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複合施設ふれんど平尾

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複合施設ふれんど平尾
情報
旧名称 稲城市立稲城第八小学校
用途 生活文化施設
事業主体 稲城市
管理運営 稲城市産業文化スポーツ部市民協働課
所在地 206-0823
東京都稲城市平尾1丁目9番1
位置 北緯35度36分49.7秒 東経139度29分32.3秒 / 北緯35.613806度 東経139.492306度 / 35.613806; 139.492306座標: 北緯35度36分49.7秒 東経139度29分32.3秒 / 北緯35.613806度 東経139.492306度 / 35.613806; 139.492306
特記事項 アクセス:バスやタクシーなどの車か徒歩。
公式ウェブサイト
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ふれんど 平尾の位置(東京都内)
ふれんど 平尾
ふれんど
平尾
所在地

複合施設ふれんど平尾(ふくごうしせつふれんどひらお)は、東京都稲城市平尾にある、廃校を活用した市立の文化施設である。稲城市民や市外住人の福祉活動やスポーツ活動場所のほか、会議・談話・飲食・相談の場所であり、投票所ワクチン接種会場などとして活用されている。また施設内に稲城市郷土資料室が設置され、多くの史跡遺跡・出土品などが存在する稲城市の歴史・文化が学習できるようになっている。

概要

複合施設ふれんど平尾は、平尾一丁目9番にかつてあった稲城市立稲城第八小学校を利用して、2004年(平成16年)7月にリニューアルオープンした[1]。入場無料であるが、施設を団体などが予約利用している場所などは入場禁止である。災害時の指定避難所になっている[2]

最初に施設に入場する時に、敷地内の最も東側にある門扉[3]の近くに、「複合施設ふれんど平尾」という表札がある。また標高が刻まれた碑や、駐車場、レンタル自転車がある。

生活文化施設ふれんど平尾

生活文化施設ふれんど平尾(せいかつぶんかしせつふれんどひらお)は、複合施設ふれんど平尾敷地内にある旧校舎である。公文の書道教室などが施設内にある。談話室と郷土資料室、トイレ、エレベーターなどが無料で使用できる。階段の絵は卒業生が作成した自画像や金閣寺の絵などである。卒業アルバムの表紙も自画像などであり、文章も手書きが多い。

  • 屋上:フェンスがあるので小学校当時には入ることができ、教師が勧めた剣玉や駒回しや風景画の写生などをしていた。上空から見ると生活文化施設の東側に「ふれ平尾」という文字がある。中央には太陽光パネルを設置している。
  • 4階:元音楽室のプレイルームや、面接室などがある。
  • 3階:調理室や実習室、会議室、相談室などがある。
  • 2階:工作室や実習室、会議室、元校長室、元放送室からなる。防犯カメラが設置されている。郷土資料室などがある。
  • 1階:防災倉庫や受付事務室、談話室のほか、パンやクッキーなどを購入できるエイトピア工房、シルバー人材の作業室などがある。グラウンド近くの市民ホール(旧図書館)前に玄関・受付があり、ワクチン接種会場などがある。市民ホール近くの絵は、小学校時代から平尾台原遺跡が注目されていたので、歴史に関する絵になっていた[要出典]。防音室(旧保健室)と市民ホールはワクチン接種会場として使われており、防音室は2022年(令和4年)6月から10月までの毎週木曜日、市民ホールは同年7月31日まで使用される予定であったが、10月31日までに延長された[4]

施設利用には予約と利用料金がいる

施設を文化活動やスポーツ活動などのため団体や個人で利用するには、受付事務室や電話で質問するか、事務室近くのパソコンや施設外パソコン、携帯電話、スマートフォンで、稲城市公共施設予約サイトにて予約する[5]。市外の一個人でも利用できるが、構成員の過半数が稲城市民でないと利用できないこともあり、また団体別に許可条件が変わってくる。利用料金は主に1時間で数百円であり料金改定もする[6]。また公共利用や駐車場利用、談話室は占有不可だが予約無しで無料な場合もある。

体育館

ふれんど平尾南側にある建物は、元は体育館であり、当時は出入口は5つほどあり、体育用具の収納室もあった。バスケットボール・バレーボールが1面、卓球3台、軽体操、ダンス、レクリエーションなどが出来る。フットサルは使用できない。ネットや卓球台などはあるが、ボール等は各団体で用意する。空調も使用できるが料金がかかる[7]。舞台があり小学校当時には、江戸時代の時代劇などを生徒が演技し、2階からスポットライトをあてた。

選挙の投票は昔からこの体育館で行われている。期日前投票は停留所「台原」と平尾団地の近くの平尾自治会館で行われる。生活文化施設ふれんど平尾と体育館の間の道には、ポンプや小学校当時には花壇などもあり、児童が栽培していた。選挙は施設内ではなく、この道を通り体育館に入り投票した。この道以外でも、駐車場とよみうりカントリークラブの間の道からも、グラウンドに行ける。小学校当時には、児童が縄文土器を作るクラブ活動が、この道の市民ホール近くで行われていた。児童が体育などをする時は、旧校舎から渡り廊下を通り体育館に入場した。投票ではこの入口が出口だった[要出典]。ただ令和4年7月10日の参議院選挙の投票所は、入場整理券を見ると談話室となっている。

グラウンド

ふれんど平尾内の西側にある。元は小学校の校庭である。地面は芝はなく砂である。少年軟式サッカーや少年野球は1面ほど出来る。グラウンドゴルフ、ランニングなどもできる。軟式野球の防球ネット、ベース、ボール等は各団体で用意する。サッカーゴールは1対あるが、ボール、ゴールネットは各団体で用意する。また、ラインは各自で引く。グラウンドゴルフのボール、ゴールポスト等は各団体で用意する。ナイターは手動スイッチ方式で利用できるが料金がかかる[8]

春には門の近くのグラウンドに桜が咲く。小学校当時にはこの辺で体育で相撲をした。山を切り崩して作ったためか、施設の敷地を囲む高いコンクリートの崖があったり、施設の周辺でも花が咲いている。体育用具を入れる建物が北側にあったが、今は空き地になっている[要出典]。グラウンドは、ワクチン接種会場のため、2022年(令和4年)4月1日から7月31日までの毎週土曜日を使用停止期間とする予定であったが、8月31日までに延長している[9]

稲城市立稲城第八小学校

稲城市立稲城第八小学校(いなぎしりつ いなぎだいはち しょうがっこう)は、かつて東京都稲城市平尾にあった公立小学校である。創立が1976年(昭和51年)3月25日であり、2002年(平成14年)4月8日、稲城第五小学校・稲城第八小学校を統合し、稲城市立平尾小学校が開校した。

2002年(平成14年)の統合1年目は、旧稲城第八小学校の校舎を使用。2003年(平成15年)4月より校舎のリニューアルが完了し、平尾小学校の現校舎(旧稲城第五小学校)を使用。その後、2004年(平成16年)7月に複合施設ふれんど平尾を開館した。

1983年(昭和58年)頃にテレビで児童や教室内などが放送されたこともある。1984年(昭和59年)時点での、学級数は合計25クラスで、児童数は全学年合計で930名(世代人口が最も多かった時期だと推測)で、職員数は37名(講師・事務員を含む)であった。

史跡・遺跡などが多かったため文化的活動が活発化

平尾地域では、縄文時代から古墳時代奈良時代にかけての複合遺跡である平尾台原遺跡をはじめ、寺社などの史跡が多くあったので、学校でも1クラス全員の児童が制作した「金閣寺」などの歴史に関する絵を飾り活動のほか、歴史・文化的活動として書道や縄文土器の製作、コマ回しやけん玉検定などが推進された。卒業アルバムの表紙は児童に水彩絵の具などで描かせ、卒業アルバムには鎌倉の大仏の前で児童を撮影した集合写真があったり、卒業アルバムの文集の絵も児童が描くかイラスト素材でデザインするなどの創作活動も行っていた[要出典]

現在のふれんど平尾は耐震などの見えない部分で改修されているようだが、小学校当時の建物や壁に飾ってある絵などからして、さほどは変わっていない。ただしプールは駐車場になり、グラウンド付近の体育用具を入れる倉庫などは空き地になっている[独自研究?]稲城市郷土資料室近くでは、小学校当時に児童が縄文土器を作るクラブ活動があった。よみうりカントリークラブの森林やふれんど平尾の近郊には、古沢都古遺跡[10]という縄文時代の遺跡もあり、今も森林や畑が多く児童がよく見学に行った。東京近郊では珍しいトレイル(自然歩道)が残る古沢緑地や、その近くには東京都では唯一の平尾入定塚や、源義経が立ち寄った九朗明神社もあり、竹や木にも囲まれているので大昔の雰囲気が味わえる。

また稲城第五小学校の多くの児童が住んでいた都県境近くの平尾団地には、御座松塚という鎌倉時代の末に新田義貞に敗れた幕府将士の供養塔と松があったが、明治時代初期に近隣に移設したとされ、現在は供養塔と松は無いが、フェンスで囲われ大きな横断歩道や階段と隣接している。稲城第八小学校の児童の多くが住んでいた平尾団地の中心部な近隣公園なども、多くの縄文遺跡や稲荷林などがあり、大勢の人が集まる盆踊りも行われていた[11]

開館時間

郷土歴史資料室の開館時間は午前9時から午後5時であり[12]、ふれんど平尾は午前9時から午後9時までであり、休日は月曜日および、12月29日から翌年の1月3日(同日が月曜日である時はその翌日)までである[13]

交通アクセス

  • 小田急バスだと、発車本数は少ないがJR南武線南多摩駅や、京王相模原線稲城駅や、本数が多い小田急線新百合ヶ丘駅の南口から乗車し、停留所「台原」で下車し、徒歩5分ほどで到着する。その途中の理容店の近くの丁字路になった車道の前の空き住宅地が、平尾台原遺跡の大きなエリアの中心地であり、セブンイレブン稲城市平尾店がある交差点の向かいの公文教室の前の歩道が、2番目に大きなエリアの中心地である。
  • iバスだと小田急多摩線はるひ野駅や、小田急多摩線栗平駅や、京王相模原線若葉台駅や、JR南武線南多摩駅から乗車し、停留所「文化センター・ふれんど平尾」を下車すると、杉山神社の御旅所が近くにあり、そこから徒歩1分ほどで到着する。
  • タクシーだと、発車本数が多い小田急線新百合ヶ丘駅の南口から乗車しても行ける[14]。他の駅はタクシーが多くとまっていない。帰りの場合は、この辺は交通量が少ないのでタクシーをつかまえづらい。この地域のタクシー会社は電話で迎車依頼も出来るが、神奈川県のタクシー会社だと、神奈川県から東京都に行くのは出来ないこともあるが、神奈川県側の小田急線新百合ヶ丘駅などに行く場合は出来ることもある。
  • 徒歩だと最短は小田急線新百合ヶ丘駅北口から25分ほどかかり、小田急多摩線栗平駅で45分ほどかかり、小田急多摩線五月台駅だと山道を通れば50分ほどで、他の駅はそれ以上かかかる。
  • ふれんど平尾の敷地内には、自動車がとめられる駐車場がある。東側の門扉の付近には、元プールも駐車場になっており、元からあった駐車場の他も駐車場になっているので、車をとめられる台数は少なくはない。駐車場の利用料は無料である[15]
  • ふれんど平尾の東側の門扉の近くの玄関が一般客の出入り口となる。玄関には施設利用などを質問などが出来る受付事務室や、飲料の自動販売機や施設案内パンフレットや、市民などが文化活動や会議などで施設使用の予約などが出来るパソコンがある。また施設外のパソコンや携帯電話やスマートフォンでも、稲城市公共施設予約サイトで予約などが出来る[16]。ふれんど平尾の建物内の多くは土足で通行できる。受付事務室の隣りに選挙の投票所にもなる談話室があり、その隣りには廊下にも展示されている自家製なパンやクッキーなどの販売場所[17]や、トイレやエレベーターや階段などがあり、その先の2階が郷土資料室となる。
  • この平尾地域では、ふれんど平尾の東側の門扉の付近と、平尾入定塚の近くの最も東側のブランコなどがある平尾入定塚児童公園内のみに、乗ったり返すことが、スマートフォンなどのアプリで出来る貸し自転車がある[18]


外部リンク

脚注

  1. ^ No.19 複合施設ふれんど平尾がリニューアルオープン”. 稲城市. 2019年12月27日閲覧。
  2. ^ 震災時の指定緊急避難場所・指定避難所 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月4日閲覧。
  3. ^ 複合施設ふれんど平尾 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月8日閲覧。
  4. ^ 生活文化施設ふれんど平尾 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月7日閲覧。
  5. ^ 稲城市公共施設予約システム 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月4日閲覧。
  6. ^ 令和2年4月1日から各種使用料・手数料を改定しました 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月6日閲覧。
  7. ^ 複合施設ふれんど平尾(体育館・グラウンド) 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月7日閲覧。
  8. ^ 複合施設ふれんど平尾(体育館・グラウンド) 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月7日閲覧。
  9. ^ 複合施設ふれんど平尾グラウンドの利用について(利用停止期間延長) 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月7日閲覧。
  10. ^ 神奈川県川崎市麻生区古沢都古遺跡発掘調査報告書”. sitereports.nabunken.go.jp. 2022年7月6日閲覧。
  11. ^ 平尾 盆踊り -2022年- [祭の日]”. 祭の日. 2022年7月8日閲覧。
  12. ^ 郷土資料室のご案内 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月4日閲覧。
  13. ^ 生活文化施設ふれんど平尾 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月3日閲覧。
  14. ^ yuta. “新百合ヶ丘 バス タクシー乗り場! | 町田駅沿線の暮らし情報”. 2022年7月8日閲覧。
  15. ^ 複合施設ふれんど平尾(体育館・グラウンド) 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月7日閲覧。
  16. ^ 稲城市公共施設予約システム 稲城市ホームページ”. www.city.inagi.tokyo.jp. 2022年7月4日閲覧。
  17. ^ エイトピア工房 |”. 2022年7月4日閲覧。
  18. ^ 自転車ステーションMAP | シェアサイクルのHELLO CYCLING”. HELLO CYCLING -どこでも借りられて好きな場所で返せる自転車シェア. 2022年7月4日閲覧。

参考文献

  • 卒票アルバム(第8回卒業記念)昭和59年3月 稲城市立稲城第八小学校