渡辺喜一
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渡辺喜一(わたなべ きいち、1925年11月3日 - 2016年8月20日)は日本の大蔵官僚。日本銀行政策委員会大蔵省代表委員、理財局長、財務官、国際金融情報センター初代理事長、中小企業金融公庫総裁などを歴任。
来歴
[編集]山梨県富士吉田市出身。東京大学法学部法律学科在学中に国家公務員六級職試験(法律職、行政職)、司法試験を合格[1]。東京大学(東京帝国大学)法学部法律学科の入学時はビリであったが、卒業時はトップだったという[2]。1950年 トップの成績で大蔵省入省(理財局為替政策課)[3][1]。1962年6月 主計局主計官補佐(運輸、国鉄係)。1964年7月 大蔵大臣秘書官(事務担当)。1966年8月から1971年7月までは日本輸出入銀行、在米国大使館で勤務。1973年6月 主税局総務課長。1974年6月 国税庁調査査察部長。1975年7月8日 大臣官房審議官(国際金融局担当)。1977年6月17日 大臣官房審議官(銀行局担当)。1978年6月17日 日本銀行政策委員会大蔵省代表委員。1979年7月10日 理財局長。1981年6月26日 財務官。1983年6月7日 退官、大蔵省顧問。同年7月 国際金融情報センター初代理事長。1986年12月 中小企業金融公庫総裁。1991年 日本興業銀行顧問。2016年8月20日 肺炎のため死去[4]。
略歴
[編集]- 1950年4月:大蔵省入省(理財局為替政策課)[1]。
- 1952年3月:通商産業省通商振興局。
- 1953年2月:大阪国税局調査査察部調査第一課。
- 1953年5月:大阪国税局調査査察部調査第五課。
- 1953年7月:外務省経済局総務課。
- 1955年5月:外務省経済局第四課。
- 1955年6月:外務省在連合王国大使館外交官補。
- 1957年4月:外務省在連合王国大使館三等書記官。
- 1958年9月:主税局税関部業務課長補佐。
- 1961年6月:主税局税関部企画課長補佐。
- 1961年11月:関税局総務課長補佐。
- 1962年6月:主計局主計官補佐(運輸、国鉄係)。
- 1964年7月:大蔵大臣秘書官(事務担当)。
- 1965年7月:国際金融局総務課長補佐。
- 1966年8月:日本輸出入銀行審議役。
- 1967年6月:日本輸出入銀行総務部総務課長。
- 1968年4月:日本輸出入銀行総務部次長。
- 1968年5月:外務省在米国大使館一等書記官。
- 1970年7月:外務省在米国大使館参事官。
- 1971年7月:主税局税制第二課長。
- 1973年6月:主税局総務課長。
- 1974年6月:国税庁調査査察部長。
- 1975年7月8日:大臣官房審議官(国際金融局担当)。
- 1977年6月17日:大臣官房審議官(銀行局担当)。
- 1978年6月17日:日本銀行政策委員会大蔵省代表委員。
- 1979年7月10日:理財局長。
- 1981年6月26日:財務官。
- 1983年6月7日:退官。