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2016年10月19日 (水) 12:17時点における版
ライオネル・リッチー | |
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2011年4月、オーストラリア / ニュージーランドツアーでの様子。 | |
基本情報 | |
出生名 | Lionel Brockman Richie |
生誕 |
1949年6月20日(75歳) アメリカ合衆国,アラバマ州,タスキーギ |
ジャンル |
ソウル R&B ポップ ポップ・ロック |
職業 |
シンガーソングライター ミュージシャン 作詞家 作曲家 編曲家 音楽プロデューサー 俳優 |
担当楽器 |
ヴォーカル ピアノ キーボード サックス |
活動期間 | 1967年 - 現在 |
レーベル | Island, MCA, Motown |
公式サイト |
lionelrichie |
ライオネル・ブロックマン・リッチー・ジュニア(Lionel Brockman Richie, Jr.、1949年6月20日 - )は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサーである。ブラックミュージックを超越した、黒人のポップスターとして評価の高いアーティストの一人。なお、現在までの全世界アルバムトータルセールスは、1億枚以上を誇る[1]。
人物
1974年に、コモドアーズのメンバーとしてデビュー。1982年からはソロ活動を行うようになり、1983年にリリースされたアルバム『オール・ナイト・ロング(Can't Slow Down)』は、全世界でトータルセールス2000万枚を超える彼の一大出世作である。そんな彼の代表曲でもある「エンドレス・ラブ」や「オール・ナイト・ロング」等は、時代を超えるR&Bのスタンダードナンバーとして、現在も非常に人気が高い。
プライベートでは、1975年に大学で知り合ったブレンダ(Brenda Harvey)と結婚しており、彼女と共に、1983年にニコール・リッチーを養子に迎え入れている。しかし1993年に離婚し、25億円の慰謝料を支払ったと言われている[2]。
歴史
デビュー
アラバマ州タスキーギ出身。1967年、タスキーギ大学在学中にコモドアーズを結成。同大学卒業後、オーバーン大学の大学院に学んだが、1971年7月よりジャクソン5のオープニングアクトを務め[3]、その後モータウンと契約。ライオネルは、サックスを担当していた。
コモドアーズ
コモドアーズは、1974年にアルバム『マシン・ガン』でデビューする。当初は、演奏面に比重を置いたファンク・バンドであったが、やがてライオネルの甘い歌声をフィーチャーしたバラード曲「イージー」などのヒットを飛ばし、その路線を押し進めるようになる。
ライオネルは、作曲家としても数々のアーティストに曲を提供、ケニー・ロジャースの「レイディ」は、1980年に全米1位の大ヒットとなる。翌1981年には、ダイアナ・ロスとのデュエット曲「エンドレス・ラブ」も、全米1位の大ヒットを記録した。現在もデュエット・バラードの定番となっている。
ソロ活動
1982年、ライオネルはコモドアーズを脱退し、初のソロ・アルバム『ライオネル・リッチー』を発表。同年に「トゥルーリー」が全米1位の大ヒットとなり、この曲でグラミー賞最優秀男性ポップ・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞した[4]。翌1983年に発表したアルバム『オール・ナイト・ロング(Can't Slow Down)』はグラミー賞最優秀アルバム賞と最優秀プロデューサー賞を獲得し、同アルバムからのシングルのうち「オール・ナイト・ロング」と「ハロー (心の扉)」は全米ナンバーワン・ヒットとなった[4]。
1985年にはマイケル・ジャクソンとの共作で、USAフォー・アフリカのチャリティー曲「ウィ・アー・ザ・ワールド」を作曲。居並ぶスーパースターたちの中で名誉ある歌い出しを務めた。1986年発表の『セイ・ユー、セイ・ミー(Dancing on the Ceiling)』からは「セイ・ユー、セイ・ミー」が自身5曲目の全米1位を獲得するが[4]、この後ライオネルはしばらく表舞台から退いた。なお、「セイ・ユー、セイ・ミー」でアカデミー歌曲賞を受賞している。
1996年に、10年ぶりとなる復帰作を発表し、その後もマイペースでアルバムを発表しているが、母国アメリカではヒットしなかった。近年では、養子の娘ニコール・リッチーがテレビパーソナリティとして人気者となっており、また、離婚した元妻から請求された莫大な慰謝料と豪勢な生活ぶりが報じられるなど、音楽以外の面で話題になってしまっている。
2006年、2年ぶりのアルバム『カミング・ホーム』がBillboard 200で初登場6位にランクインし、彼にとって初めてとなるBillboardチャート初登場TOP10入りを果たした。その後もセールスを伸ばし続け、結果的に50万枚以上を売り上げ、全米でゴールド・ディスクを獲得。久々のヒット作となった。
2009年、3年ぶりとなるニューアルバム『ジャスト・ゴー』をリリースし、Billboard 200で初登場24位にランクインした。今作では、エイコン等の新鋭アーティストとも共演を果たしており、非常にポップな作品となっている。同年7月7日、マイケル・ジャクソンの追悼会にて「"Jesus is Love"」を披露した。
2012年3月5日、ケニー・ロジャースら多くの有名カウントリー歌手とデュエットを行ったコラボレーションアルバム『タスキーギ』がリリースされた。カナダ、ドイツ、イギリスを初めととする数多くのナショナルアルバムチャートにて上位を獲得。既にデンマークでは、ゴールドディスクを獲得している[5]。また、全米アルバムチャートにおいても、15万枚近くを売り上げ、初登場2位を記録した(※最高位は1位)[6]。これは、サウンドスキャンが1991年にアルバムの販売枚数を調査し始めて以来、彼にとっては、自身最高の初週売り上げ枚数である[6]。
近年の活動
元々は、欧米諸国やアジア諸国で非常に人気が高いライオネルだが、近年、彼の人気はモロッコやドバイを始めとするアラブ諸国でも高まっており、この地域でのライヴ活動も増えてきている。
ディスコグラフィ
アルバム
- 1982年 ライオネル・リッチー - Lionel Richie (US POP #3/R&B #1)
- 1983年 オール・ナイト・ロング - Can't Slow Down (US POP #1/R&B #1)
- 1986年 セイ・ユー、セイ・ミー - Dancing on the Ceiling (US POP #1/R&B #4)
- 1992年 バック・トゥ・フロント/ライオネル・リッチー・グレイテスト・ヒッツ - Back To Front(ベスト盤) (US POP #19/R&B #7)
- 1996年 ラウダー・ザン・ワーズ - Louder Than Words (US POP #28/R&B #15)
- 1997年 トゥルーリー〜ベスト・オブ・ラヴ・ソングス - Truly: The Love Songs(ベスト盤)
- 1998年 タイム - Time (US POP #152/R&B #77)
- 2000年 ルネッサンス - Renaissance (US POP #62/R&B #54)
- 2002年 アンコール:ベスト・ライヴ - Encore: Live At Wembley Arena
- 2003年 ザ・デフィニティヴ・コレクション - The Definitive Collection(ベスト盤) (US POP #19/R&B #31)
- 2004年 ジャスト・フォー・ユー - Just for You (US POP #47/R&B #22)
- 2006年 カミング・ホーム - Coming Home(初登場TOP10入り初の作品) (US POP #6/R&B #3)
- 2007年 Live In Paris (US POP #--/R&B #54)
- 2009年 ジャスト・ゴー - Just Go (US POP #24/R&B #9)
- 2012年 タスキーギ - Tuskegee (US 200 #1)
シングル
1981年
- Endless Love duet with Diana Ross (US POP #1/R&B #1)
1982年
- Truly (US POP #1/R&B #2)
1983年
- You Are (US POP #4/R&B #2)
- My Love (US POP #5/R&B #6)
- All Night Long (All Night) (US POP #1/R&B #1)
- Running With The Night (US POP #7/R&B #6)
1984年
- Hello (US POP #1/R&B #1)
- Stuck On You (US POP #3/R&B #8)
- Penny Lover (US POP #8/R&B #8)
- Say You, Say Me (US POP #1/R&B #1)
1986年
- Dancing On The Ceiling (US POP #2/R&B #6)
- Love Will Conquer All (US POP #9/R&B #2)
- Ballerina Girl (US POP #7/R&B #5)
1987年
- Deep River Woman with Alabama (US POP #71/R&B #--)
- Se La (US POP #20/R&B #12)
1992年
- Do It To Me (US POP #21/R&B #1)
- My Destiny (US POP #--/R&B #56)
- Love, Oh Love
1996年
- Don't Wanna Lose You (US POP #39/R&B #17)
- Ordinary Girl (US POP #101/R&B #76)
- Still In Love
1998年
- Time
- I Hear You Voice
2000年
- Angel (US POP #70/R&B #--)
- Don't Stop The Music
2001年
- Tender Heart
- The One with Juliette
2003年
- To Love A Woman with Enrique Iglesias
2004年
- Just For You (US POP #92/R&B #--)
- Long Long Way To Go
2006年
- I Call It Love (US POP #62/R&B #19)
- What You Are (US POP #--/R&B #57)
- Why
2008年
- Face In The Crowd
- Good Morning
2009年
- Just Go
映像作品
- 2003年 Collection
受賞歴
- グラミー賞
- 1983年 Best Male Pop Vocal Performance "Truly"
- 1985年 Album of the Year "Can't Slow Down"
- 1986年
- Song of the Year "We Are the World" performed by USA for Africa
- Record of the Year "We Are the World" performed by USA for Africa
- アメリカン・ミュージック・アワード
- 1983年 Favorite Pop/Rock Single "Truly"
- 1984年 Favorite Soul/R&B Single "All Night Long(All Night)"
- 1985年
- Favorite Pop/Rock Male Artist
- Favorite Pop/Rock Video "Hello"
- Favorite Pop/Rock Male Video Artist
- Favorite Soul/R&B Male Artist
- Favorite Soul/R&B Video "Hello"
- Favorite Soul/R&B Male Video Artist
- 1987年
- Favorite Pop/Rock Male Artist
- Favorite Pop/Rock Video "Dancing on the Ceiling"
- Favorite Soul/R&B Male Artist
- Favorite Soul/R&B Male Video Artist
日本公演
- 1983年
- 1987年
- 2014年
その他
脚注・出典
- ^ “2009年のニュース - Lionel Richie”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2015年11月23日閲覧。
- ^ http://www.tv-asahi.co.jp/ss/252/special/top.html
- ^ “History 1971 - The Jacksons - The Official Website”. J5 Enterprises LLC. 2015年11月23日閲覧。
- ^ a b c “Lionel Richie - Awards”. AllMusic. 2015年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月13日閲覧。
- ^ Andy Hermann (March 29, 2012). “Certificeringer”. IFPI Denmark. March 29, 2012閲覧。
- ^ a b Keith Caulfield (2012年3月28日). “Madonna, Lionel Richie Set For Big Billboard 200 Debuts”. Billboard. 2015年11月23日閲覧。