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海保博之

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

海保 博之(かいほ ひろゆき、1942年10月1日 - 2021年8月9日)は、日本心理学者筑波大学名誉教授。専門は認知心理学[1]

来歴

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千葉県出身[2]。1961年千葉県立第一高等学校[3]卒業、1965年東京教育大学教育学部心理学科卒業[1] 、1968年東京教育大学大学院博士課程中退[1]

1968年、徳島大学教育学部助手に就任[4]、講師、助教授を経て、1975年7月に筑波大学に転任[5]、1985年3月25日教育学博士、1991年心理学系教授となる[4]。筑波大学では心理学研究科長を務め[5]、加えて2002年から2005年まで筑波大学附属高等学校校長を務めた[6]。2006年3月をもって筑波大学を定年退職する[5]

2006年4月、東京成徳大学応用心理学部教授に就任。同年5月23日、筑波大学より名誉教授の称号を授与される[7]

2011年4月1日、東京成徳大学の副学長に就任[8]。2013年4月より2017年まで同大学学長。 2017年4月、東京成徳大学名誉教授および学術顧問。

2021年8月9日、S状結腸がんのため死去[9]。78歳没。死没日をもって従四位に叙され、瑞宝中綬章を追贈される[10]

著書

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単著

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共著

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編集

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共編

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監修

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翻訳

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  • 『認知革命 知の科学の誕生と展開』(ハワード・ガードナー、佐伯胖共訳、産業図書) 1987.8
  • 『心のシミュレーション ジョンソン・レアードの認知科学入門』(フィリップ・ジョンソン=レアード、横山昭一, 中溝幸夫, 守一雄共訳、新曜社) 1989.11
  • 『インタフェースの認知工学 人と機械の知的かかわりの科学』(J・ラスムッセン、赤井真喜, 加藤隆, 田辺文也共訳、啓学出版) 1990.2
  • 『認知科学通論』(N・A・スティリングス, J・L・ガーフィールド, D・A・ローゼンバウム, L・B・ベーカー・ワード, M・H・ファインシュタイン, E・L・リスランド, S・E・ワイスラー、新曜社) 1991.2
  • 『頭の働きを科学する 学習・記憶・脳』(P・チャンス, T・G・ハリス、村越真, 高田理孝, 古川聡共訳、マグロウヒル出版) 1991.10
  • 『心の働きを科学する 感情・性格・心理療法』(P・チャンス, T・G・ハリス、村越真, 次良丸睦子, 渡辺弥生共訳、マグロウヒル出版) 1991

社会的活動

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脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b c 25歳からのお仕事クリニック”. COBS ONLINE. マイナビ. 2012年7月13日閲覧。
  2. ^ 学長メッセージ”. 東京成徳大学. 2013年6月27日閲覧。
  3. ^ 副学長メッセージ”. 東京成徳大学. 2012年7月13日閲覧。
  4. ^ a b 海保博之の「心を元気にする習慣づくり」”. Nikkei BPnet. 日経BP. 2012年7月13日閲覧。
  5. ^ a b c 海保博之 (2006年2月28日). “定年あいさつ”. 認知的体験. 2012年7月13日閲覧。
  6. ^ できる子は「一点集中力」が違う”. プレジデントファミリー公式サイト. プレジデント社. 2012年7月13日閲覧。
  7. ^ 名誉教授称号授与式”. 速報つくば1126号. 筑波大学. 2012年7月13日閲覧。
  8. ^ 本学副学長に海保博之教授が就任 國分康孝教授は名誉教授に。”. 東京成徳大学 (2011年4月2日). 2012年7月13日閲覧。
  9. ^ 海保博之さん死去 筑波大名誉教授、東京成徳大名誉教授、認知心理学 - 東京新聞 TOKYO Web 2021年8月22日
  10. ^ 『官報』第578号6頁 令和3年9月17日号
  11. ^ ヒューマン・エラー 誤りからみる人と社会の深層”. 新曜社. 2012年7月13日閲覧。
  12. ^ ポジティブマインド スポーツと健康、積極的な生き方の心理学”. 新曜社. 2012年7月13日閲覧。
  13. ^ 学園概要”. 東京成徳学園. 2012年7月13日閲覧。
  14. ^ 専門委員名簿(平成12年度)”. 文部科学省 (2001年3月27日). 2012年7月13日閲覧。
  15. ^ 専門委員名簿(平成13年度)”. 文部科学省 (2002年4月1日). 2012年7月13日閲覧。
  16. ^ 専門委員名簿(平成14年度)”. 文部科学省 (2003年5月30日). 2012年7月13日閲覧。
  17. ^ 理事会および各委員会の紹介”. 日本教育心理学会. 2012年7月13日閲覧。

外部リンク

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