熊本マリスト学園中学校・高等学校
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熊本マリスト学園中学校・高等学校 | |
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2020年6月撮影 | |
北緯32度47分0.2秒 東経130度45分1.5秒 / 北緯32.783389度 東経130.750417度座標: 北緯32度47分0.2秒 東経130度45分1.5秒 / 北緯32.783389度 東経130.750417度 | |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人熊本マリスト学園 |
校訓 | 信・望・愛 |
設立年月日 |
高等学校:1961年4月 中学校:1963年4月 |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C143310000069 中学校) D143310000101 (高等学校) | (
高校コード | 43515F |
所在地 | 〒862-0911 |
熊本県熊本市東区健軍二丁目11番54号 | |
外部リンク | 公式サイト |
ウィキポータル 教育 ウィキプロジェクト 学校 |
熊本マリスト学園中学校・高等学校(くまもとマリストがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、熊本県熊本市東区健軍二丁目にある私立中学校・高等学校。日本カトリック学校連合会加盟校。学校名の意味は聖母マリアに仕える者。
概要
[編集]熊本マリスト学園は中高一貫校であり、中学部と高校部がある。中学部は原則的として高校部へ進学することになる。朝の祈りは毎日行われており、教諭が聖書の一節を紹介する。各教室にはキリストの十字架が掲げられている。また、中庭が本校の真ん中に存在し、どこからでもお互いの教室が見えるような構造になっており、開放的な学校となっている。
2010年9月より、創立50周年記念事業として校舎の増築補強工事が開始された。
2017年、茨木寮の一部と小崎寮が取り壊され、跡地に新小崎寮が建てられた。
沿革
[編集]- 1960年 - 起工式。
- 1961年 - 高校部が開校され、73名が入学。
- 1962年 - 別館を工事する。
- 1964年 - 茨木寮着工。中学部開校。
- 1965年 - 強歩大会開始・地方試験を奄美で行う。
- 1967年 - バチカン駐日大使ブルノ・ヴステンベルグ大司教訪問。
- 1968年 - 湖東寮開設・体育祭にバザー登場。
- 1969年 - 地方試験(北九州)を行う・三木寮竣工。
- 1971年 - ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世学校訪問。
- 1972年 - 学園祭開始。
- 1973年 - 健軍寮が開設され、湖東寮が閉鎖される。
- 1975年 - 林記念体育館兼講堂が完成・バチカン駐日大使ヒッポリト・ロトリ大司教学校訪問・プール完成。
- 1983年 - 横綱隆の里俊英学校訪問。
- 1985年 - シャンパニア館完成。
- 1991年 - パトリック校長が91年度をもって校長を勇退。2代目校長に山口潔隆が就任。
- 2000年 - 男女共学化。
- 2008年 - 千玄室来校。
- 2009年 - 学園祭が、体育大会・文化祭に分かれ、毎年5月に行っていた強歩大会が10月に変更になる。
- 2010年 - 創立50周年記念事業(校舎等の増改築工事が行われた)。
- 2011年 - 創立50周年を迎える。
- 2014年 - 体育大会と文化祭がまたマリスト祭としてひとつの行事となり、強歩大会が4月、マリスト祭が9月に変更になる。
- 2017年 - 茨木寮の一部と小崎寮が取り壊され、跡地に新小崎寮が完成。
基礎データ
[編集]制服
[編集]- 男子は紺色のブレザーに、黒色・灰色のズボンに、黄色・赤色のネクタイ。
- 女子は黄土色のブレザーに、青色・赤色のネクタイ、青色・赤色のスカート。2010年より、高校は青、中学は赤色のスカートを着用する。
- 体育服・スリッパは、学年によって色が異なり緑、青、赤がある。
設備
[編集]- 体育館
- 屋外プール
- 運動場
- 寮(1棟)
- 武道場
- シャンパニア館(教室、図書館、ホールなどがある)
- 図書館
- 弓道場
- 聖堂
- 売店(文房具店・パン屋)
- テニスコート(硬式・軟式)
- ハンドボールコート(2面)
- 寮食堂(中学は全員給食、高校も希望者は給食を食べることができる)
- マリストタワー
理事長
[編集]- 初代 - ブラザー・パトリック・フランシス
- ブラパト勇退後、複数人歴任。
- ?代 - ヴィンセント・ヤング・キャンプ
- ?代 - 岩下康
- ?代 - 源島真一郎
- ?代 ー 岩永利晴
校長
[編集]- 初代 - ブラザー・パトリック・フランシス(1961年〜1991年)
- 2代 - ブラザー・山口潔隆(1992年〜1993年)
- 3代 - 深井勤(1993年〜1994年)
- 4代 - 森淳(1995〜2004年、本校体育教員)
- 5代 - 伊東洋介(2004年〜2008年、本校数学教員)
- 6代 - 源島真一郎(2008年〜2013年、前熊本県立第二高等学校校長・3期生)
- 7代 - 岩永利晴(2013年〜2020年、本校英語教員)
- 8代 - 松山秀峰(2020年~2024年)
- 9代-光永 幸生(2024年~現在)
その他
[編集]マリスト卒業生の医師によるマリスト医師会がある。
行事
[編集]- 4月:中学部・高校部入学式
- 4月:高校新入生オリエンテーション、強歩大会
- 6月:創立記念講話
- 9月:マリスト祭(文化発表会・体育発表会)
- 11月:芸術鑑賞教室
- 12月:高校修学旅行(東京・長野、北海道)
- 1月:高校部卒業式
- 3月:中学修学旅行(シンガポール)
- 3月:中学部卒業式
学生寮
[編集]- 小崎寮(中学・高校男子・トマス小崎から)
- 三木寮(中学・高校女子・パウロ三木から)
部活動
[編集]体育系
[編集]文化系
[編集]成績
[編集]- 1970年(昭和45年)- 全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技大会出場
- 1973年(昭和48年)- 全国高等学校総合体育大会空手道競技大会準優勝(男子)
- 1977年(昭和52年)- 全国中学校ハンドボール大会優勝(男子)
- 1983年(昭和58年)- 全国高等学校空手道選抜大会団体組手優勝(男子)
- 1994年(平成6年)- 全国中学校空手道選抜大会団体組手優勝(男子)
- 2004年(平成16年)- 第28回全国高等学校総合文化祭囲碁部門全国大会団体戦出場
- 2015年(平成27年)-第20回全国中学・高校ディベート選手権高校の部優勝
- 2018年(平成30年)-第22回 熊本県高文連吹奏楽専門部 新人コンクール 金賞
著名な出身者
[編集]政治
[編集]実業
[編集]- 渡部肇史(電源開発代表取締役社長・10期生・東京大学法学部卒業)[1]
- 高橋光宏(高橋酒造株式会社代表取締役社長・11期生・北九州市立大学商学部卒業)
- 中村栄輔(モスフードサービス代表取締役社長・中央大学法学部卒業)
- 大川内稔(日本ヒューム株式会社代表取締役社長・上智大学経済学部卒業)
芸能
[編集]- 大江慎也(ミュージシャン・福岡県立東筑高等学校卒業)中学部1年で中退
- 平田輝(ミュージシャン・日本大学工学部卒業)
- ふとがね金太(ミュージシャン・大阪芸術大学芸術学部卒業)
- 三遊亭ふう丈(落語家・駒澤大学経済学部卒業)
- 今吉めぐみ(元SDN48・43期生・同志社大学経済学部卒業)
- 白華れみ(元宝塚歌劇団星組娘役)
- 長木真琴(タレント・ラジオパーソナリティ)
- 玉城満(劇団「笑築過激団」座長。りんけんバンド元メンバー・政治家・岡山理科大学卒業)中学部のみ
- 小松野希海[2](元劇団四季・ミュージカル団体「studio in.K.(スタジオインク)」代表・ローカルタレント・熊本大学教育学部卒業・43期生)2017年から2018年まで中学部で講師[3]を務めた。
- 下司愉宇起(歌手・指揮者・作詞家・音楽プロデューサー・東京芸術大学音楽学部卒業)中学部卒業時に内部進学せず熊本市立必由館高等学校に進学
文化
[編集]- 大場惑(SF作家・11期生・東京理科大学理工学部卒業)
- 梶尾真治(SF作家・3期生・福岡大学経済学部卒業)
- 羅門祐人(作家・12期生・埼玉医科大学医学部中退)
- 瀬口たかひろ(漫画家・大分大学卒業)
- 武田双雲(書道家・31期生・東京理科大学理工学部卒業)
- 武田双龍(書道家・39期生・熊本県立大学卒業)
- 島尾伸三(写真家・4期生・東京造形大学造形学部卒業)
- 小山薫堂(放送作家・20期生・日本大学芸術学部放送学科卒業)
- 内田ぼちぼち(放送作家・32期生・青山学院大学法学部卒業)
マスコミ
[編集]- 惠隆之介(軍事ジャーナリスト・10期生・防衛大学校卒業)
- 中原理菜(テレビ熊本アナウンサー・40期生・横浜国立大学教育人間科学部卒業)
- 畠山衣美(NHKアナウンサー・津田塾大学学芸学部卒業)
- 住吉香音(熊本朝日放送アナウンサー・広島大学経済学部卒業)
- 山崎香佳(毎日放送アナウンサー・西南学院大学人間科学部卒業)
- 平井友莉(KKT熊本県民テレビアナウンサー・フェリス女学院大学文学部卒業)
その他
[編集]- 岡本公三(革命家・共産主義者同盟赤軍派・テルアビブ空港乱射事件実行犯・鹿児島大学農学部卒業)
- 宮津航一(「ふるさと元気子ども食堂」代表・熊本県立大学総合管理学部在学中)
その他
[編集]- 毎年1月31日頃にある高校部卒業式では、熊本県内高校でトップを切って行われるため、多くの報道機関が取材のため来校する。
- 強歩大会では、42.195キロメートルを走る。制限タイムがあり、それを超えると棄権とみなされ、落伍者バスに乗せられる。また2016年に発生した熊本地震の影響により、その年は中止、2017年と2018年では開催できたものの、33km程に変更を余儀なくされている。
学校周辺
[編集]脚注
[編集]- ^ “役員の移動に関するお知らせ” (PDF). 電源開発株式会社. 2016年7月31日閲覧。
- ^ 2016年から2021年現在まで、当校のラジオCMを担当している。
- ^ @komatsunonozomi (2018年10月15日). "今日は、1年1ヶ月英語の先生をさせてもらっていたマリスト中学校で最後の授業日でした👩🏫". Instagramより2021年11月6日閲覧。