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2004年6月8日 (火) 17:48時点における版
哺乳綱 | ||||||||
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分類 | ||||||||
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亜綱/下綱 | ||||||||
哺乳類は、脊椎動物門哺乳綱(ほにゅうこう)に属する生物の総称である。 乳で子供を育てる。哺乳類という呼称は、ドイツ語のSaugtierの翻訳。saugen(母乳を飲む)とTier(動物)から由来している。
進化史
中生代三畳紀(約2億5100万年前~約2億800万年前)に哺乳類型爬虫類と呼ばれる一連の爬虫類から分かれて進化した。 恐竜の全盛時代であるジュラ紀、白亜紀の哺乳類はネズミほどの大きさで、生態系の重要な地位を占めることのない存在だった。 しかし、約6400万年前、恐竜が絶滅すると、哺乳類は爆発的に進化し、多種多様な種が現れた。現在では地中や水中などを含め、地球上のあらゆる環境に何らかの哺乳類が生息している。
特徴
- 授乳で子供を育てる。
- 一定の高い体温をもつ恒温動物である。
- 体毛をもち、体温の発散を防いでいる。
- 筋肉でできた横隔膜をもち、胸腔と腹腔とを分けている。
- 原獣亜綱の種(現存はカモノハシ目のみ)は卵生であり、獣亜綱の種(現存哺乳類の殆ど)は胎生である。
- 獣亜綱の内、後獣下綱の種は体外部の育児嚢で子を育てる。真獣下綱の種は胎内の胎盤で子を育てる。
分類
ジュラ紀に出現。現存はカモノハシ目の一目のみ。卵生。
- カモノハシ目 (単孔目) w:Monotremata
- 後獣下綱 - 白亜紀後期に出現。胎盤が不完全で育児嚢で育てる。
- フクロネズミ目 Marsupialia - 多目に分けることもある(詳細は後獣下綱 参照)。
- 真獣下綱 (有胎盤類) - 白亜紀に出現。現在も繁栄。
- アリクイ目 (貧歯目) w:Edentata - 分布は南米大陸のみ。
- モグラ目 (食虫目) w:Insectivora - 原始的な有胎盤類
- ツパイ目 (登木目) w:Scandentia - 分布は東南アジアのみ。1科
- ヒヨケザル目 (皮翼目) w:Dermoptera - 分布は東南アジアのみ。1科1属
- コウモリ目 (翼手目) w:Chiroptera - 種数では全哺乳類の1/4を占める。
- サル目 (霊長目) w:Primates - 白亜紀に出現。
- ネコ目 (食肉目) w:Carnivora - 新生代第三紀の初めに出現。
- クジラ目 w:Cetacea - 白亜紀末にウシ目の仲間から進化。
- ゾウ目 (長鼻目) w:Proboscidea - かって繁栄したが、現存は2種のみ
- ジュゴン目 (海牛目) w:Sirenia - ゾウ目の祖先から進化
- ウマ目 (奇蹄目) w:Perissodactyla
- イワダヌキ目 w:Hyracoidea - 分布はアフリカ大陸のみ、ゾウ目の近縁
- ツチブタ目 (管歯目) w:Tubulidentata - 現存は1種のみ
- ウシ目 (偶蹄目) w:Artiodactyla
- センザンコウ目 (有鱗目) w:Pholidota - アリクイ目の近縁
- ネズミ目 (げっ歯目) w:Rodentia - 種数では全哺乳類の1/2を占める。
- ウサギ目 w:Lagomorpha
- ハネジネズミ目 (長脚目) w:Macroscelidea - 分布はアフリカ大陸のみ、1科