河田勝彦
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河田 勝彦(かわた かつひこ、1944年 - )は、東京都出身の菓子職人。 世田谷区尾山台にオーボンヴュータン(AU BON VIEUX TEMPS)を構えるオーナーシェフ [1]。 日本におけるフランス伝統菓子の第一人者として知られている
経歴
[編集]- 1944年 - 本郷坂下町にて、六人兄弟の五番目の子として生誕。
- 1964年 - 丸の内会館のレストランに就職。東京オリンピックの選手村レストランに出勤。その後、米津風月堂に転職。
- 1967年 - 渡仏。様々なレストラン、菓子店に勤務。
- 1974年 - パリ・ヒルトンのシェフ・ドゥ・パティシエを勤める。
- 1976年 - 帰国。埼玉県浦和に「かわた菓子研究所」を設立。
- 1981年 - 世田谷区尾山台にオーボンヴュータンを開店
- 2012年 - 現代の名工を受賞[2]
- 2023年 - 黄綬褒章受章[3]。
人脈
[編集]河田氏(70歳)のフランスでの部屋の会合「レアール会」に十数人が参加した。
- マルメゾン(世田谷区)の大山栄蔵(64歳)
- パティスリー・ド・フジウ(日野市)の藤生義治(66歳)
- ル・スフレ(港区)の永井春男(64歳)
約200人がオーボンヴュータンで修行した。
- ノリエット(世田谷区)の永井紀之(53歳)
- メゾン・ド・プティ・フール(大田区)の西野之朗(56歳)
- レジオン(横浜市都筑区)の藤巻正夫(56歳)
3ヶ月店で働いた
- モンサンクレール(目黒区)の辻口博啓(47歳)
影響を受け、目標にした
- トシ・ヨロイヅカ(渋谷区)の鎧塚俊彦(48歳)[4]
著作
[編集]- 「簡素なお菓子」(2011/5/14)
- 「古くて新しいフランス菓子」(2010/9/22)
- 「おいしい顔のお菓子たち」(2009/11/21)
- 「伝統(ベーシック)こそ新しい オーボンヴュータンのパティシエ魂」(2009/11/6)
- 「プティ・フールとコンフィズリー―河田勝彦菓子のメモワール」(2008/8)
- 「一流パティシエといっしょに美味しいケーキを作りたい」(2003/11)
- 「ベーシックは美味しい―オーボンヴュータン河田勝彦の菓子」(2002/10/1)
- 「オーボンヴュータン河田勝彦フランス伝統菓子―豊かな風土が育んだ素朴な味、郷土の味-語り継がれてきた菓子づくりの醍醐味」(1993/1)
- 『「オーボンヴュータン」河田勝彦の フランス郷土菓子』(2014/2)誠文堂新光社
- 『すべてはおいしさのために』(2018年1月)自然食通信社
出典
[編集]- ^ 河田勝彦『伝統(ベーシック)こそ新しい』朝日新聞出版、2009年。ISBN 978-4023304642。
- ^ 厚生労働省. “平成24年度 卓越した技能者(現代の名工) 表彰対象者決定”. 2013年6月2日閲覧。
- ^ 『官報』号外232号、令和5年11月6日
- ^ 「熱きパティシエ魂 脈々と」日本経済新聞2014年5月2日夕刊 河尻定記者