箕面駅
箕面駅 | |
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駅舎(左)と箕面阪急セブン(右) | |
みのお Minoh | |
◄HK-58 牧落 (1.3 km) | |
所在地 | 大阪府箕面市箕面1丁目1番1号[1] |
駅番号 | HK59 |
所属事業者 | 阪急電鉄 |
所属路線 | ■箕面線 |
キロ程 | 4.0 km(石橋阪大前起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年次- |
(通年平均)12,734人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)3月10日 |
箕面駅(みのおえき)は、大阪府箕面市箕面一丁目にある、阪急電鉄箕面線の終着駅である。阪急電鉄の各駅のうち、標高が最も高い。駅番号はHK-59。
歴史
[編集]もともと箕面滝や瀧安寺を訪れる観光客の輸送を目的として箕面線が敷設されたため、現在の市街地の最も北端の山裾である箕面滝道の入り口に駅が設置された。
開業から大正期までは折り返しをラケット状のループ線で行っており[1]、ポールの付け替えの手間を省いていた。ホームも乗降別に分かれており、ループ線外周の西側に降車ホーム、東側に乗車ホームが設けられていた。また、開業当時は石橋駅(現 : 石橋阪大前駅) がデルタ線となっていたため、梅田から当駅まで来て折り返し、宝塚へ向かう電車も設定されたといわれている。ループ線内には運動場や「箕面公会堂」という劇場があったが、大正中期に宝塚市に移築されて「公会堂劇場」となり、宝塚少女歌劇の公演が行われるようになった。
かつては観光馬車が駅前に待機しており、箕面公園まで利用できた。
年表
[編集]- 1910年(明治43年)3月10日:箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄)箕面線開通と同時に箕面公園駅(みのおこうえんえき)として開業[2][3][4]。阪急電鉄では最古の駅の1つ。
- 時期不詳(1931年 - 1932年ごろ):箕面駅に改称[3]。
- 2011年(平成23年)3月27日:駅構内で足湯(もみじの足湯)が開業する[5]。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅ナンバリング (HK-59) が導入される[6]。
- 2021年(令和3年)3月31日:もみじの足湯が営業を終了[7]。
駅構造
[編集]櫛形ホーム2面2線を有する地上駅である。ホーム有効長は8両編成分。駅舎(改札口)はホーム頭端部にある。
のりば
[編集]号線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | ■箕面線 | 石橋阪大前・大阪(梅田)・宝塚・神戸・京都方面 |
1号線のみ両側をホームに挟まれており、島式タイプとなっている2号線側のホームを降車用として使用する。日中は1号線のみを使用している。朝夕ラッシュ時以降2号線に1本留置させている。
また、行楽シーズン時に線内折り返し臨時普通列車が運転される際も、2号線が使用される。
もみじの足湯(営業終了)
[編集]駅構内、改札外に足湯(もみじの足湯)が設置されていた[5]。足湯の隣には箕面の交通・観光案内所が併設され、箕面市内の観光案内および鉄道とバスの回数券、定期券の販売といった業務を行っていた。
また同じく駅構内に足湯を構える九州旅客鉄道(JR九州)の由布院駅および京福電気鉄道の嵐山駅と、「足湯三姉妹」と銘打った姉妹提携を行っていた。
-
過去の駅名標。
ローマ字表記が「MINO-O」となっていた。 -
現在の駅名標。
ローマ字表記が「Minoh」に変更されている。 -
終着駅のため、車止めが設置されている
-
ホーム
-
箕面駅 全景
利用状況
[編集]2023年(令和5年)の通年平均における1日の乗降人員は12,734人である。阪急電鉄の駅では小林駅に次いで第56位[8]。
近年の特定日における1日の乗降・乗車人員数の推移は下表の通り。
年度 | 特定日 | 出典 | |
---|---|---|---|
乗降人員 | 乗車人員 | ||
1995年 | 19,026 | 9,775 | [9] |
1996年 | 27,960 | 13,759 | [10] |
1997年 | 30,255 | 15,003 | [11] |
1998年 | 22,905 | 11,584 | [12] |
1999年 | - | ||
2000年 | 21,799 | 10,901 | [13] |
2001年 | 21,513 | 10,751 | [14] |
2002年 | 20,896 | 10,491 | [15] |
2003年 | 17,480 | 8,722 | [16] |
2004年 | 19,207 | 9,569 | [17] |
2005年 | 18,489 | 9,226 | [18] |
2006年 | 17,684 | 8,810 | [19] |
2007年 | 18,081 | 9,059 | [20] |
2008年 | 17,357 | 8,696 | [21] |
2009年 | 16,530 | 8,291 | [22] |
2010年 | 16,636 | 8,267 | [23] |
2011年 | 16,697 | 8,300 | [24] |
2012年 | 16,978 | 8,416 | [25] |
2013年 | 17,724 | 8,790 | [26] |
2014年 | 17,012 | 8,468 | [27] |
2015年 | 18,628 | 9,273 | [28] |
2016年 | 18,467 | 9,127 | [29] |
2017年 | 16,669 | 8,269 | [30] |
2018年 | 17,331 | 8,629 | [31] |
2019年 | 17,149 | 8,541 | [32] |
駅周辺
[編集]駅の西側を 箕面川が流れている。
駅の改札口を出て北側が、箕面滝へと向かう道であり、途中、 箕面温泉 (当駅より滝道経由で約300メートル、徒歩5分)や、 箕面公園昆虫館 (当駅より滝道経由で約800メートル、徒歩10分)、 瀧安寺( 当駅より滝道経由で約1キロメートル、徒歩15分)が存在している。駅の東側を少し行くと大阪府道9号箕面池田線の箕面2丁目交差点である。
- 箕面市立郷土資料館 - 東へ徒歩2分。
- 明治の森箕面国定公園 - 紅葉と滝の名所、箕面滝へは滝道経由で約2.7キロメートル(徒歩約40分)。
- 箕面郵便局
- ゆうちょ銀行箕面店
- 箕面新稲郵便局
- 北おおさか信用金庫 箕面中央支店
- 大阪府箕面警察署
- 芦原公園
- 箕面市立中央図書館
- 箕面市立メイプルホール
- 箕面市立第一総合運動場市民体育館
- 大阪青山大学(箕面キャンパス)
- アサンプション国際小学校・中学校・高等学校
- アサンプション国際幼稚園
- 箕面学園福祉保育専門学校(箕面キャンパス)
- 箕面学園高等学校
- 箕面学園附属幼稚園
- 昆虫科学教育館
- 大江戸温泉物語 箕面観光ホテル
- 寒山寺
なお、勝尾寺へは当駅より北東方向へ6.5キロメートル(徒歩で2時間近くかかる)であるため、北千里駅・千里中央駅・箕面萱野駅から阪急バス29系統または箕面萱野駅から直行の阪急バス30系統の利用が至便である。以前は日・祝日限定で、当駅より直通バスも運行されていたが、利用客僅少により短期間で廃止された。
バス路線
[編集]駅前ロータリーに阪急バス「阪急箕面駅」とオレンジゆずるバス「箕面駅」バス停があり、以下の路線が乗り入れる。
阪急バス
[編集]2番のりば
[編集]- 箕面山麓線
- 36系統:間谷住宅方面(箕面萱野駅・粟生団地経由)
- 36系統:箕面萱野駅行
- 彩都線
- 22系統:彩都粟生北方面(箕面萱野駅・粟生団地・彩都西駅経由)
- 23系統:彩都西駅行(箕面萱野駅・彩都粟生南経由)
オレンジゆずるバス
[編集]3番のりば
[編集]- 赤ルート (西部北・東部中循環)
- 青ルート (中部・東部北循環)
- 黄ルート (西部南・東部南循環)
- 緑ルート (箕面駅・箕面萱野駅往復)
※詳しいルートは路線図(バスマップ)を参照
隣の駅
[編集]- 阪急電鉄
- ■箕面線
- 牧落駅 (HK-58) - 箕面駅 (HK-59)
脚注
[編集]- ^ a b 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、46頁。ISBN 4-89485-051-6。
- ^ 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 11号 阪急電鉄 1、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年10月、14-17頁。ISBN 978-4-02-340141-9。
- ^ a b 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 9 関西2、新潮社、2009年、51頁。ISBN 978-4-10-790027-2。
- ^ 『阪急コレクション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 1〉、2000年、128頁。ISBN 4-89485-038-9。
- ^ a b 『阪急・箕面駅に交通・観光案内所を併設した「もみじの足湯」を3月27日(日)開業します!』(PDF)(プレスリリース)阪急電鉄、2011年2月22日。オリジナルの2020年12月10日時点におけるアーカイブ 。2020年12月10日閲覧。
- ^ 『〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します』(PDF)(プレスリリース)阪急電鉄、2013年4月30日。オリジナルの2020年9月24日時点におけるアーカイブ 。2020年12月10日閲覧。
- ^ a b “【お知らせ】「もみじの足湯」の閉鎖及び改修工事に伴う「交通・観光案内所」の一時移転について”. 箕面さんぽ. 箕面市観光協会 (2021年3月25日). 2023年2月27日閲覧。
- ^ “駅別乗降人員 | 路線・駅 - 阪急電鉄”. 阪急電鉄. 2024年11月27日閲覧。
- ^ 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成9年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成13年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成14年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成15年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成16年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成17年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成18年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成19年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 箕面駅 - 阪急電鉄