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神山睦美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

神山睦美(かみやま むつみ、1947年 - )は、日本の文芸評論家[1]思想評論家。

経歴

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岩手県水沢市(現・奥州市)生まれ。1965年 岩手県立水沢高等学校卒業。1971年 東京大学教養学部教養学科フランス分科卒業。1972年 東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化修士課程入学(修士を終えずに退学)。桐生外語学院東進ハイスクール河合塾文理など予備校講師を務める[2]

人物

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全共闘活動の後、個人学習塾を開く。その後も、予備校の教壇に立ちながら、在野での思想、評論活動を行う。 詩、小説、思想と批評対象は多岐にわたり、通常1年交替の図書新聞文芸時評を3年間続けた[3]2013年3月17日吉本隆明さん―逝去一年の会」の事務局代表をつとめ、毎年「横超忌」(吉本隆明を偲ぶ会)開催の決定に尽力した[4]文芸評論家加藤典洋と親交があったが、その死に際して、毎日新聞にて「文芸評論家・神山睦美さん故・加藤典洋さんを語る」というインタビューに答えた[5]太平洋戦争時、三菱重工会長として東条英機の内閣顧問を務め、戦後A級戦犯となった郷古潔は大伯父にあたる[6]

受賞歴

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著作

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共著・編著

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出典

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  1. ^ 神山睦美とは(コトバンク)ー「昭和後期-平成時代の文芸評論家」とされている。
  2. ^ 神山睦美『戦争とは何かー略歴』(澪標)311ページ
  3. ^ 図書新聞 2003年1月15日から2005年12月15日まで毎月15日に掲載
  4. ^ 吉本隆明さんの命日 「横超忌」として定着を (産経新聞 2013年3月24日(日)朝刊)
  5. ^ 文芸評論家・神山睦美さん 故・加藤典洋さんを語る 「自分は雑魚」ベースに(毎日新聞 2019/6/6 東京夕刊)
  6. ^ 郷古潔とは(コトバンク)-「1882-1961昭和時代の経営者。岩手県出身」とされている
  7. ^ 第2回鮎川信夫賞発表(「現代詩手帖」2011年4月号10ページ)
  8. ^ 小野十三郎賞に神山さんら(朝日新聞DIGITAL2020年3月26日5時00分)

外部リンク

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