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無能の鷹

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
無能の鷹
ジャンル 脱力系お仕事コメディ[1]
漫画
作者 はんざき朝未
出版社 講談社
掲載誌 Kiss
レーベル KC Kiss
発表号 2019年8月号 -
発表期間 2019年6月25日[2] -
巻数 既刊7巻（2024年1月12日現在）
ドラマ
原作 はんざき朝未
脚本 根本ノンジ
演出 村尾嘉昭、棚澤孝義、高橋由妃
音楽 鈴木真人
制作 テレビ朝日、MMJ
放送局 テレビ朝日系列
放送期間 2024年10月11日 - 予定
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画・テレビドラマ
ポータル 漫画・テレビ・ドラマ

『無能の鷹』（むのうのたか）は、はんざき朝未による日本の漫画作品。『Kiss』（講談社）にて、2019年8月号からシリーズ連載として連載されている[2]。作者のはんざきにとってデビュー後第1作の作品で[3]、初の連載作品である[4]。

2024年10月より、テレビ朝日系列にてテレビドラマが放送予定[4]。

あらすじ

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登場人物

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鷹野 ツメ子（たかの ツメこ）
本作の主人公[4]。有能そうな外見をしているが、中身はポンコツ[5]。
鶸田（ひわだ）
鷹野の同期[5]。無能そうな外見をしているが、能力があり仕事ができる[4][6]。
鳩山（はとやま）
鷹野の指導を担当している[6]。
雉谷（きじたに）
鶸田の指導を担当している[6]。

作風

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放送作家でライターの黒田順子によると、鷹野は前向きな気持ちにさせてくれるキャラクターであり、本作は「肩の力を抜くにはぴったりの作品」である[7]。『このマンガがすごい!』によると、「鷹野を有能と勘違いするクライアントとの絶妙なすれ違いのおかしさがあり、毎度うまくいくことが運んでしまう展開への爽快感」が描かれている作品[8]。

評価

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2020年12月[9]、「このマンガがすごい!2021」オンナ編で第11位を獲得[10]。2021年、「ebookjapanマンガ大賞」にノミネート[11]。2022年1月、日本出版販売による「全国書店員が選んだおすすめコミック 2022」の「出版社のコミック編集・販売担当者より『悔しいけどおもしろい他社作品』を募った」スピンオフ企画「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック 2022」にて、2位を獲得[12]。

ブログ「マンガ食堂」の管理人の梅本ゆうこは、本作を「今までなかったフラットな世界観が新鮮」と評している[13]。ライターの和久井香菜子は本作について「こんな化学反応が起こったらだれもが幸せになりそう」と話している[14]。

書誌情報

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  • はんざき朝未『無能の鷹』講談社〈KC KISS〉、既刊7巻（2024年1月12日現在）
    1. 2020年4月13日発売[5][講 1]、ISBN 978-4-06-519230-6
    2. 2020年10月13日発売[講 2]、ISBN 978-4-06-521125-0
    3. 2021年5月13日発売[講 3]、ISBN 978-4-06-521542-5
    4. 2022年1月13日発売[講 4]、ISBN 978-4-06-526506-2
    5. 2022年9月13日発売[講 5]、ISBN 978-4-06-529051-4
    6. 2023年5月12日発売[講 6]、ISBN 978-4-06-531440-1
    7. 2024年1月12日発売[講 7]、ISBN 978-4-06-534419-4

コラボレート

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2021年10月、『Kiss』が2022年に創刊30周年を迎えることを記念し、BE：FIRSTとコラボレートした企画を開催[15]。本作はグループのメンバーのJUNONとコラボレートしている[15]。同誌2022年1月号では「7作品のキャラクターをイメージした衣装」のピンナップが掲載され、鶸田の衣装をJUNONが着用している[16]。

テレビドラマ

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無能の鷹
ジャンル 連続ドラマ
深夜ドラマ
原作 はんざき朝未
脚本 根本ノンジ
演出 村尾嘉昭
棚澤孝義
高橋由妃
出演者 菜々緒
塩野瑛久
工藤阿須加
さとうほなみ
安藤玉恵
土居志央梨
宮尾俊太郎
永田崇人
鈴木理学
相馬有紀実
高橋克実
井浦新
音楽 鈴木真人
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
製作総指揮 内山聖子（テレビ朝日）
プロデューサー 貴島彩理（テレビ朝日）
本郷達也（MMJ）
製作 テレビ朝日
MMJ
放送
放送チャンネルテレビ朝日系
音声形式ステレオ放送
放送国・地域文字多重放送
解説放送
放送期間2024年10月11日 - （予定）
放送時間金曜 23:15 - 翌 0:15
放送枠金曜ナイトドラマ
放送分60分
公式サイト
テンプレートを表示

2024年10月11日からテレビ朝日列系の「金曜ナイトドラマ」枠で放送予定[4][17]。主演は菜々緒[4]。原作者のはんざきが「ドラマオリジナルの要素もOK」と伝えたことから、原作をブラッシュアップした内容である[4]。

キャスト

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主要人物

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鷹野ツメ子〈23〉
演 - 菜々緒[4]
主人公。新入社員。全身に有能オーラを纏っている営業部員、しかし実は無能。
鶸田道人（ひわた みちと）〈23〉
演 - 塩野瑛久[17]
鷹野と同期の新入社員。努力家で有能だが、全身に気弱そうな雰囲気は取引先に"無能そう"という第一印象になめられてしまい、実績がついてこない。

周辺人物

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雉谷耕太（きじたに こうた）〈32〉
演 - 工藤阿須加[17]
鶸田の指導係の営業部中堅社員。
鵜飼朱音（うかい あかね）〈35〉
演 - さとうほなみ[17]
営業部の中堅社員。
梟井重蔵（ふくろい じゅうぞう）〈40〉
演 - 鈴木理学[18]
営業部員。独身。
白鳥京香（しらとり きょうか）〈40〉
演 - 相馬有紀実[18]
営業部員。ポジティブシンキングが故に、意図せず周囲を苦しめてしまう。
朱雀又一郎（すざく またいちろう）〈58〉
演 - 高橋克実[17]
営業部の部長。鷹野を採用した張本人。
鳩山樹（はとやま いつき）〈45〉
演 - 井浦新[17]
鷹野の指導係の営業部ベテラン社員。
烏森皇子（からすもり おうじ）〈23〉
演 - 永田崇人[18]
人事部員。鷹野と鶸田の同期。愛されキャラに見えるが、実は計算高く行動している。
鵙尾弓（もずお ゆみ）〈35〉
演 - 土居志央梨[18]
開発部のエンジニア。鵜飼の同期。
鵤流星（いかるが りゅうせい）〈37〉
演 - 宮尾俊太郎[18]
開発部のエンジニア。ロックな見た目をしているものの、行動は常識的。
鴫石郁（しぎいし いく）〈45〉
演 - 安藤玉恵[18]
開発部の部長。鳩山の同期。

スタッフ

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テレビ朝日系 金曜ナイトドラマ
前番組 番組名 次番組
伝説の頭 翔
（2024年7月19日 - 9月6日）
無能の鷹
（2024年10月11日 - 〈予定〉）
-
2000年 - 2004年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年 - 2009年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年 - 2014年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年 - 2019年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年 - 2024年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
関連項目
カテゴリ カテゴリ

脚注

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[脚注の使い方]

出典

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  1. ^ “金曜ナイトドラマ『無能の鷹』”. テレビ朝日. 2024年8月14日閲覧。
  2. ^ a b “Kiss 2019年8月号”. Kiss. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  3. ^ はんざき朝未「無能の鷹 第1話「鷹野登場！」」『Kiss』2019年8月号、講談社、2019年6月25日、229頁。 
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o “「無能の鷹」ドラマ化!主演の菜々緒、デキるオーラ全開だが圧倒的に無能なOLに”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年8月6日). 2024年8月12日閲覧。
  5. ^ a b c “有能に見える女と無能に見える男がタッグを組んだお仕事コメディ「無能の鷹」1巻”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年4月13日). 2024年8月14日閲覧。
  6. ^ a b c はんざき朝未「登場人物紹介」『無能の鷹』 7巻、講談社、2024年1月12日、3頁。ISBN 978-4-06-534419-4。 
  7. ^ 黒田順子 (2020年6月2日). “【痛快★お仕事漫画】有能に見える女と無能に見える男がタッグを組んだ。その実態は!?”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  8. ^ このマンガ 2020, p. 78, 「オンナ編 第11位 無能の鷹」
  9. ^ “このマンガがすごい！今年の1位は「チェンソーマン」と「女の園の星」に決定”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月10日). 2024年8月14日閲覧。
  10. ^ このマンガ 2020, p. 17, 「ランキングベスト20 オンナ編 TOP20」
  11. ^ “新設の「ebookjapanマンガ大賞」に20作品ノミネート、投票で割引クーポン当たる”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年12月24日). 2024年8月14日閲覧。
  12. ^ “書店員が選んだおすすめコミック2022、第1位は龍幸伸「ダンダダン」”. コミックナタリー. ナターシャ (2022年1月27日). 2024年8月14日閲覧。
  13. ^ このマンガ 2020, p. 164, 「各界のマンガ好きが選ぶこのマンガがすごい！オンナ編」
  14. ^ このマンガ 2020, p. 172, 「各界のマンガ好きが選ぶこのマンガがすごい！オンナ編」
  15. ^ a b “Kiss創刊30周年記念でボーイズグループ・BE:FIRSTとコラボ、撮り下ろし特典しおりなど”. ナターシャ (2021年10月25日). 2024年8月14日閲覧。
  16. ^ “Kiss×BE:FIRSTのコラボピンナップ、7作品のキャラクターをイメージした衣装で登場”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月25日). https://natalie.mu/comic/news/454957 2024年8月14日閲覧。 
  17. ^ a b c d e f “塩野瑛久が菜々緒の“珍相棒”に　『無能の鷹』に井浦新、工藤阿須加、さとうほなみら出演”. Real Sound｜リアルサウンド映画部. blueprint (2024年8月26日). 2024年8月26日閲覧。
  18. ^ a b c d e f “土居志央梨『虎に翼』“よねさん”から大胆イメチェン「誰…?」 連ドラ『無能の鷹』出演決定”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年9月6日). 2024年9月6日閲覧。

講談社コミックプラス

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以下の出典は講談社コミックプラス（講談社）内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ “『無能の鷹（1）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  2. ^ “『無能の鷹（2）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  3. ^ “『無能の鷹（3）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  4. ^ “『無能の鷹（4）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  5. ^ “『無能の鷹（5）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  6. ^ “『無能の鷹（6）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。
  7. ^ “『無能の鷹（7）』（はんざき 朝未）”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月14日閲覧。

参考文献

[編集]
  • このマンガがすごい！編集部『このマンガがすごい！ 2021』宝島社、2020年12月13日。ISBN 978-4-299-01202-9。 

外部リンク

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漫画
テレビドラマ
Kiss連載中の漫画作品 （2024年7月25日現在）
通常連載
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