コンテンツにスキップ

「フェリス・オケンド」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
88行目: 88行目:
2016年3月22日、同月5日に行われたWBA世界ヘビー級タイトルマッチ(ルスラン・チャガエフ対[[ルーカス・ブラウン]]戦)の試合直後にVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)によって行われたドーピング検査で、ブラウンの尿から違反薬物の[[クレンブテロール]]の陽性反応が検出され<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/big-daddy-fails-drug-test#.VvKU8tKLRdh Big Daddy Fails Drug Test] WBA公式サイト 2016年3月22日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/35813/ 豪初のヘビー級王者ブラウン、薬物検査で陽性反応] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月22日</ref><ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/boxing/story/_/id/15035971/lucas-browne-failed-drug-test-fight-vs-ruslan-chagaev |title= Lucas Browne fails drug test administered after Ruslan Chagaev bout |publisher= ESPN.com |date= 2016-3-22 |accessdate= 2016-4-13}}</ref>、同年5月12日、WBAは予備検体からもクレンブテロールの陽性反応が検出されたブラウンから王座を剥奪し、出場停止6ヵ月(同年11月12日まで)の処分を科し、オケンドに対しWBA世界ヘビー級5位のルスラン・チャガエフとの指名試合に向けた対戦交渉を開始するよう義務付けた<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/lucas-browne-stripped-and-suspended-for-six-months#.VzVMiSOCgm8 Lucas Browne Stripped and Suspended for Six Months] WBA公式サイト 2016年5月12日</ref><ref>[http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2016/05/13/kiji/K20160513012578100.html WBAヘビー級王者 ドーピング違反で王座剥奪へ] スポニチアネックス 2016年5月13日</ref>。
2016年3月22日、同月5日に行われたWBA世界ヘビー級タイトルマッチ(ルスラン・チャガエフ対[[ルーカス・ブラウン]]戦)の試合直後にVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)によって行われたドーピング検査で、ブラウンの尿から違反薬物の[[クレンブテロール]]の陽性反応が検出され<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/big-daddy-fails-drug-test#.VvKU8tKLRdh Big Daddy Fails Drug Test] WBA公式サイト 2016年3月22日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/35813/ 豪初のヘビー級王者ブラウン、薬物検査で陽性反応] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月22日</ref><ref>{{cite web|url= http://espn.go.com/boxing/story/_/id/15035971/lucas-browne-failed-drug-test-fight-vs-ruslan-chagaev |title= Lucas Browne fails drug test administered after Ruslan Chagaev bout |publisher= ESPN.com |date= 2016-3-22 |accessdate= 2016-4-13}}</ref>、同年5月12日、WBAは予備検体からもクレンブテロールの陽性反応が検出されたブラウンから王座を剥奪し、出場停止6ヵ月(同年11月12日まで)の処分を科し、オケンドに対しWBA世界ヘビー級5位のルスラン・チャガエフとの指名試合に向けた対戦交渉を開始するよう義務付けた<ref>[http://www.wbanews.com/boxing-news/lucas-browne-stripped-and-suspended-for-six-months#.VzVMiSOCgm8 Lucas Browne Stripped and Suspended for Six Months] WBA公式サイト 2016年5月12日</ref><ref>[http://www.sponichi.co.jp/battle/news/2016/05/13/kiji/K20160513012578100.html WBAヘビー級王者 ドーピング違反で王座剥奪へ] スポニチアネックス 2016年5月13日</ref>。


2016年5月21日、WBAのメンドーサ会長は「WBAのドーピング規定に則り同年3月5日に行われたルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果は無効試合とします。敗者となっていたチャガエフは試合前の地位であるWBA世界ヘビー級王者に復帰することとなります。」と述べ、ルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果はブラウンの10回2分2秒TKO勝ちから無効試合に変更となり、WBA世界ヘビー級王座はチャガエフに正式に返還された。WBA世界ヘビー級王者に復帰したチャガエフとの指名試合に向けた対戦交渉の締結を待つとのこと<ref>[http://www.worldboxingnews.net/2016/05/21/news/chagaev-to-defend-belt-against-oquendo-browne-result-a-no-contest Chagaev to defend WBA belt vs Oquendo, Browne loss a no contest] World Boxing News 2016年5月21日</ref><ref>[http://teiken.com/news/oversea.html R.チャガエフがWBAヘビー級レギュラーチャンピオンに復活] 帝拳ジム公式サイト 2016年5月23日</ref>。
2016年5月21日、WBAのメンドーサ会長は「WBAのドーピング規定に則り同年3月5日に行われたルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果は無効試合とします。敗者となっていたチャガエフは試合前の地位であるWBA世界ヘビー級王者に復帰することとなります。」と述べ、ルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果はブラウンの10回2分2秒TKO勝ちから無効試合に変更となり、WBA世界ヘビー級王座はチャガエフに正式に返還された。<ref>[http://www.worldboxingnews.net/2016/05/21/news/chagaev-to-defend-belt-against-oquendo-browne-result-a-no-contest Chagaev to defend WBA belt vs Oquendo, Browne loss a no contest] World Boxing News 2016年5月21日</ref>。


2016年6月8日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドはWBA世界ヘビー級4位に据え置かれた<ref>[http://www.wbanews.com/wp-content/uploads/rankings/2016-may.pdf World Boxing Association Ranking] WBA公式サイト 2016年6月8日</ref>。
2016年6月8日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドはWBA世界ヘビー級4位に据え置かれた<ref>[http://www.wbanews.com/wp-content/uploads/rankings/2016-may.pdf World Boxing Association Ranking] WBA公式サイト 2016年6月8日</ref>。

2016年7月26日、WBAはルスラン・チャガエフに対して2014年7月6日に行ったフェリス・オケンドとのWBA世界ヘビー級王座決定戦の認定料40,750ドル(約400万円)を支払うようくり返し求めてきたが、最終期限に設定した2016年7月14日までに支払いが無かったこと。また、オケンドとの指名試合を行う意思を示さなかった為、チャガエフからWBA世界ヘビー級王座を剥奪した<ref>[http://www.wbaboxing.com/boxing-news/chagaev-stripped-of-wba-world-heavyweight-title#.V5hWG9KLRdg Chagaev Stripped of WBA Heavyweight Title] WBA公式サイト 2016年7月26日</ref><ref>[http://www.fightnews.com/Boxing/wba-strips-chagaev-lucas-browne-update-348623 WBA strips Chagaev + Lucas Browne update] Fightnews.com 2016年7月26日</ref><ref>[http://boxingnews.jp/news/39548/ 元日本王者の芹江匡晋が引退、プンルアン王座陥落] Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月27日</ref>。


== 獲得タイトル ==
== 獲得タイトル ==

2016年8月23日 (火) 13:54時点における版

フェリス・オケンド
基本情報
本名 フェリス・オケンド
通称 Fast Fres
The Big O
階級 ヘビー級
身長 188cm
リーチ 203cm
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 (1973-04-01) 1973年4月1日(51歳)
出身地 プエルトリコの旗 プエルトリコ
サンフアン
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 45
勝ち 37
KO勝ち 24
敗け 8
テンプレートを表示

フェリス・オケンドFres Oquendo 1973年4月1日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。プエルトリコサンフアン出身。イリノイ州シカゴ在住。

来歴

1997年5月10日、アマチュア時代110戦105勝5敗の実績を引き下げプロデビュー。3回2分30秒TKO勝ちで白星でデビューを飾った。

1998年11月13日、ブルース・ダグラスと対戦し初回1分10秒TKO勝ち。

1999年1月16日、ダンカン・ドキワリと対戦し6回3-0(2者が58-55、59-54)の判定勝ち。

2000年12月10日、ウィーリー・チャップマンと対戦し4回2分33秒KO勝ち。

2001年3月23日、クリッフォード・エティエネと対戦し8回1分37秒KO勝ち。

2001年9月2日、オベド・スリヴァンとNABF北米ヘビー級王座決定戦を行い11回38秒KO勝ちで王座獲得に成功した。

2002年4月13日、デビッド・トゥアと対戦しキャリア初黒星となる9回1分54秒TKO負けで初防衛に失敗し王座から陥落した。

2002年12月14日、アトランティックシティボードウォーク・ホールWBAフェデラテンヘビー級王座決定戦をジョージ・アリアスと行い11回アリアスの右目を腫れがひどいため、ドクターストップ。王座獲得に成功した。

2003年9月20日、世界初挑戦。IBF世界ヘビー級王者クリス・バードと対戦し、12回0-3(113-115、112-116、111-117)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した。

2004年4月17日、マディソン・スクエア・ガーデンでWBA世界ヘビー級王者ジョン・ルイスと対戦し、11回2分33秒TKO負けを喫し王座獲得に失敗し、最初の現役引退を表明。

2006年2月16日、ダニエル・ディスポと対戦し、9回1分55秒TKO勝ちで2年ぶりの現役復帰戦を白星で飾った。

2006年5月25日、ジャビエル・モーラとWBOラテンアメリカヘビー級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちで王座獲得に成功した。

2006年11月10日、アラモドームイベンダー・ホリフィールドUSBA全米ヘビー級王座決定戦を行い、0-3の判定負けで王座獲得に失敗した。

2007年7月20日、エリエセア・カスティーヨとWBCラテンアメリカヘビー級王座決定戦を行い、3-0の判定勝ちで王座獲得に成功と同時にWBOラテンアメリカ王座初防衛に成功した。

2008年12月13日、ジェームス・トニーとIBA世界ヘビー級並びにNABO北米ヘビー級王座決定戦を行い12回1-2の判定負けで王座獲得に失敗した。

2009年6月26日、シカゴのUIC・パビリオンでブルース・セルドンとNABA北米ヘビー級暫定王座決定戦を行い、9回2分35秒KO勝ちで王座獲得に成功した。

2010年2月20日、デメトリス・キングとNABA北米ヘビー級王座統一戦並びにUSBA全米ヘビー級王座決定戦を行い、キングの9回終了時棄権でNABA北米王座統一とUSBA全米王座獲得に成功した。

2010年5月6日、元WBA・WBC世界クルーザー級スーパー王者ジャン=マルク・モルメクと対戦し、0-3の判定負けを喫した。

2010年12月7日、オリバー・マクカールとIBFインターコンチネンタルヘビー級王座決定戦を行い、1-2の判定負けを喫し2度目の現役引退を表明した。

2012年3月3日、トラビス・フルトンとの対戦で2度目の現役復帰。2回2分58秒失格勝ち。

2012年5月25日、ジョエル・アベルとWBAフェデラテンヘビー級王座決定戦を行い9回1分53秒TKO勝ちで王座獲得に成功した。

2013年6月8日、デリック・ロージーとWBAフェデラテン王座と空位のNABA北米ヘビー級王座を懸け対戦し、3-0の判定勝ちを収めWBAフェデラテン王座の初防衛とNABA北米王座獲得に成功した。

2014年7月6日、チェチェン共和国グロズヌイアフマド・アレーナで、元WBA世界ヘビー級王者でWBA世界ヘビー級3位のルスラン・チャガエフとWBA世界ヘビー級王座決定戦を行うが、12回0-2(114-114、2者が113-115)の判定負けを喫し王座獲得に失敗した[1][2]。試合後のドーピング検査でオケンドから禁止薬物のタモキシフェンアナストロゾールの陽性反応が検出された[3]

2014年7月8日、WBAは最新ランキングを発表し、チャガエフに敗れ王座獲得に失敗したオケンドはWBA世界ヘビー級7位にランクインされた[4]

2015年10月8日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドをWBA世界ヘビー級4位にランクインした[5]

2015年10月17日、ドイツのキールでWBA世界ヘビー級王者ルスラン・チャガエフと1年3ヶ月ぶりの再戦を行う予定だったが、オケンドが同月6日のスパーリング中に肩を負傷したため中止となった[6]

2015年11月10日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドはWBA世界ヘビー級4位に据え置かれた[7]

2015年11月13日、肩を負傷したオケンドが最低でも2016年5月までは試合が出来ないとのメディカルリポートに基づき、チャガエフとの再戦が不可能になった[8]

2015年12月10日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドをWBA世界ヘビー級5位にランクインした[9]

2016年3月21日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドをWBA世界ヘビー級4位にランクインした[10]

2016年3月22日、同月5日に行われたWBA世界ヘビー級タイトルマッチ(ルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦)の試合直後にVADA(ボランティア・アンチ・ドーピング協会)によって行われたドーピング検査で、ブラウンの尿から違反薬物のクレンブテロールの陽性反応が検出され[11][12][13]、同年5月12日、WBAは予備検体からもクレンブテロールの陽性反応が検出されたブラウンから王座を剥奪し、出場停止6ヵ月(同年11月12日まで)の処分を科し、オケンドに対しWBA世界ヘビー級5位のルスラン・チャガエフとの指名試合に向けた対戦交渉を開始するよう義務付けた[14][15]

2016年5月21日、WBAのメンドーサ会長は「WBAのドーピング規定に則り同年3月5日に行われたルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果は無効試合とします。敗者となっていたチャガエフは試合前の地位であるWBA世界ヘビー級王者に復帰することとなります。」と述べ、ルスラン・チャガエフ対ルーカス・ブラウン戦の試合結果はブラウンの10回2分2秒TKO勝ちから無効試合に変更となり、WBA世界ヘビー級王座はチャガエフに正式に返還された。[16]

2016年6月8日、WBAは最新ランキングを発表し、オケンドはWBA世界ヘビー級4位に据え置かれた[17]

2016年7月26日、WBAはルスラン・チャガエフに対して2014年7月6日に行ったフェリス・オケンドとのWBA世界ヘビー級王座決定戦の認定料40,750ドル(約400万円)を支払うようくり返し求めてきたが、最終期限に設定した2016年7月14日までに支払いが無かったこと。また、オケンドとの指名試合を行う意思を示さなかった為、チャガエフからWBA世界ヘビー級王座を剥奪した[18][19][20]

獲得タイトル

  • NABF北米ヘビー級王座
  • WBAフェデラテンヘビー級王座
  • WBOラテンアメリカヘビー級王座
  • WBCラテンアメリカヘビー級王座
  • NABA北米ヘビー級暫定王座
  • USBA全米ヘビー級王座
  • NABA北米ヘビー級王座

脚注

  1. ^ チャガエフが“空位”のWBAヘビー級正規王座獲得 Boxing News(ボクシングニュース) 2014年7月7日
  2. ^ Chagaev wins WBA heavyweight title with majority decision over Oquendo WBA公式サイト 2014年7月7日
  3. ^ Notes: Caballero announces retirement”. ESPN.com (2014年11月24日). 2015年2月22日閲覧。
  4. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2014年7月8日
  5. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年11月10日
  6. ^ Fres Oquendo hurt sparring, pulls out of bout vs. Ruslan Chagaev”. ESPN.com (2015年10月6日). 2015年10月7日閲覧。
  7. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年11月10日
  8. ^ Ruslan Chagaev to Face Lucas Browne WBA公式サイト 2015年11月13日
  9. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年12月10日
  10. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2016年3月21日
  11. ^ Big Daddy Fails Drug Test WBA公式サイト 2016年3月22日
  12. ^ 豪初のヘビー級王者ブラウン、薬物検査で陽性反応 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月22日
  13. ^ Lucas Browne fails drug test administered after Ruslan Chagaev bout”. ESPN.com (2016年3月22日). 2016年4月13日閲覧。
  14. ^ Lucas Browne Stripped and Suspended for Six Months WBA公式サイト 2016年5月12日
  15. ^ WBAヘビー級王者 ドーピング違反で王座剥奪へ スポニチアネックス 2016年5月13日
  16. ^ Chagaev to defend WBA belt vs Oquendo, Browne loss a no contest World Boxing News 2016年5月21日
  17. ^ World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2016年6月8日
  18. ^ Chagaev Stripped of WBA Heavyweight Title WBA公式サイト 2016年7月26日
  19. ^ WBA strips Chagaev + Lucas Browne update Fightnews.com 2016年7月26日
  20. ^ 元日本王者の芹江匡晋が引退、プンルアン王座陥落 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年7月27日

関連項目

外部リンク