瀧本哲史
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瀧本 哲史(たきもと てつふみ、1972年1月22日[1] - 2019年8月10日[2])は、日本のエンジェル投資家、経営コンサルタント。京都大学産官学連携本部イノベーションマネジメントサイエンス研究部門客員准教授、株式会社オトバンク取締役、全国教室ディベート連盟副理事長等を歴任した。瀧本孝雄の子。
略歴
[編集]- 父は心理学者の瀧本孝雄[1]。日出学園小学校、麻布中学校・高等学校を経て、東京大学法学部卒業。高校時代はオリエンテーリング部に所属。東大在学中は第一高等学校・東京大学弁論部に所属。1994年、学部卒業と同時に東京大学大学院法学政治学研究科助手に採用。専攻は民法、指導教官は内田貴[1][3]。
- 助手の任期終了後は学界に残らず、1997年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、エレクトロニクス業界のコンサルタントを担当。2000年より、多額の債務を抱えていた日本交通の経営再建に取り組む。
- 1996年に始まったディベート甲子園の基礎を築いた一人で、運営団体の全国教室ディベート連盟理事、事務局長等を歴任[4][5]。
- 2007年から京都大学産官学連携センターの客員准教授を務める(死去まで)。
- 2019年8月10日、病により東京大学病院にて逝去(享年47)[1][6][7]。
- 2020年8月26日、NHKクローズアップ現代+において「2020年の世界を生きる君たちへ~投資家 瀧本哲史さんが残した“宿題”~」放送[8]。
著書
[編集]- 『武器としての決断思考』星海社(出版)講談社(発売)〈星海社新書 1〉、2011年9月。ISBN 978-4-06-138501-6。
- 『僕は君たちに武器を配りたい』講談社、2011年9月。ISBN 978-4-06-217066-6。
- 『武器としての交渉思考』星海社(出版)講談社(発売)〈星海社新書 19〉、2012年6月。ISBN 978-4-06-138515-3。
- 『君に友だちはいらない』講談社、2013年11月。ISBN 978-4062176200。
- 『戦略がすべて』新潮社〈新潮新書〉、2015年12月。ISBN 978-4106106484。
- 『ミライの授業』講談社、2016年7月。ISBN 978-4062200172。
- 『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』星海社〈星海社新書〉、2020年4月。ISBN 978-4065194287。
- 『読書は格闘技』集英社〈集英社文庫〉、2021年5月。ISBN 978-4-08-744247-2。
テレビ出演
[編集]- NHK「ニッポンのジレンマ」(2012年3月)
- NHK「NEWS WEB 24」(2012年4月 - 、毎週水曜日未明〈火曜日深夜〉「ネットナビゲーター(第1期生)」として)- NEWS WEBでは祝日に出演する。
- TBS「新・情報7daysニュースキャスター」(2013年7月13日、ゲストコメンテーター)
脚注
[編集]- ^ a b c d “瀧本哲史の業績と生涯 ~『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』発刊に寄せて~ 瀧本孝雄先生からのご寄稿”. 2020年5月18日閲覧。
- ^ “投資家の滝本哲史さん死去 47歳 京大客員准教授 「僕は君たちに武器を配りたい」”. 毎日新聞. (2019年8月16日) 2019年8月16日閲覧。
- ^ “僕は若手弁護士に武器を配りたい” (PDF). 広報誌2014年8月号. 大阪弁護士会 (2014年8月). 2014年11月30日閲覧。
- ^ 「僕の本業は、投資家なので実はあまり目立たない方がいいんです。」瀧本哲史さんインタビュー【前編】 - 星海社ウェブサイト ジセダイ
- ^ “NADE - 全国教室ディベート連盟”. 全国教室ディベート連盟. 2020年7月1日閲覧。
- ^ 投資家の瀧本哲史さん死去|NHK 関西のニュース - ウェイバックマシン(2019年8月16日アーカイブ分)
- ^ 瀧本哲史「人間と奴隷を分かつたった1つの差」 自由を得るには「武器としての教養」が必要だ東洋経済オンライン、2020/06/30
- ^ 2020年の世界を生きる君たちへ~投資家 瀧本哲史さんが残した“宿題”~|NHKクローズアップ現代+ - ウェイバックマシン(2020年9月4日アーカイブ分)
外部リンク
[編集]- スタッフ紹介 瀧本哲史 - ウェイバックマシン(2012年8月4日アーカイブ分) - 京都大学産官学連携本部イノベーションマネジメントサイエンス研究部門
- 「武器としての決断思考」瀧本哲史 - 星海社新書 | ジセダイ
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