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2016年6月8日 (水) 04:21時点における版
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基礎情報 | ||||
四股名 | 岩﨑 → 英乃海 | |||
本名 | 岩﨑 拓也 | |||
愛称 | 岩ちゃん | |||
生年月日 | 1989年6月11日(35歳) | |||
出身 | 東京都江戸川区 | |||
身長 | 185cm | |||
体重 | 156kg | |||
BMI | 45.58 | |||
所属部屋 | 木瀬部屋 | |||
得意技 | 右四つ・寄り・押し | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 西前頭13枚目 | |||
最高位 | 西前頭12枚目 | |||
生涯戦歴 | 145勝100敗3休(25場所) | |||
幕内戦歴 | 24勝36敗(4場所) | |||
優勝 |
十両優勝1回 序二段優勝1回 序ノ口優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2012年5月場所 | |||
入幕 | 2015年7月場所 | |||
趣味 | テレビ番組鑑賞 | |||
備考 | ||||
2016年5月22日現在 |
英乃海 拓也(ひでのうみ たくや、1989年6月11日 - )は、東京都江戸川区出身で、木瀬部屋所属の現役大相撲力士。本名は岩崎 拓也(いわさき たくや)。身長185cm、体重156kg。血液型はA型。最高位は西前頭12枚目(2016年3月場所)。目標とする力士は常幸龍。[1]追手風部屋の岩崎は弟であり、日大相撲部の副主将も務めていた。[2]
来歴
2人兄弟の長男として生まれた。江戸川区立上一色小学校1年次に相撲を始めた。10歳で台東区立小松竜道場に通い始め、小学生時代から道場で出る団体戦のレギュラーメンバーを務めた。中学校は葛飾区立大道中学校に進学し、中学校の相撲部でも1年次からレギュラーとして活躍している。道場も葛飾白鳥相撲教室に移籍。葛飾白鳥相撲教室と中学の1学年上には千代大龍が、7学年上には大道がいるが、中学相撲部でのレギュラー入りは千代大龍より英乃海のほうが先である。2004年4月の台東区春季相撲大会では、前月に中学を卒業し足立新田高校に進学していた千代大龍と決勝戦で対決して勝利し、優勝をしている。小学・中学と大活躍をした英乃海は、中学を卒業して埼玉栄高校に進学し、相撲部に入部。1年次から団体戦レギュラーメンバーとなり、インターハイ団体連覇を経験。2年次の秋からは1年間主将も務めた。2年次に高校相撲金沢大会で個人優勝をするなど、高校時代は団体・個人共に活躍した。高校卒業後は複数の相撲部屋からスカウトもあったが、日本大学に進学し、相撲部に入部。同級生には大喜鵬が、1学年上には常幸龍がいる。しかし、大学3年ごろから稽古に真面目に打ち込まなくなったため[1]、大学卒業までの4年間で主だったタイトルを獲得することはなかった。
大学卒業は大相撲の道へ進み、大学の先輩である木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)が師匠を務め、目標とする常幸龍も所属している木瀬部屋に入門、2012年5月場所で前相撲から初土俵を踏む。初めて番付に名前が載った翌7月場所はいきなり序ノ口優勝を決め[3]、序二段上位まで躍進した翌9月場所も7戦全勝の序二段優勝とし[4]、この時点で14連勝。翌11月場所は三段目に昇格したが、この場所で連勝は16でストップした。
2013年1月場所で幕下に昇進して以降は幕下に定着し、同年11月場所では関取昇進の可能性がある幕下15枚目以内の地位まで番付を上げた。2014年に入ると体重が急増して相撲の圧力も増すようになると、東幕下9枚目の地位で迎えた7月場所と最高位を更新して西幕下2枚目とした9月場所をそれぞれ6勝1敗とし、場所後の番付編成会議で11月場所での新十両昇進が決定した。[5]関取昇進を確定させた折には「2年で(関取)に上がりたいと言っていたけど、そんなに甘くないと思っていた。大学時代はやることやらずにいたけど、今は一生懸命やってるので」と、プロ入り後の充実した稽古が実った様子を語り、[6]四股名も新十両昇進を機に本名から「英乃海(ひでのうみ)」に改める。この四股名は日本大学相撲部監督の田中英壽の名前から「英」、母親の名前から「乃」、師匠の現役時代の四股名から「海」をとったものである。当初は「木瀬ノ富士」という候補もあったという。[1]東京都からの新十両は、2012年9月場所の大喜鵬(2013年5月場所から出身地を福岡県飯塚市に変更)以来戦後46人目。この場所は3日目の魁戦で左足首を捻挫し、直後には自力で歩行することができないほどの重傷を負った。全治6週間と診断され、4日目から途中休場。後に中日から再出場し、結果として場所を7勝5敗3休で終えた(うち1敗は不戦敗)。[7][8][9]2015年1月場所は5日目まで1勝4敗と不調であったもののそれ以降は追い上げ、最終的には9勝6敗の勝ち越し。5月場所は東十両5枚目で11勝4敗の好成績を挙げて、7月場所で新入幕を果たした。[10]
入幕後は2場所続けて負け越して十両に陥落したが、陥落2場所目の2016年1月場所で十両優勝を果たし、続く3月場所で再入幕。同時に自己最高位も更新した。
エピソード
- 序ノ口と序二段での優勝決定戦は、共に同期同部屋の濱口と対戦したが、同じ部屋の2人が2場所続けて優勝決定戦に出場するのは、優勝決定戦制度が誕生して以降で初めてのことであった[11]。
- 2012年11月場所で初土俵からの連勝記録が16でストップしたが、この16勝目の相手は大砂嵐で、連勝ストップとなる初黒星の相手は貴月芳だった。2場所連続で優勝決定戦を戦った濱口も同様に連勝記録が伸びていたが、濱口の連勝記録14の最後の相手と連勝ストップの相手も、それぞれ大砂嵐と貴月芳で、2人は同じ組み合わせで連勝記録が終わったことになる。
- 2014年9月場所9日目の5番相撲で関取昇進を確定させた際には、師匠の木瀬が45歳の誕生日(9月23日)を迎える前日であることに触れて「くさいけど、いい親孝行、恩返しをしたい気持ちがあった」とコメントしていた。[6]
- Twitterを利用している。
主な成績
2016年5月場所終了現在
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
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2012年 (平成24年) |
x | x | (前相撲) | 東序ノ口17枚目 優勝 7–0 |
東序二段11枚目 優勝 7–0 |
西三段目18枚目 6–1 |
2013年 (平成25年) |
東幕下36枚目 4–3 |
西幕下28枚目 3–4 |
西幕下39枚目 5–2 |
東幕下26枚目 4–3 |
西幕下20枚目 4–3 |
西幕下15枚目 4–3 |
2014年 (平成26年) |
西幕下12枚目 4–3 |
西幕下8枚目 4–3 |
東幕下5枚目 3–4 |
東幕下9枚目 6–1 |
西幕下2枚目 6–1 |
東十両11枚目 7–5–3[12] |
2015年 (平成27年) |
西十両11枚目 9–6 |
東十両7枚目 8–7 |
東十両5枚目 11–4 |
東前頭13枚目 6–9 |
西前頭15枚目 6–9 |
東十両3枚目 8–7 |
2016年 (平成28年) |
西十両2枚目 優勝 11–4 |
西前頭12枚目 7–8 |
西前頭13枚目 5–10 |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴
- 岩﨑 拓也(いわさき たくや) 2012年5月場所 - 2014年9月場所
- 英乃海 拓也(ひでのうみ たくや)2014年11月場所 -
脚注
- ^ a b c ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2014年11月号(九州場所展望号) 34頁
- ^ 初場所の新弟子検査11人全員パス デイリースポーツ 2015年1月7日
- ^ 千代の国が十両初優勝 序ノ口Vは日大出身の岩崎 スポニチアネックス 2012年11月9日閲覧
- ^ 常幸龍が十両優勝、序二段は岩崎/秋場所 SANSPO.COM 2012年11月9日閲覧
- ^ 出羽疾風が新十両 出羽海部屋4年ぶり 日刊スポーツ 2014年10月1日(2014年10月1日閲覧)
- ^ a b 岩崎、新十両昇進濃厚で親方に「恩返し」 nikkansports.com 2014年9月22日19時51分
- ^ 大相撲九州場所:嘉風、大砂嵐、英乃海が休場 毎日新聞 2014年11月30日(日)
- ^ 英乃海が左足首負傷…4日目から休場濃厚 nikkansports.com 2014年11月11日16時29分
- ^ 負傷休場の幕内嘉風、再出場へ 新十両英乃海も 中日新聞 2014年11月15日 17時27分
- ^ 新大関照ノ富士は西に 名古屋場所は10場所ぶり4大関、宝富士が新小結 SANSPO.COM 2015年6月29日(2015年6月29日閲覧)
- ^ NHK・大相撲中継 2012年9月23日放送
- ^ 左足関節捻挫により4日目より途中休場。中目から再出場。
関連項目
外部リンク
- 英乃海 拓也 (@I7jQY4qo2io47YG) - X(旧Twitter)
- 英乃海 拓也 - 日本相撲協会
- 英乃海 拓也 - 相撲レファレンス