田市統計書(平成23年版) (PDF)
  43. ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
  44. ^ 池田市統計書(平成24年版) (PDF)
  45. ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
  46. ^ 池田市統計書(平成25年版) (PDF)
  47. ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
  48. ^ 池田市統計書(平成26年版) (PDF)
  49. ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
  50. ^ 池田市統計書(平成27年版) (PDF)
  51. ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
  52. ^ 池田市統計書(平成28年版) (PDF)
  53. ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
  54. ^ 池田市統計書(平成29年版) (PDF)
  55. ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
  56. ^ 池田市統計書(平成30年版) (PDF)
  57. ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
  58. ^ 池田市統計書(令和元年版) (PDF)
  59. ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
  60. ^ 池田市統計書(令和2年版) (PDF)
  61. ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
  62. ^ 池田市統計書(令和3年版) (PDF)
  63. ^ a b c 山下ルミ子『阪急宝塚線・能勢電鉄 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-5,32-33頁。ISBN 978-4-7791-1724-4 
  64. ^ 各バス停情報 池田(0039)”. 阪急バス. 2021年4月30日閲覧。
  65. ^ a b 路線バス 【2022年4月18日(月)より】池田 のりば・案内所の変更について” (PDF). 阪急バス (2022年4月5日). 2022年4月30日閲覧。

参考文献

[編集]
  • 池田市史編纂委員会(編集)『新修 池田市史 第5巻 民俗編』池田市、1998年3月31日。 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]