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添田馨

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

添田 馨(そえだ かおる、男性、1955年10月24日 - )は、日本の詩人批評家

経歴

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宮城県仙台市生まれ。1979年、慶應義塾大学文学部独文科卒業。大学在学中は「第七次 三田詩人」に参加。卒業後は会社勤務の傍ら、詩作・評論活動を展開。

1995年以降は「現代詩手帖」等で時評を展開し、詩誌「GENIUS」を瀬尾育生福間健二神山睦美らと刊行し、また小浜逸郎佐藤幹夫らと読書研究会「ショートピースの会」を結成、さらに加藤典洋竹田青嗣橋爪大三郎らの「間共同体研究会」にも関わりを持つ。その傍ら、西村俊一主宰の「国際教育研究」のプロジェクトに参加し、さらに、室伏志畔の「越境としての古代」に執筆、「古代史最前線」の執筆メンバーとしても活動。

2004年、詩集『語族』(思潮社)で第七回小野十三郎賞を受賞。2019年、評論書『クリティカル=ライン 詩論・批評・超=批評』で第二一回小野十三郎賞(詩評論書部門)を受賞。

著作

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  • 詩集『波間いま、時一九七三~一九八三』(林道舎)1981年
  • 文学論集『究極の歌びと』(林道舎)1985年
  • 評論集『戦後ロマンティシズムの終焉――六〇年代詩の検証』(林道舎)1987年
  • 詩集『ふたたびの歌、再会』(七月堂)1988年
  • 詩集『トマトピア叙事詩』(私家版)1989年
  • 評論集『吉本隆明――現代思想の光貌』(林道舎)1989年
  • 評論集『カムフラージュ文化』(デジタル・パブリッシングサービス)2003年
  • 詩集『語族』(思潮社)2004年(第7回小野十三郎賞受賞)
  • 評論集『吉本隆明―論争のクロニクル』(響文社)2010年
  • 『民族』思潮社 2013
  • 天皇陛下〈8・8ビデオメッセージ〉の真実』不知火書房 2016年
  • 詩集『非=戦(非族)』(響文社)2017年
  • 評論集『クリティカル=ライン 詩論・批評・超=批評』(思潮社)2018年
  • 評論集『ゴースト・ポエティカ: 添田馨幽霊詩論集』(響文社)2020年
  • 『異邦人の歌 なかにし礼の〈詩と真実〉』論創社、2021年8月5日。ISBN 978-4-8460-2060-6 
  • 詩集『獄門歌』(思潮社)2022年

また共同編集したものとして、

  • 2007年 「特集・吉本隆明」(「季刊 唯物論研究」99号)