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2016年11月6日 (日) 08:42時点における版
ドナ・サマー Donna Summer | |
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2009年 | |
基本情報 | |
出生名 | LaDonna Adrian Gaines |
生誕 |
1948年12月31日 アメリカ合衆国・マサチューセッツ州ボストン |
死没 |
2012年5月17日(63歳没) アメリカ合衆国・フロリダ州キーウエスト |
ジャンル |
ディスコ、ダンス、ハウス、 テクノ、ポップ、ユーロ・ビート、エレクトロ |
職業 | 歌手、音楽プロデューサー |
活動期間 | 1968年 - 2012年 |
レーベル |
Casablanca Geffen Atlantic Mercury Epic Burgundy |
公式サイト | Official site |
ドナ・サマー(Donna Summer、1948年12月31日 - 2012年5月17日)は、アメリカ合衆国のディスコ歌手、ディスコ・クイーン。マサチューセッツ州ボストン近郊のドーチェスター出身。グラミー賞を5回受賞した[1]。
「ディスコの女王(Queen of Disco)」の異名を持つ。
経歴
1968年にミュージカル「ヘアー」のヨーロッパ公演でデビュー、1971年にファーストシングル、1974年にファーストアルバムを発表した[2]。
1970年代にジョルジオ・モロダーのプロデュースにより、ディスコ・ミュージックの第一人者として活躍し「ディスコの女王」(Queen of Disco)と呼ばれ、一世を風靡した[1]。
1980年にデヴィッド・ゲフィン率いるゲフィン・レコードへ古巣のカサブランカ・レコードから移籍。その後、彼女が「AIDSはゲイに対する天罰である」と発言したとされ、ファンの多くがゲイであった[3]ために反感を買った[4][5]。1991年、彼女はこうした報道に対して否定コメントを記者会見上で涙ながらに発表している[要出典]。
1990年代から2000年代にかけては目立ったヒット曲はないが、元祖ディスコクイーンたる由縁か、ビルボードのダンスまたはクラブ・チャートにおいてトップ10入りする常連であった。
2008年5月に9年ぶり(オリジナルアルバムとしては17年ぶり)となる『Crayons』を発表、ここからのシングル3曲「I'm a Fire」「Stamp Your Feet」「Fame (The Game)」そして「To Paris With Love」が2008年から2010年にかけて4曲連続でビルボードのダンス・チャートで1位を記録。「To Paris With Love」は、彼女にとってビルボードの各シングル・チャートにおける通算22曲目の1位となった。
主なヒット曲は、「ホット・スタッフ」「愛の誘惑」「恋はマジック」「マッカーサー・パーク」「バッド・ガール」「情熱物語」「イッツ・フォー・リアル」「アイ・ウィル・ゴー・ウィズ・ユー」「ラスト・ダンス」 など。
2013年に、ロックの殿堂入りを果たした。授賞式ではケリー・ローランドがプレゼンターを務め、彼女の家族が受賞し、ジェニファー・ハドソンが「バッド・ガール」「ラスト・ダンス」のカバーを披露した。
ディスコグラフィー
アルバム
- Lady of the Night(1974年日本未発売)-インディーズアルバム
- Love to Love You Baby 愛の誘惑(1975年)-メジャーアルバム第1弾
- A Love Trilogy ラブ・トリロジー(1976年)-メジャーアルバム第2弾
- Four Seasons of Love フォー・シーズンズ・オブ・ラブ(1976年)-メジャーアルバム第3弾
- I Remember Yesterday アイ・リメンバー・イエスタデイ(1977年)-メジャーアルバム第4弾
- Once Upon a Time ワンス・アポン・ア・タイム(1977年)-メジャーアルバム第5弾
- Live and More ライブ・アンド・モア(1978年)-メジャーアルバム第6弾(発売当時LP2枚組の1面〜3面が、1st〜5thからの楽曲のライヴ録音。4面がリチャード・ハリスのカヴァー曲「マッカーサーパーク組曲」という構成が、アルバムタイトルの所以。)
- Bad Girls 華麗なる誘惑(1979年)-メジャーアルバム第7弾
- On the Radio オン・ザ・レイディオ (1979年)-ベストアルバム第1弾:全16曲入り-メジャーアルバム第8弾
- The Wanderer ワンダラー(1980年)-メジャーアルバム第9弾。ゲフィン・レコード移籍第1作
- Donna Summer 恋の魔法使い(1982年)-メジャーアルバム第10弾。彼女の名前が冠した記念すべきアルバム。
- She Works Hard for the Money 情熱物語(1983年)-メジャーアルバム第11弾
- Cats Without Claws キャッツ・ウィズアウト・クロウズ(1984年)-メジャーアルバム第12弾
- All Systems Go オール・システムズ・ゴー(1987年)-メジャーアルバム第13弾
- Another Place and Time アナザー・プレイス・アンド・タイム(1989年)-メジャーアルバム第14弾
- Mistaken Identity ミステイクン・アイデンティティー(1991年)-メジャーアルバム第15弾
- Christmas Spirit クリスマス・スピリット(1994年)-メジャーアルバム第16弾。クリスマスの名曲が色んなジャンルによってカヴァーされた。
- I'm a Rainbow アイム・ア・レインボー(1996年、しかしレコーディングは1981年)-メジャーアルバム第17弾。度重なる延期の末、発売されたアルバム。
- Live & More... Encore! ライブ&モア・アンコール!(1999年)-メジャーアルバム第18弾。(VH1)のライヴのハイライトの中から選りすぐりのナンバーをセレクト。
- Crayons クレヨン(2008年)-メジャーアルバム第19弾。ドナ・サマーにとって最期のアルバム。EDM系や色々なジャンルか詰まったダンスミュージックの見本的アルバム。
- Love To Love You Donna (2013年)-メジャーアルバム第20弾。最近流行りのエレクトロニック・ダンス・ミュージックサウンド全開のリミックス・ミニアルバム。アフロジャックをはじめとするEDMサウンドを代表する様々なリミックス・アーティストが集結。
シングル
(日本盤シングルとしてリリースされた曲に限り邦題を「」内に表記。)
- The Hostage 「恐怖の脅迫電話」(1974年) (ただし当時はドンナ・サマーとして)
- Lady of the Night (1974年) (欧州のみリリース)
- Love to Love You Baby 「愛の誘惑」(1975年)
- Could It Be Magic 「恋はマジック」(1976年)
- Try Me I Know We Can Make It 「愛のたわむれ」(1976年)
- Spring Affair 「スプリング・アフェアー」(1976年)
- Can't We Just Sit Down (And Talk It Over) 「貴方のひざで」(1977年)
- I Remember Yesterday 「アイ・リメンバー・イエスタデイ」(1977年)
- Love's Unkind (1977年) (欧州のみリリース。)
- I Feel Love (1977年) (日本では「貴方のひざで」のB面としてリリース)
- Rumour Has It (1977年) (日本では「ワンス・アポン・ア・タイム」のB面としてリリース)
- Once Upon a Time 「ワンス・アポン・ア・タイム」(1977年)
- I Love You 「アイ・ラブ・ユー」(1977年)
- Down Deep Inside (Theme from "The Deep") 「ザ・ディープのテーマ」(1978年)
- Last Dance 「ラスト・ダンス」(1978年)
- MacArthur Park 「マッカーサー・パーク」(1978年)
- Heaven Knows 「ヘブン・ノウズ」(1978年)
- Hot Stuff 「ホット・スタッフ」(1979年)
- Bad Girls 「バッド・ガールズ」(1979年)
- Dim All the Lights 「ディム・オール・ザ・ライツ」(1979年)
- Sunset People 「サンセット・ピープル」(1979年) (欧州・日本のみリリース)
- No More Tears (Enough Is Enough) 「ノー・モア・ティアーズ」(1979年)
- On the Radio 「オン・ザ・レイディオ」(1979年)
- Walk Away 「ウォーク・アウェイ」(1980年)
- The Wanderer 「ワンダラー」(1980年)
- Cold Love 「コールド・ラブ」(1980年)
- Looking' Up 「ルッキング・アップ」(1980年) (日本のみリリース。)
- Who Do You Think You're Foolin' (1980年) (日本では「ルッキング・アップ」のB面としてリリース)
- Love is in Control 「恋の魔法使い」(1982年)
- State of Independence 「ステイト・オブ・インデペンデンス」(1982年)
- Protection 「プロテクション」(1982年) (日本・欧州でリリース)
- The Woman in Me (1982年) (日本未発売)
- She Works Hard for the Money 「情熱物語」(1983年)
- Unconditional Love 「アンコンディショナル・ラブ」(1983年)
- Love Has a Mind of its Own 「愛を心に」(1983年)
- There Goes My Baby 「ゼア・ゴーズ・マイ・ベイビー」(1984年)
- Supernatural Love 「スーパーナチュラル・ラブ」(1984年)
- Eyes (1984年) (欧州のみリリース)
- Dinner With Gershwin 「ディナー・ウィズ・ガーシュウィン」(1987年)
- All Systems Go(1987年) (欧州のみリリース)
- Only the Fool Survives 「オンリー・ザ・フール」(1987年)
- This Time I Know It's for Real 「イッツ・フォー・リアル」(1989年)
- I Don't Wanna Get Hurt 「アイ・ドント・ウォナ・ゲット・ハート」(1989年) (米国未発売)
- Love's About to Change My Heart 「チェンジ・マイ・ハート」(1989年)
- When Love Takes Over You (1989年) (欧州のみリリース)
- Breakaway (1990年) (日本未発売)
- When Love Cries 「ホエン・ラブ・クライズ」(1991年)
- Work That Magic 「ワーク・ザット・マジック」(1991年)
- Carry on (1992年) (日本未発売)
- La Vie en rose (1993年) (欧州のみリリース)
- Melody of Love (Wanna Be Loved) 「メロディ・オブ・ラヴ」(1994年)
- Whenever There is Love (1997年) (日本未発売)
- I Will Go With You 「アイ・ウィル・ゴー・ウィズ・ユー」(1999年)
- Love is the Healer (1999年) (日本未発売)
- The Power of One (Theme from "Pokémon 2000") (2000年) (日本未発売)
- You're So Beautiful (2003年) (日本未発売)
- I Will Live for Love (2003年) (日本未発売)
- I Got Your Love (2005年) (日本未発売)
- I'm a Fire (2008年)
- Stamp Your Feet (2008年)
- Sand on My Feet (2008年)
- Fame (The Game) (2008年)
- To Paris With Love (2010年)
日本公演
- 6月19日 日本武道館、21日,22日 大阪フェスティバルホール
- 12月11日新潟県民会館、12月12日横浜スペシャル・イベントサイト
- 12月14日福岡サンパレス、12月16日名古屋市公会堂
- 12月18日大阪厚生年金会館、12月19日,20日NHKホール(東京)
- 12月21日新高輪プリンスホテル「飛天の間」(ディナー・ショー)(東京)
- 1991年 American Music Awards in Yokohama Arena
- 3月23日 横浜アリーナ
なお、大宮ソニックシティでの公演は5曲ほどで中止になった。これは前日までの六本木ヴェルファーレ公演で喉を潰してしまったためで、次の神奈川県民ホールでのコンサートのチケットとの引き換えか、全額返金という形で対処された。
カバー、他
- ブロンスキー・ビート・アンド・マーク・アーモンド『アイ・フィール・ラヴ』
- ブロンスキー・ビートはゲイによるエレクトロ・ポップ・バンドで、マーク・アーモンドもゲイである。
- シーナ・イーストン『恋の魔法使い』
- アンダーワールドの『キング・オブ・スネイク』のベースラインは『アイ・フィール・ラヴ』のものを手本にしている。
- マドンナ『アイ・フィール・ラヴ』
- Confessions Tourのオープニングにて持ち歌の「Future Lovers」と共に披露。
特記事項
- 有名になる前、約8年間ドイツを中心にヨーロッパで歌手活動をしていたため、ドイツ語が堪能であった。
- 1991年に来日公演した時に彼女の髪が金髪だったのは、その年にリリースされたアルバム"Mistaken Identity"のジャケット撮影の直後にその公演が行われたため(そのアルバムのジャケットで彼女は“人違い”の意のタイトルに因んで金髪であった)。よってあの金髪は かつらではなく、染めた地毛であった。
- 日本好きであるが、寿司は大の苦手。
- アルバム『クレヨン』に収録されている曲『ブリング・ダウン・ザ・レイン』の著作権収益は紛争の続いているダルフールの援助のために、全額寄付されている[要出典]。
サマーが影響を受けたアーティスト
サマーが影響を与えたアーティスト
脚注
- ^ a b “ドナ・サマーさん死去 「ディスコの女王」”. 東京新聞 (2012年5月18日). 2012年5月18日閲覧。
- ^ “ドナ・サマー、死去”. BARKS (2012年5月18日). 2012年5月20日閲覧。
- ^ “DJ KORBY's RADIO SHOW”. J-WAVE (2006年8月27日). 2012年5月19日閲覧。
- ^ “DIVA DEBACLE”. nme.com (1999年10月4日). 2012年5月19日閲覧。
- ^ “Donna Summer would like her gay fans to dwell on the hits, not the misunderstanding”. メトロ・ウィークリー (2010年8月25日). 2012年5月19日閲覧。