牙山市
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(牙山郡から転送)
位置 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 아산시 |
漢字: | 牙山市 |
片仮名転写: | アサン-シ |
ローマ字転写 (RR): | Asan-si |
統計(2023年) | |
面積: | 542.18 km2 |
総人口: | 345,796[1] 人 |
男子人口: | 180,223 人 |
女子人口: | 165,573 人 |
行政 | |
国: | 大韓民国 |
上位自治体: | 忠清南道 |
行政区域分類コード: | 34040 |
牙山市の木: | イチョウ |
牙山市の花: | モクレン |
牙山市の鳥: | ワシミミズク |
自治体公式サイト: | 牙山市 |
牙山市(アサンし)は、大韓民国忠清南道の都市。牙山郡と温陽市が合併した都農複合形態市である。市のスローガンは「SMART ASAN」。
概要
[編集]忠清南道北部、ソウル特別市より南に85km・大田広域市より北北西65kmに位置し、京畿道と接している。1995年までは人口15万人程度で推移していたが、首都圏電鉄1号線が市内に乗り入れるなどソウルとの結びつきも年々強くなり、工業化も進み現在の人口まで増加した。その一方で温陽温泉など、温泉リゾート地ともなっている。 2010年の外国人人口は9360人。中国人が4403人とその半数近くを占め、日本人は306人。
地理
[編集]- 山:霊仁山、雪華山、広徳山
- 河川:
- 湖沼:牙山湖
隣接している自治体
[編集]歴史
[編集]- もともと牙山は百済の牙述で、景徳王が陰峯(陰岑とも)に改名し、高麗時代は仁州→牙州を経て李氏朝鮮時代に牙山となった。温陽は湯井(景徳王改名はなし)から温水、新昌は屈直を景徳王が祁梁に変えて高麗が新昌とした。李氏朝鮮時代は一時期温水と新昌を合わせて温昌となり、その後温陽・新昌となった。
- 1914年4月1日 - 郡面併合により、牙山郡・温陽郡・新昌郡を牙山郡として編成。牙山郡に以下の面が成立。[2](12面)
- 霊仁面・仁州面・陰峰面・塩峙面・屯浦面・排芳面・温陽面・松嶽面・湯井面・鶴城面・椒井面・道高面
朝鮮総督府令第111号
朝鮮総督府令第111号 旧行政区域 新行政区域 牙山郡県内面、二北面 霊仁面 牙山郡近南面、遠南面、三西面の一部 塩峙面 牙山郡一北面、一東面、二東面 陰峰面 牙山郡三北面、毛山面 屯浦面 牙山郡新興面、一西面、二西面、三西面の一部 仁州面 温陽郡邑内面、郡内面の一部、西面 温陽面 温陽郡南上面、南下面 松嶽面 温陽郡東上面、東下面、郡内面の一部 排芳面 温陽郡二北面、一北面 湯井面 新昌郡大西面、北面 椒井面 牙山郡徳興面 新昌郡南上面、南下面 道高面 新昌郡郡内面、大東面、小東面 鶴城面
- 1917年10月1日(12面)
- 鶴城面が新昌面に改称。[3]
- 椒井面が仙掌面に改称。
- 1941年10月1日 - 温陽面が温陽邑に昇格。[4](1邑11面)
- 1973年7月1日 - 湯井面の一部(権谷里・毛宗里)が温陽邑に編入。(1邑11面)
- 1983年2月15日 - 新昌面の占梁里・得山里・実玉里、排芳面の南里、湯井面の新里が温陽邑に編入。[5](1邑11面)
- 1986年1月1日 - 温陽邑が温陽市に昇格し、牙山郡から分離。[6](11面)
- 1987年1月1日(11面)
- 排芳面南里が温陽市に編入。
- 湯井面九霊里が排芳面に編入。
- 1990年4月1日 - 塩峙面が塩峙邑に昇格。(1邑10面)
- 1995年
- 1996年1月1日 - 礼山郡新岩面の一部が仙掌面に編入。(1邑10面)
- 1998年6月4日 - 市長選、李吉永が再選。
- 2002年6月13日 - 市長選、姜熙福が当選。
- 2006年5月31日 - 市長選、姜熙福が再選。
- 2009年5月1日 - 排芳面が排芳邑に昇格。(2邑9面)
行政
[編集]- 市長:姜熙福
行政区域
[編集]行政洞・邑・面 | 法定洞・法定里 |
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温陽1洞 | 温泉洞 |
温陽2洞 | |
温陽3洞 | 権谷洞、毛宗洞、新洞 |
温陽4洞 | 実玉洞、拝未洞、防築洞、得山洞、占梁洞 |
温陽5洞 | 龍禾洞、信仁洞、草沙洞、岐山洞 |
温陽6洞 | 邑内洞、左部洞、長存洞、法谷洞、豊基洞、南洞 |
塩峙邑 | 江清里、曲橋里、大洞里、東亭里、芳峴里、白岩里、山陽里、書院里、石斗里、石亭里、松谷里、双竹里、塩星里、中方里 |
排芳邑 | 葛梅里、公須里、九霊里、北水里、細橋里、世出里、水鉄里、新興里、長在里、中里、回龍里、休垈里 |
霊仁面 | 九星里、白石浦里、上星里、城内里、新峰里、新雲里、新峴里、新化里、牙山里、駅里、臥牛里、月船里、蒼龍里 |
仁州面 | 傑梅里、貢税里、観岩里、錦城里、冷井里、大音里、桃興里、牟元里、文方里、密頭里、新城里、海岩里 |
陰峰面 | 徳地里、銅岩里、東川里、山洞里、山亭里、三巨里、小東里、松村里、新寿里、新井里、新休里、双岩里、双龍里、院南里、月朗里、衣食里 |
屯浦面 | 館垈里、屯浦里、鳳在里、山田里、石谷里、松蓉里、市浦里、新南里、新法里、新楊里、新旺里、新項里、念作里、雲橋里、雲龍里 |
松嶽面 | 講堂里、江長里、巨山里、宮坪里、東花里、馬谷里、松鶴里、首谷里、駅村里、外岩里、楡谷里、鐘谷里、坪村里 |
湯井面 | 葛山里、銅山里、梅谷里、鳴岩里、龍頭里、虎山里 |
新昌面 | 佳内里、佳徳里、宮華里、南城里、水長里、新谷里、新達里、五木里、邑内里、昌岩里、杏木里、黄山里 |
仙掌面 | 佳山里、君徳里、宮坪里、大井里、大興里、頓浦里、仙倉里、新徳里、新洞里、新門里、新聖里、獐串里、竹山里、蔡新堰里、洪串里 |
道高面 | 金山里、基谷里、農隠里、徳巌里、道山里、鳳農里、石堂里、柿田里、新堰里、新柳里、新通里、梧岩里、瓦山里、郷山里、禾川里、孝子里 |
警察
[編集]消防
[編集]経済
[編集]産業
[編集]現代自動車、サムスン電子等の企業が牙山に生産拠点を持っている。現在、自動車部品、電子部品など14ヶ所の工業団地がある。黄海に面する港湾である平沢港が近くにあり輸出に適した立地でもある。
サムスン電子が大規模な液晶ディスプレイ工業団地を建設した湯井(タンジョン)地区も牙山市にある。
地域
[編集]教育
[編集]交通
[編集]鉄道
[編集]天安牙山駅と牙山駅は同一地点にある。KTX・SRTはいずれも一部列車が停車し、ソウル駅から無停車の場合の所要時間は35分、水西駅からは28分。
長項線には、ソウル駅方面からの首都圏電鉄1号線が新昌駅まで運行している。市内区間は1時間に2本程度運行。また、ソウル駅 - 新昌駅間にはヌリロが運行し、同区間を1時間40分で結ぶ。龍山駅 - 温陽温泉駅 - 益山駅間にはセマウル号・ムグンファ号が1時間に1本程度運行している。
なお、新昌駅停車列車は全て牙山駅方面への列車となり、同駅から道高温泉駅方面の利用はできない。
バス
[編集]- 温陽高速バスターミナル 温陽温泉駅から東北東に1.1km、市庁から東南東に1.3kmに位置する。ソウル高速バスターミナルへの路線のみの発着で、40分間隔、所要時間1時間30分。
- 温陽市外バスターミナル 高速バスターミナルの東隣に位置する。東ソウル総合バスターミナルへは30〜45分間隔で、所要時間2時間。大田へは30〜60分間隔で所要時間1時間30分。その他仁川国際空港・金浦国際空港・ソウル南部バスターミナル・城南・仁川・安城・維鳩(公州市)・挿橋川(礼山郡)・合徳(唐津市)等への便がある。
- 市内バス 牙山市には同市所属のほか隣接する天安市の市内バスが乗り入れており、両市のバスは無料乗り換えができる。
道路
[編集]市内を通る高速道路はない。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]出身有名人
[編集]姉妹都市
[編集]韓国国内
[編集]韓国国外
[編集]その他、9市と友好都市提携を結んでいる。
その他
[編集]- 柳成企業(自動車部品製造会社)の本社がある。
- S-LCD(ソニーとサムスン電子の合弁会社)の本社がある。
関連項目
[編集]脚注
[編集]外部リンク
[編集]- 牙山市公式サイト(韓国語)
- 牙山教育庁公式サイト(韓国語)