片桐洋一
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文化功労者顕彰に際して 公表された肖像写真 | |
人物情報 | |
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生誕 |
1931年9月5日(93歳) ・大阪府大阪市 |
居住 | 日本 |
国籍 | 日本 |
出身校 |
京都大学文学部卒業 京都大学大学院博士課程中途退学 |
学問 | |
研究分野 | 文学 |
研究機関 |
大阪女子大学 関西大学 |
学位 | 文学博士(関西大学) |
称号 | 大阪女子大学名誉教授 |
主な業績 |
古典和歌の歌枕の研究 『伊勢物語』の研究 |
主な受賞歴 | 瑞宝中綬章、文化功労者 |
片桐 洋一(かたぎり よういち、1931年9月5日 - )は、日本の日本文学研究者。大阪女子大学名誉教授。大阪女子大学学長、関西大学文学部教授などを歴任。瑞宝中綬章受章者。文化功労者。
博士(文学)(関西大学・1992年)(学位論文「古今和歌集の研究」)。
来歴
[編集]生い立ち
[編集]大阪市生まれ。1954年京都大学文学部国文科卒。1959年同大学院博士課程退学。
文学者として
[編集]大阪女子大学助教授、1974年教授。1987-1991年学長。1992年「古今和歌集の研究」で関西大学より文学博士の学位を取得。同年定年退官、名誉教授、関西大学教授、2002年退職。2008年春、瑞宝中綬章受勲。2011年文化功労者[1]。
著作
[編集]単著
[編集]- 『伊勢物語の研究 研究篇』明治書院 1968
- 『伊勢物語の研究 資料篇』明治書院 1969
- 『拾遺和歌集の研究 校本篇・伝本研究篇』大学堂書店 1970
- 『中世古今集注釈書解題』1-6 赤尾照文堂 1971-1986
- 『小野小町追跡』笠間書院(笠間選書)1975
- 『歌枕歌ことば辞典』角川書店(角川小辞典)1983
- 『伊勢 恋に生き歌に生き』(日本の作家)新典社 1985
- 『伊勢物語の新研究』明治書院 1987
- 『もとのねざし 大阪女子大学学長の四年間』和泉書院 1991
- 『古今和歌集の研究』明治書院 1991
- 『在原業平・小野小町 天才作家の虚像と実像』(日本の作家)新典社 1991
- 『古今和歌集全評釈』講談社 1998
- 講談社学術文庫(上中下)2019
- 『古今和歌集以後』笠間書院 2000
- 『源氏物語以前』笠間書院 2001
- 『平安文学五十年』和泉書院 2002
- 『柿本人麿異聞』和泉書院(和泉選書)2003
- 『伊勢物語全読解』和泉書院 2013
- 『平安文学の本文は動く 写本の書誌学序説』和泉書院 2015
- 『私の古典文学研究 始めと終り』和泉書院(和泉選書)2017
共編著・校訂
[編集]- 『拾遺和歌集』古典文庫 1964
- 『拾遺和歌集 校異篇』古典文庫 1964
- 藤原長子『校本讃岐典侍日記』松蔭女子学院大学国文学研究室 1966
- 『日本古典文学全集 竹取物語』小学館 1972
- 『鑑賞日本古典文学 第5巻 伊勢物語・大和物語』角川書店 1975
- 菱川師宣『百人一首像讃抄』国書刊行会(版本文庫)1975
- 『拾遺和歌集の研究 索引編』大学堂書店 1976
- 『拾遺抄 校本と研究』大学堂書店 1977
- 『異本源氏こかがみ』和泉書院 1978
- 『伊勢物語 異本対照』和泉書院 1981
- 『完訳日本の古典 第10巻 竹取物語』小学館 1983
- 『全対訳日本古典新書 古今和歌集』創英社 1984
- 『王朝和歌の世界 自然感情と美意識』世界思想社 1984
- 『演習伊勢物語 拾穂抄』青木賜鶴子共編著 勉誠社(大学古典叢書)1987
- 『竹取物語・伊勢物語』国書刊行会(日本文学研究大成)1988
- 『新日本古典文学大系 6 後撰和歌集』岩波書店 1990
- 『新潮古典文学アルバム 伊勢物語・土佐日記』後藤明生共著 新潮社 1990
- 『王朝の文学とその系譜』和泉書院 1991
- 『八雲御抄の研究 枝葉部・言語部』和泉書院 1992
- 『歌枕を学ぶ人のために』世界思想社 1994
- 『毘沙門堂本古今集注』八木書店 1998
- 『伊勢物語古注釈書コレクション』全5巻 和泉書院 1999-2006
- 『王朝文学の本質と変容』和泉書院 2001
- 『八雲御抄の研究 正義部・作法部』和泉書院 2001
- 『小野宮殿実頼集・九条殿師輔集全釈 関西私家集研究会共著』風間書房(私家集全釈叢書)2002
- 『伊勢物語古注釈大成』全5巻 山本登朗共編 笠間書院 2004-2010
- 『元良親王集全注釈』関西私家集研究会共著 新典社(和歌文学注釈叢書)2006
- 『海人手子良集本院侍従集義孝集新注』三木麻子,藤川晶子,岸本理恵共著 青簡舎(新注和歌文学叢書)2010
記念論集
[編集]- 片桐洋一教授古稀記念國文學論集 關西大學國文學會 2002.1
脚注
[編集]- ^ “文化勲章に丸谷才一さん、大滝秀治さんら功労者”. YOMIURI ONLINE (2011年10月25日). 2011年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月12日閲覧。
参考文献
[編集]- 片桐洋一教授略年譜「國文學(関西大学)」2002-01