沢岻
沢岻(たくし)は沖縄県浦添市の地名。郵便番号901-2112[1]。
地理
[編集]浦添市南部の高台、沢岻川(安謝川支流)左岸に位置し[2]、北から沢岻(44ヘクタール、周長3.5キロメートル)、沢岻一丁目(23ヘクタール、周長2.7キロメートル)、沢岻二丁目(19ヘクタール、周長3.1キロメートル)に分かれる。沢岻一丁目には標高88.9メートルの三角点がある。東を経塚、北を大平、西を内間に接する[3]。
歴史
[編集]現在の沢岻は旧来、沢岻村の一部であった。沢岻村は上沢岻村と呉屋村の合併によって成立した村であり、その名称は1463年に尚徳王がスマトラ島の王に対して提出した照会文書にある「達古是」と関係する可能性がある。1621年の『尚恭浦添王子朝良宛知行目録』には「度支村」と記されている[2]。近代には中頭郡浦添村の一部となり、同村の市制施行に伴い浦添市に属した[3]。令和5年台風第6号により2023年8月1日、当地の擁壁が幅15メートル、延長20メートルに及ぶ土砂崩れを起こしたが、負傷者はなかった[4]。
人口統計
[編集]区分 | 男性 | 女性 | 合計 | 世帯数 | 高齢化率(%、括弧内は最高齢者の年齢・性別) |
---|---|---|---|---|---|
沢岻 | 558 (40.37) | 580 (40.93) | 1138 (40.66) | 462 | 17.7 (104歳女性) |
沢岻一丁目 | 1167 (41.24) | 1198 (44.03) | 2365 (42.65) | 1021 | 20.7 (101歳男性) |
沢岻二丁目 | 594 (41.17) | 651 (43.78) | 1245 (42.54) | 555 | 22.0 (98歳女性) |
教育
[編集]小学校は沢岻509番地から563番地と645番地から695番地1、沢岻二丁目18番から23番が浦添市立内間小学校の学区、それ以外は浦添市立沢岻小学校の学区となっている。ただし、内間小学校区でも沢岻小学校を選択することができ、沢岻小学校区の沢岻1385番地と1386番地と1414番地と1429番地と1468番地、沢岻一丁目49番、沢岻二丁目16番から17番では内間小学校を選択することができる[6]。中学校は全域が浦添市立神森中学校の学区である[7]。
交通
[編集]道路
[編集]沢岻二丁目と内間二丁目・沢岻と内間一丁目の境界を国道330号が南北に通る[3]。
鉄道
[編集]域内に鉄道駅は存在しない。最寄り駅は沖縄都市モノレール沖縄都市モノレール線の古島駅である[3]。
脚注
[編集]- ^ 検索結果 日本郵便、2024年2月11日
- ^ a b 日本歴史地名大系 「沢岻村」の解説 2024年2月11日
- ^ a b c d 沖縄県浦添市字沢岻 (472080132) | 国勢調査町丁・字等別境界データセット ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター、2024年2月12日
- ^ 浦添市沢岻で土砂崩れ コンクリート擁壁が崩れ落ちる 近隣住民らに避難指示 琉球新報、2023年8月4日
- ^ 指定区別年齢別男女別人口調浦添市、2024年2月1日
- ^ 浦添市立小学校及び中学校の指定通学区域に関する規則の一部改正する規則 浦添市、2023年4月1日
- ^ 浦添市立小学校及び中学校の指定通学区域に関する規則の一部改正する規則 浦添市、2023年4月1日