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2016年11月11日 (金) 05:10時点における版
関口 和之 | |
---|---|
出生名 | 関口 和之 |
生誕 | 1955年12月21日(68歳) |
出身地 | 日本・新潟県阿賀野市 |
学歴 | 青山学院大学卒業 |
ジャンル |
ロック J-POP |
職業 |
シンガーソングライター 小説家 漫画家 エッセイスト ラジオパーソナリティー 俳優 ウクレリアン |
担当楽器 |
ベース ギター ウクレレ コーラス |
活動期間 |
1978年 - ソロ活動 (1986年) (1997年) (2000年 - 2002年) (2008年) (2012年) |
レーベル | タイシタレーベル |
事務所 | アミューズ |
共同作業者 | サザンオールスターズ |
公式サイト |
湯のみ? sas-fan.net |
関口 和之(せきぐち かずゆき、1955年12月21日 - )は、日本の男性ミュージシャン、小説家、漫画家、エッセイスト、ラジオパーソナリティー、俳優、ウクレリアン[1]。新潟県阿賀野市(旧・水原町)出身。青山学院大学を卒業。所属事務所はアミューズ、所属レコード会社はSPEEDSTAR RECORDSの中のタイシタレーベル。愛称は、ムクちゃん。
ロックバンド・サザンオールスターズのメンバーで、ベースを担当している。
略歴
新発田高等学校、青山学院大学文学部英米文学科卒業。1974年、桑田佳祐と同大学のフォークソングサークルで知り合い、温泉あんまももひきバンドを結成。以降、桑田との関係が続いていく。
1983年、エッセイ集『突然ですがキリギリス』を執筆。関口の視点で見た、サザンのエピソード集といえる。
1985年から、フジテレビの深夜番組『冗談画報』の構成を担当。
1990年、フジテレビの宮沢りえ主演ドラマ『いつも誰かに恋してるッ』に出演。宮沢が演じる主人公たちの相談相手となる寡黙な喫茶店マスターの役で、ピアノを弾くシーンも見られた。
1991年夏から1993年末にかけ、体調不良のためサザンの活動から一時期離れる。そのため、この時期に発売されたサザンのシングルである「素敵なバーディー (NO NO BIRDY)」や「エロティカ・セブン」のジャケット写真には関口の姿がない(一方、アルバム「世に万葉の花が咲くなり」の歌詞カードには関口も写されている)。
1996年、東京・目黒区の祐天寺駅近くに、念願だったウクレレとテディベアを取り揃えたショップ『のほほんベアーズ(現・ポエポエ)』を開店。ウクレレやフラダンスなどの教室も兼ねている。ショップでは本人が店頭にいる日もある。ちなみに上京した際、初めて住んだ町が祐天寺だったという。
2000年からは毎年8月に『UKULELE PICNIC』と称したコンサートを開催している。参加者はIWAO、ジェイク・シマブクロ、高木ブー、ペティ・ブーカ、つじあやの、ウクレレえいじなどのウクレレ奏者の他、玲葉奈、LaLLa、KONISHIKI、分山貴美子他、関口と縁のあるミュージシャンも多数参加している。また、フラダンスのコーナーやアマチュアのウクレレ演奏のコーナーもあり、朝から晩まで、ゆったりハワイ気分に浸れるイベントとなっている。
2000年、SUPER BUTTER DOG、竹中直人と共にタワーレコード「NO MUSIC,NO LIFE」のポスターに登場した。のちに竹中直人との共作『口笛とウクレレ』をリリース。
2002年、“関口和之 featuring KONISHIKI”の名義で『私の青空 〜MY BLUE HEAVEN〜』をリリース。
2005年11月6日から2009年3月までDate fmでラジオ番組『関口和之ののほほんストア』(日曜 18:00 - 18:30 JST)のパーソナリティを務める。
人物
- あだ名は以前飼っていた犬の「ムク」が本人に良く似ていたこと、及び“温泉あんまももひきバンド”時代の髪型が胸まである長髪でむく犬のようだったことから「ムクちゃん」[2]。このあだ名は青学時代にはすでについていた[3]
- サザンオールスターズとしての初期の楽曲では、作曲とともにボーカルを取っている曲がいくつか存在する。1980年「ひょうたんからこま」がその始まり。
- サザンのライブではピック弾きと指弾きを使い分ける堅実なベース演奏で目立つことは少ないが、『死体置場でロマンスを』や『マリワナ伯爵』ではスラッピングを、『Computer Children』や『JUMP』などでベースソロを弾いており、『虫歯のブルース〜インディアン狂想曲』ではベースソロで締めている。関口曰く、青学時代に買ったフェンダーのベース(16万円で購入)が「物を手に入れてあれほどうれしかったことはない」[4]。
- 漫画やイラストも得意とし、原由子の初ソロアルバム「はらゆうこが語るひととき」、爆風スランプのデビューアルバム「よい」のジャケットは関口が描いたものである。関口は「小学校のころから、僕はマンガ大好き少年であった。マンガ家になりたいと本気で思っていた」と語り、暇さえあれば絵を描いている[5]。1984年には週刊少年サンデー増刊号に4コママンガの連載を持ったこともある。さくまあきらと知り合ったことで、鳥山明、いしかわじゅん、江口寿史、高橋留美子、高野文子らとの交流もできた[6]。
- 1988年頃から帽子がトレードマークとなってテレビやライブに出演する際はいつも被っている。同じくトレードマークの口ヒゲはデビュー当時から生やしているが(ただし「勝手にシンドバッド」のジャケ写はつけヒゲである[7])、1983年に1度だけ剃っている。この姿はサザンのシングル「東京シャッフル」のPVに残っている。本人曰く「ラジオの企画で桑田佳祐に無理やり剃られた」とのことだが、当の桑田は「覚えていない」ととぼけている。
- 活動休止中にハーブ・オオタと出会い、以後ウクレレに傾倒してゆく。1994年末にサザンに復帰してからもサザンと平行してウクレレプレイヤーとしての活動を続けており、ウクレレをフィーチャーした作品を多くリリースしている。
- ここはグリーンウッドやぼくのマリーなどアニメ作品への曲提供でも知られ、その際には青島雪男名義で作詞も行っている。
- ハドソンのゲームソフト「桃太郎伝説」「桃太郎電鉄」シリーズでは、BGMの作曲を担当し、「桃太郎電鉄」には彼に似たウクレレ職人や彼の所属するグループに似た「サザンカオールスターズ」が登場している。
- サッカーが大好きでスタジアムに観戦に行ったりしている。
作品
シングル
- HOTEL PACIFIC (関口和之 featuring 玲葉奈、2001年10月24日)
- 「World Hits!? of Southern All Stars」からの同時発売となるシングルカット。
- 桑田佳祐の「白い恋人達」とも同時発売。
- 私の青空 〜MY BLUE HEAVEN〜 (関口和之 featuring KONISHIKI、2002年7月17日)
アルバム
- 砂金(1986年2月5日)
- UKULELE CALENDAR (CAPTAIN MOOK & THE ALA MOANA STRINGS、1997年6月25日)
- 口笛とウクレレ (関口和之 featuring 竹中直人、2000年11月22日)
- タイトル通り、関口のウクレレに竹中の口笛をフィーチャーしたアルバム。オールナイトニッポンのテーマ曲『BITTERSWEET SAMBA』や、『MOON RIVER』、『雨に濡れても』など、お馴染みの洋楽をカバー。
- サザンの「バラッド3 〜the album of LOVE〜」との同時発売。
- World Hits!? of Southern All Stars (関口和之 & 砂山オールスターズ、2001年10月24日)
- サザンオールスターズのナンバーに、世界各国の音楽とウクレレを取り入れたカバーアルバム。
- シングルカットとなった「HOTEL PACIFIC」と共に、サザンのメンバーでもある桑田の「白い恋人達」との同発となった。
- 口笛とウクレレ2 (関口和之 featuring 竹中直人・分山貴美子、2008年4月23日)
- UKULELE CARAVAN(2012年10月24日)
ゲーム音楽
- 桃太郎伝説シリーズ
- 桃太郎電鉄シリーズ
(「桃太郎電鉄HAPPY」以降は宮路一昭・池毅と共同で担当)
出演
アニメ映画(声優として出演)
- ぼのぼの(1993年11月13日公開) - シマリスくんのおとうさん 役
テレビドラマ
- いつも誰かに恋してるッ(1990年、フジテレビ) - 饗庭恭介 役
脚注
- ^ サザンオールスターズ会報 代官山通信vol.132 3ページより
- ^ 原由子『あじわい夕日新聞〜夢をアリガトウ〜』184頁、朝日新聞出版、2013年
- ^ 関口和之『突然ですがキリギリス』68頁、集英社文庫、1991年
- ^ 関口和之『突然ですがキリギリス』85頁、集英社文庫、1991年
- ^ 関口和之『突然ですがキリギリス』201頁、集英社文庫、1991年。またサザンオールスターズ30周年記念ライブ「真夏の大感謝祭」パンフレットにも漫画好きなことを書いている
- ^ 関口和之『突然ですがキリギリス』205頁、集英社文庫、1991年
- ^ 原由子『娘心にブルースを』P138、ソニー・マガジンズ、1998年
関連項目
外部リンク
- sas-fan.net
- SAS応援団(ファンクラブ公式 尚、一部コーナーは会員以外利用不可)
- AMUSE(CD・出版物情報)
- 日本ハワイ化計画
- 関口和之&砂山オールスターズ
- 湯のみ?