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中北薬品

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
活命茶から転送)
中北薬品株式会社
NAKAKITA Co.,Ltd.
本社(2014年9月)
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
460-8515
愛知県名古屋市中区丸の内三丁目5番15号
油伊ビル
北緯35度10分39.4秒 東経136度54分25.3秒 / 北緯35.177611度 東経136.907028度 / 35.177611; 136.907028座標: 北緯35度10分39.4秒 東経136度54分25.3秒 / 北緯35.177611度 東経136.907028度 / 35.177611; 136.907028
設立 1950年5月
創業は1726年
業種 卸売業
法人番号 6180001039139 ウィキデータを編集
事業内容 医薬品および医療機器の卸売等。
代表者 代表取締役社長 中北馨介
資本金 8億6,745万7,700円
売上高 2,156億300万円
(2024年3月期)[1]
営業利益 1億7,000万円
(2024年3月期)[1]
経常利益 7億8,900万円
(2024年3月期)[1]
純利益 5億2,300万円
(2024年3月期)[1]
総資産 1,135億5,200万円
(2024年3月期)[1]
従業員数 1,521名
決算期 3月31日
外部リンク https://www.nakakita.co.jp/
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中北薬品株式会社(なかきたやくひん、英語: NAKAKITA Co.,Ltd.)は、愛知県名古屋市中区に本社を置く、主に医薬品医療機器の卸を扱う企業である。東邦薬品の「株式会社葦の会」の一社でもある。

沿革

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創業者一族

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  • 初代中北伊助(1701 - 1771)は尾張国大野村十王堂(現・常滑市大野町8丁目)で生まれ、12歳で名古屋伝馬町(現・名古屋市中区錦2丁目)の井筒屋油店へ奉公にあがり、25歳で伝馬町6丁目に油屋を創業、井筒屋伊助と称す[3]。46歳のときに薬種業も始める[3]
  • 2代目伊助(1722-1807)は愛知郡日置村(現・名古屋市)に生まれ、18歳で初代伊助の養子となり、家督を継いだのち50歳ころに京町(現・名古屋市中区丸の内3丁目)で薬種を専業で始める[3]
  • 3代目伊助(1773 - 1834)は美濃国梶屋村(現・海津市海津町稲山)に生まれ、30歳のときに2代目伊助の養子となり、1829年に隠居[3]
  • 4代目伊助(1808 - 1856)は2代目伊助の養子となり、21歳で襲名、1846年に木曾産薬種売捌人、1851年には御薬園産薬種売捌人の指定を受けるも1855年に失火のため京町に大火を招く[3]。翌年49歳で死去し、以後は妻のきしが切り盛りする[4]
  • 5代目伊助(善七、1847 - 1920)は美濃国内野村に生まれ、12歳で井筒屋に奉公に上がり、25歳で中北家の養子となり、八神すま(八神製作所創業者である初代八神幸助の妹)と結婚、30歳で伊助を襲名して屋号を中北商店に変え、32歳で町会議員にもなった[3]。隠居後は名を本名の善七に戻し、生まれ故郷の内野村の八幡神社に拝殿1棟を寄進した[3]
  • 6代目伊助(1877 - 1948)は初代八神幸助の長男・幸次郎として生まれ、2歳で中北家の養子となり、31歳で伊助を襲名[3]。5代目伊助の長女・しけと結婚[5]。37歳のとき店を個人経営から会社組織とし、昭和に入ると従業員の制服を洋服に改め、店も洋風に改装、女子事務員採用、本社新築、工場建設など事業拡大し、62歳で長男・増太郎に家督を譲って引退し、幸七と改名[3]。長女のゆきは八神浅治郎(3代目八神幸助)に嫁ぐ[6]。次男の中北鍬次郎は合資会社旭薬品商会の代表のほか本社取締役相談役を務めた[3]
  • 7代目伊助(1907 - 1971)は6代目の長男・増太郎として生まれ、32歳で伊助襲名、没後従六位勲五等瑞宝章を賜わる[3]。長女・富子は岡谷鋼機取締役の伊達喜久三と結婚。
  • 8代目社長・中北智久(1931 - )は7代目の長男[3]
  • 9代目社長・中北馨介(1963 - )は8代目の長男で、北里大学薬学部卒業後、武田薬品に2年務めたのち、中北薬品入社、2004年より代表取締役社長[7]。株式会社葦の会取締役[8]

事業所一覧

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関連会社

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  • 株式会社グリーンファーマシー[9]
  • 株式会社名起通信社[9]
  • 株式会社グリーンサービス[9]
  • 株式会社グリーンぱる[9]
  • 有限会社キスラ[9]
  • ICソリューションズ株式会社[9]

主な取引メーカー

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主な商品

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  • 日本薬局方 エタノール
  • 日本薬局方 消毒用エタノール
  • 日本薬局方 オキシドール
  • 日本薬局方 オリブ油
  • 家庭用リナパス
  • 日本薬局方 グリセリン
  • 日本薬局方 クレゾール石ケン液
  • 日本薬局方 精製水
  • 日本薬局方 炭酸水素ナトリウム
  • 日本薬局方 ハチミツ
  • 日本薬局方 ブドウ酒 - ワインを用いた薬用酒
  • 日本薬局方 ベンザルコニウム塩化物液
  • 日本薬局方 白色ワセリン
  • 活命茶 - 東海地方では「これがなくっ茶」と歌うCMで親しまれている。

備考

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脚注

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  1. ^ a b c d e 中北薬品株式会社 第167期決算公告
  2. ^ 日医工、北海道の消毒剤子会社売却 名古屋の中北薬品に - 日本経済新聞
  3. ^ a b c d e f g h i j k l 『中北薬品二百五十年史』(外部リンク参照)
  4. ^ 第3部 江戸時代中期の部/その5、吉宗が享保の改革 この頃創業した会社・中北薬品 愛知千年企業、北見式賃金研究所/社会保険労務士法人北見事務所
  5. ^ 中北伊助『人事興信録. 4版』(人事興信所、1915)
  6. ^ 中北伊助『人事興信録. 9版(昭和6年)』(人事興信所、1931)
  7. ^ 中北薬品、中北馨介 企業家人物辞典
  8. ^ 会社概要 株式会社葦の会
  9. ^ a b c d e f 関連・グループ会社”. 中北薬品. 2015年12月6日閲覧。

外部リンク

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