第二言語習得
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第二言語習得(だいにげんごしゅうとく、英語:second-language acquisition)は、学習者が母語の次に言語を学ぶ過程を科学的に解明する学問で、心理学、言語学、教育学などの学際領域である。広義には教授法も含まれる。
第二言語という用語は、第三言語以降の習得も含め、児童期の初期以降に習得し始める言語を意味する。学習される言語は「目標言語 (TL) 」「L2」などと呼ばれる。第二言語習得自体も「SLA」「L2習得」などと言われることもある。
「言語習得」という用語は、アメリカのスティヴェン・クラッシェン(Stephen Krashen)によって、それが形式的「学習」や構造的「学習」との間で対比的に用いられてから、一般的に使用されるようになった。今日、ほとんどの研究者は、クラッシェンの研究に直接言及することがない限り、「言語学習」と「言語習得」という言葉を互換的に用いている。しかしながら「第二言語習得」という言葉は、この研究領域において頻繁に使用される用語として、「第二言語学習」という表現を抑えて、確立された。第二言語習得は、応用言語学の1分野に見なされることが多い。
第二言語習得のモデル
→「第二言語習得の理論」も参照
- 生得主義
- コネクショニズム
- 用法基盤モデル(創発主義)
- 社会文化理論
- モニターモデル(インプット仮説)
- 多次元モデル
- 相互交流仮説
- アウトプット仮説
- フォーカス・オン・フォーム
- アスペクト仮説
第二言語習得の著名な日本人研究者
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
- 馬場今日子
- 原田哲男
- 平井明代
ま行
や行
ら行
わ行
- 若林茂則
- 若本 夏美
参考文献
- 迫田久美子 (2002) 『日本語教育に生かす第二言語習得研究』 アルク
- 白井恭弘 (2004) 『外国語学習に成功する人、しない人〜第二言語習得論への招待〜』 岩波書店
- 山岡俊比古 (1997) 『第2言語習得研究』 桐原ユニ
- パッツィ・M.ライトバウン (著), ニーナ・スパダ (著), 白井 恭弘 (翻訳), 岡田 雅子 (翻訳) (2014) 『言語はどのように学ばれるか――外国語学習・教育に生かす第二言語習得論』 岩波書店