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2016年11月6日 (日) 12:42時点における版

吉岡 聖恵
生誕 (1984-02-29) 1984年2月29日(40歳)
日本の旗 日本 静岡県静岡市
出身地 日本の旗 日本 神奈川県厚木市
学歴 昭和音楽大学短期大学部音楽科ミュージカルコース卒業
ジャンル J-POP
職業 ボーカリスト
シンガーソングライター
担当楽器 ボーカル
ギター
活動期間 1999年 -
共同作業者 いきものがかり
公式サイト いきものがかり official web site
YUKIJUDY AND MARY
aiko
ゆず

吉岡 聖恵(よしおか きよえ、1984年2月29日 - )は、日本女性歌手いきものがかりのメインボーカルを担当している。神奈川県厚木市出身。神奈川県立海老名高等学校昭和音楽大学短期大学部卒業。

人物

来歴

生まれは静岡県静岡市で、5歳の頃に神奈川県厚木市に移住[1]

1999年11月に水野良樹山下穂尊の同級生だった1歳上の兄に電話で呼び出され、2人が小田急小田原線相模大野駅前で行っていたストリートライブに飛び入り参加し、これをきっかけにいきものがかりに加入した[2]。このときが初対面であった山下は当時のことについて「赤いサングラスをかけて現れたことに驚いた」と振り返っている[1]

2002年に現役で昭和音楽大学短期大学部へ進学したが、自分の最大の武器であった歌が全く通じなかったことから「歌いたくない」というスランプに陥ったことがある[3]。活動再開のため、水野が懸命に説得したもののそのたびにケンカになり、1年近く平行線を辿ったままだったが、当時海外旅行から帰国したばかりの山下が1日で説得に成功し、活動再開のめどが立つこととなる[3]

音楽活動

  • いきものがかりでの活動では基本的にボーカリストに徹しているため作詞・作曲に関わることは少ないが、2ndアルバム『ライフアルバム』に作詞に参加した曲(「月とあたしと冷蔵庫」「ちこくしちゃうよ」)が初めて収録され、3rdアルバム『My song Your song』以降は単独で作詞・作曲を手がけた曲が収録されるのが恒例となっている。19thシングル「キミがいる」では初めてシングルA面曲の作詞・作曲を手がけた。
    • 上記のように自身でも曲作りをするようになっているが、「(男子メンバーが作った曲よりも)自分が作った曲のほうが曲と自分との距離感をどうとればよいか分からないから歌うのが難しい」と語っており、歌入れはいつも苦労するとのこと[4]
    • 曲作りの際に水野と山下からアドバイスしてもらうことは基本的になく、これについては水野も「吉岡が作った曲にダメだしをしたりするのは良くないと思っている」と語っている[5]。ただし、「白いダイアリー」の歌詞に関しては制作に苦労したことからアドバイスをもらいながら書いたという[6]
  • 歌声については水野と山下からは「いい意味でクセがないからどんなキャラクターに染まっても届きやすいので、自分たちは自由に曲が書ける」と評されている[7]。メジャーデビューからしばらくはビブラートをほとんどかけずに歌っており、これについて本人は「聴く人にしっかり届くことを一番に考えている。そのために必要なのはストレートに歌うことなので、もともとかけていたビブラートをかけることをやめた」と語っている[8]。ただし、ベストアルバム発売後に発表した楽曲ではビブラートをかけて歌うことが多くなっている。
  • ライブでは曲によってタンバリンピアニカカズーを演奏することがある。また、自身のラジオ番組『いきものがかり吉岡聖恵のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)ではアコースティック・ギターでの弾き語りをしていた(単発と金曜1部時代のみ)。

その他

  • 自身で初めて購入したCDは「CROSS ROAD」(Mr.Children)で[9]、初めて行ったコンサートはゆずである。
  • 父は中学時代に原辰徳(前読売ジャイアンツ監督)と野球部でチームメイトだった[10]
  • 兄と6歳年下の弟がいる。兄は前述のとおり水野と山下の高校時代の同級生で、高校当時はパンクバンド「HotSpring」のボーカルを担当しており、水野が率いていた「Groovy★Jack」とイベントを一緒に行うなど関係がよかったという[11]
  • 実家は兼業農家で帰省時には収穫の手伝いなどをすることがある[12]。また、実家にはカラオケルームがあり、ものまねのレパートリーに「カラオケで歌っている家族のものまね」が存在する[13]
  • 2010年8月21日に東京ドームで開催された読売ジャイアンツ vs. 阪神タイガース18回戦で始球式を務めたが、投げたボールはホームベースのはるか手前でバウンドする大暴投となった[14]。これについて本人はオールナイトニッポンでリスナーから突っ込まれた際に「軟式球で練習していたから」などと言い訳していた[15]
  • 自他共に認めるダジャレ好きで、グッズ等の名前がダジャレになっているものは吉岡が考案したものが多い[16]。モノマネも得意で、アニメのキャラクターや家族のモノマネなど多数のレパートリーを持っている。
  • インディーズ時代や『ライフアルバム』をリリースした頃まではマイクを右手で持って歌っていたが、ディレクターに「利き手でアクションを取ったほうが歌いやすいのではないか」とアドバイスされた後は左手で持って歌うようになっている。
  • ラジオのフリートークやライブのMCの時に過剰なまでに企業・番組・商品・人名などの固有名詞を伏せることがある[17]
  • 幼少時代から歌うことが好きで童謡などをよく歌っており、小学生時代は合唱団に、中学生時代も合唱部に所属して歌い続けていた[9]
  • 高校時代は放送部、軽音部、バトン部に所属。他にも友人とJUDY AND MARYのコピーバンド「ジュディマロ」を組んでおり、校内でかなり人気があったという[13]
  • COUNT DOWN TV』(TBSテレビ)で行われたアンケート調査「恋人にしたいアーティスト」において、2008年8月発表では8位、2009年2月発表では12位、2010年2月発表では11位にランクインした。また、レコチョクのアンケート「結婚したい女性アーティスト2010」で3位にランクインした[18]。この他にも、オリコン・エンタテインメントが調査した「女子が選ぶ 好きな女子AWARD 2013」のアーティスト部門では5位にランクインしている[19]
  • 路上ライブで吉岡が来る時は雨が降って中止になることが多かったため男子メンバーからは雨女と呼ばれることがあった。また、5thアルバム『NEWTRAL』の発売日が吉岡の28歳の誕生日と重なったため、アルバム発売記念イベントとして吉岡のバースデーパーティが六本木ヒルズアリーナで行なわれたが、イベント当日は東京都内でも雪が降るほどの極寒だったため水野からは「雨女から雪女になった」と言われていた[20]

メディア出演

テレビ
※ いきものがかりでの出演はこちらを参照
映画

脚注

  1. ^ a b 「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 全国あんぎゃー!! 〜ハジマリノウタ〜」のツアー・パンフレットより。
  2. ^ よっちゃんのつぶやき74 - いきものがかり「よっちゃんのつぶやき」・2007-11-06
  3. ^ a b 総力特集 Vol.8 いきものがかり - HISTORY(2002年) - Excite Music・2007年2月20日
  4. ^ 水野良樹 (mizunoyoshiki) on Twitter 2012年2月9日のツイート
  5. ^ 「いきものがかりの みなさん、こんにつあー!! 2010 〜なんでもアリーナ!!〜」のツアーパンフレットより。
  6. ^ いきものがかり「NEWTRAL」特集 - goo音楽・2012年2月29日
  7. ^ いきものがかり 作家2人とシンガー1人が作り出す純粋国産ポップミュージック 2/3 - ナタリー・2008年12月26日
  8. ^ いきものがかり 時を超えてよみがえるメロディ 勝負曲「ノスタルジア」リリース 2/3 - ナタリー・2010年3月10日
  9. ^ a b 総力特集 Vol.8 いきものがかり - 音楽的価値観 吉岡聖恵 01 - Excite Music・2007年2月20日
  10. ^ 日本テレビ『スッキリ!!』の「エンタメまるごとクイズッス」(2010年3月22日放送分)より。
  11. ^ よっちゃんのつぶやき73 - いきものがかり「よっちゃんのつぶやき」・2007-11-06
  12. ^ - いきものがかり「きよえのとどろき」・2007-06-24
  13. ^ a b よっちゃんのつぶやき75 - いきものがかり「よっちゃんのつぶやき」・2007-11-11
  14. ^ 「いきものがかり」が東京ドームで始球式 - デイリースポーツonline・2010年8月22日
  15. ^ 川島海荷ちゃんSP! - いきものがかり吉岡聖恵のオールナイトニッポン・2010年8月22日
  16. ^ 『イキスポ』(2011年7月の横浜スタジアム公演のパンフレット)より。
  17. ^ 例として「Mジックステーション」「Tワーレコード」などのように、頭文字を英字に言い換えて話す。ただし、中には「Fレッツ」(NTTのインターネットサービス)など伏せ字の体を成していないものもある。
  18. ^ 2010年版「結婚したいアーティスト」発表〜1位に輝いたのは? - RBB TODAY・2010年6月4日
  19. ^ 【特集】女子が選ぶ好きな女子AWARD2013!! アーティスト部門1位はaiko!”. オリ★スタ (2013年2月9日). 2013年2月11日閲覧。
  20. ^ いきものがかり・吉岡聖恵、雨女から雪女に 極寒のなか7歳の誕生日会を開催”. ORICON STYLE(オリコン) (2012年2月29日). 2012年2月29日閲覧。
  21. ^ 単発番組として2008年7月26日8月30日11月28日2011年6月15日にも放送されており、前者2つは「いきものがかり吉岡聖恵のオールナイトニッポンR」として放送された。
  22. ^ いきものがかり・吉岡聖恵、ポケモンで声優初挑戦 鳴き声での感情表現に苦戦”. ORICON STYLE(オリコン) (2013年5月15日). 2013年5月15日閲覧。