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「白くまくん」の版間の差分

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[[日立製作所]]は[[1952年]]([[昭和]]27年)にウインドウ形ルームエアコン(EW-50)を日本で最初に発売している。その後、冷房能力が小さいものしか生産できなかったこと、宣伝不足、(今で言えば、高級車に相当する位)非常に高価であったことなどを理由に[[1954年]](昭和29年)から一時生産を中止していたが、[[1958年]](昭和33年)に「ウィンドウ型エアーコンディショナー」の名称で生産を再開した。翌年の[[1959年]](昭和34年)には、現在の日立エアコンを象徴する「白くまマーク」を取り入れた。現在の名称である「白くまくん」が登場したのは[[1975年]](昭和50年)からで、それから40年以上親しまれている。
[[日立製作所]]は[[1952年]]([[昭和]]27年)にウインドウ形ルームエアコン(EW-50)を日本で最初に発売している。その後、冷房能力が小さいものしか生産できなかったこと、宣伝不足、(今で言えば、高級車に相当する位)非常に高価であったことなどを理由に[[1954年]](昭和29年)から一時生産を中止していたが、[[1958年]](昭和33年)に「ウィンドウ型エアーコンディショナー」の名称で生産を再開した。翌年の[[1959年]](昭和34年)には、現在の日立エアコンを象徴する「白くまマーク」を取り入れた。現在の名称である「白くまくん」が登場したのは[[1975年]](昭和50年)からで、それから40年以上親しまれている。


尚、2010年7月から日立アプライアンスが扱う[[白物家電]]全般に[[嵐 (グループ)|嵐]]を起用していることもあり、「白くまくん」のTVCMにもメンバーが出演している(2011年モデルは[[松本潤]]、2012年モデルは[[相葉雅紀]]と[[二宮和也]]、2013年モデルは松本と相葉がそれぞれ出演、2014年モデルは2012年モデルの時と同じメンバー、2015年モデルは松本、2016年モデルは[[櫻井翔]]とる)。
尚、2010年7月から日立アプライアンスが扱う[[白物家電]]全般に[[嵐 (グループ)|嵐]]を起用していることもあり、「白くまくん」のTVCMにもメンバーが出演している(2011年モデルは[[松本潤]]、2012年モデルは[[相葉雅紀]]と[[二宮和也]]、2013年モデルは松本と相葉、2014年モデルは2012年モデルの時と同じメンバー、2015年モデルは松本、2016年モデルは[[櫻井翔]]、2017年モデルは櫻井相葉がそれぞれ出演する)。


2013年・2014年には、[[柏レイソル]]の練習着広告として、胸にロゴがプリントされていた。
2013年・2014年には、[[柏レイソル]]の練習着広告として、胸にロゴがプリントされていた。
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* 2015年10月
* 2015年10月
** 「白くまくん」の製造を日立アプライアンスとアメリカの[[ジョンソンコントロールズ]]による[[合弁会社]]として設立した日立ジョンソンコントロールズ空調へ移管(販売はこれまで通り日立アプライアンスが担当)。
** 「白くまくん」の製造を日立アプライアンスとアメリカの[[ジョンソンコントロールズ]]による[[合弁会社]]として設立した日立ジョンソンコントロールズ空調へ移管(販売はこれまで通り日立アプライアンスが担当)。
** 既存の「くらしカメラ3D」に「お部屋カメラ」を追加したことで、国内の家庭用ルームエアコンで初めて人の居る場所の床の種類まで判別できる「くらしカメラ4」に進化し、手前側だけでなく奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」を採用した2016年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**F/X**F2)を発売。
** 既存の「くらしカメラ3D」に「お部屋カメラ」を追加したことで、日本国内の家庭用ルームエアコンで初めて人の居る場所の床の種類まで判別できる「くらしカメラ4」に進化し、手前側だけでなく奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」を採用した2016年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**F/X**F2)を発売。
* 2016年
* 2016年3月 - 室内機の本体高を24cmに抑えたスリムタイプの新シリーズ「ステンレス・クリーン 白くまくん」Wシリーズ(RAS-W**F/W**F2)を発売。
** 3月 - 室内機の本体高を24cmに抑えたスリムタイプの新シリーズ「ステンレス・クリーン 白くまくん」Wシリーズ(RAS-W**F/W**F2)を発売。
** 10月 - 既存の「くらしカメラ4」に日本国内の家庭用ルームエアコンで初めて、在室時間による体感温度の変化を予測する機能を加え、湿度カメラ(RAS-X90G2を除く)も備えた「くらしカメラAI(エーアイ)」に進化した2017年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**G/X**G2)を発売。


== 製品ラインナップ ==
== 製品ラインナップ ==
=== ルームエアコン ===
=== ルームエアコン ===
; ステンレス・クリーン 白くまくん X/XJシリーズ
; ステンレス・クリーン 白くまくん X/XJシリーズ
: RAS-X22F/X25F/X28F/X36F/X40F2/X56F2/X63F2/X71F2/X80F2/X90F2(一般用Xシリーズ)
: RAS-X22G/X25G/X28G/X36G/X36G2/X40G2/X56G2/X63G2/X71G2/X80G2/X90G2(一般用Xシリーズ)
: RAS-XJ22F/XJ25F/XJ28F/XJ36F/XJ40F2/XJ56F2/XJ63F2/XJ71F2/XJ80F2/XJ90F2(住宅設備用XJシリーズ)
: RAS-XJ22G/XJ25G/XJ28G/XJ36G/XJ36G2/XJ40G2/XJ56G2/XJ63G2/XJ71G2/XJ80G2/XJ90G2(住宅設備用XJシリーズ)
: CV-PAM制御([[カスケード]][[ベクトル]]制御方式PAM)搭載プレミアムモデル。
: CV-PAM制御([[カスケード]][[ベクトル]]制御方式PAM)搭載プレミアムモデル。
: 温度カメラと画像カメラ(30万画素[[CMOSイメージセンサ|CMOSイメージセンサー]]を採用)と画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像にすることで家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」に加え、床材・下がり壁・吊り戸棚・窓の位置や大きさを検知する「お部屋カメラ」を新たに備えた「くらしカメラ4」に、既搭載の「3分割フロントフラップ」は手前側に加えて奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」にそれぞれ進化。リモコンの「気流通り道」ボタンを押すことで室内環境を認識し、「気道の通り道」を見つけると同時に人がいる床の種類を見分けて、必要な場所に向けて風向や風量をコントロールする。併せて、「風よけエリアセレクト」も新搭載され、部屋を9通り(2.2kW~3.6kWクラスは4通り)のエリアパターンに分割し、リモコンの「エリア選択」でエリアパターンを選択することで選択したエリアへの送風を避けながら気流をコントロールする。この機能はリモコンの「あて/よけ」ボタンを押すことで風あてエリアを設定することも可能である。また、部屋の形状と大きさを認識して風向・風量を自動調整して間仕切りの変化まで検知する独自機能の「新・[[間取り]]サーチ」やワンタッチ操作で足もとを中心に暖房運転を行う「ゆか暖」を搭載するほか、フラップ・通風路・フィルターにステンレス(フィルターはステンレスコーティング)を採用し、フィルター自動お掃除を搭載した独自の「ステンレス・クリーン システム」を採用するとともに、ファン(ビッグ&ウェーブファン)には[[銀]][[イオン]]を、熱交換器には[[チタン]]をそれぞれ採用した。さらに、[[ビタミンC]][[誘導体]]を空気中に浮遊させるための「ビタミンカセット」を装備した(ビタミンカセットは本体に同梱するほか、定期的な交換が必要なため交換用が別売部品として用意されている)。
: 温度カメラと画像カメラ(30万画素[[CMOSイメージセンサ|CMOSイメージセンサー]]を採用)と画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像にすることで家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」に加え、床材・下がり壁・吊り戸棚・窓の位置や大きさを検知する「お部屋カメラ」を新たに備えた「くらしカメラ4」に、既搭載の「3分割フロントフラップ」は手前側に加えて奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」にそれぞれ進化。リモコンの「気流通り道」ボタンを押すことで室内環境を認識し、「気道の通り道」を見つけると同時に人がいる床の種類を見分けて、必要な場所に向けて風向や風量をコントロールする。併せて、「風よけエリアセレクト」も新搭載され、部屋を9通り(2.2kW~3.6kWクラスは4通り)のエリアパターンに分割し、リモコンの「エリア選択」でエリアパターンを選択することで選択したエリアへの送風を避けながら気流をコントロールする。この機能はリモコンの「あて/よけ」ボタンを押すことで風あてエリアを設定することも可能である。また、部屋の形状と大きさを認識して風向・風量を自動調整して間仕切りの変化まで検知する独自機能の「新・[[間取り]]サーチ」やワンタッチ操作で足もとを中心に暖房運転を行う「ゆか暖」を搭載するほか、フラップ・通風路・フィルターにステンレス(フィルターはステンレスコーティング)を採用し、フィルター自動お掃除を搭載した独自の「ステンレス・クリーン システム」を採用するとともに、ファン(ビッグ&ウェーブファン)には[[銀]][[イオン]]を、熱交換器には[[チタン]]をそれぞれ採用した。さらに、[[ビタミンC]][[誘導体]]を空気中に浮遊させるための「ビタミンカセット」を装備した(ビタミンカセットは本体に同梱するほか、定期的な交換が必要なため交換用が別売部品として用意されている)。
:なお、2014年モデルまではリビングでの用途を想定したシリーズのため、ラインアップは冷房能力4.0kWクラス(14畳用)からとなっていたが、2015年モデルで2.2kWクラス(6畳用)・2.5kWクラス(8畳用)・2.8kWクラス(10畳用)・3.6kWクラス(12畳用)を新設して最上位モデルの位置づけとなり、カラーラインナップは白系のクリアホワイトのみとなった。また、2016年モデルは「白くまくん」で初めてとなる9.0kWクラス(29畳用)を新設した。
:なお、2014年モデルまではリビングでの用途を想定したシリーズのため、ラインアップは冷房能力4.0kWクラス(14畳用)からとなっていたが、2015年モデルで2.2kWクラス(6畳用)・2.5kWクラス(8畳用)・2.8kWクラス(10畳用)・3.6kWクラス(12畳用)を新設して最上位モデルの位置づけとなり、カラーラインナップは白系のクリアホワイトのみとなった。2016年モデルは「白くまくん」で初めてとなる9.0kWクラス(29畳用)を新設。2017年モデルは、3.6kWクラス(12畳用)の単相200V電源モデルを新設した。


; ステンレス・クリーン 白くまくん ZJシリーズ(住宅設備用)
; ステンレス・クリーン 白くまくん ZJシリーズ(住宅設備用)
: RAS-ZJ22F/ZJ25F/ZJ28F/ZJ36F/ZJ40F2/ZJ56F2/ZJ63F2/ZJ71F2/ZJ80F2
: RAS-ZJ22G/ZJ25G/ZJ28G/ZJ36G/ZJ40G2/ZJ56G2/ZJ63G2/ZJ71G2/ZJ80G2
: CV-PAM制御搭載ハイグレードモデル。
: CV-PAM制御搭載ハイグレードモデル。
: 既搭載の「くらしカメラ ツインF」は画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像にすることで家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」を備えた「くらしカメラ3D」に進化するとともに、リモコンに追加された「気流通り道」ボタンを押すことで「くらしカメラ3D」が部屋を立体的にとらえて「気流の通り道」を見つけることで気流をコントロールする。さらに、冷房・除湿・健康冷房[涼快]運転時にセットしておくことでタイマー時間経過後に運転を停止した後でも室温変化を検知して再運転する「みはっておやすみ」タイマーにも発揮し、室温変化に加えて大きな寝返りの頻度を見て再運転を行うようにした(ただし、室外機の真下は検知できず、寝ている状態によっては正しく検知されない場合があるので注意が必要)。さらに、「気流の通り道」に合わせた風を送るために、ダブルフラップの手前側を3分割した「3分割フロントフラップ」も採用した。そのほか、XJシリーズにも搭載されている「新・間取りサーチ」や「ゆか暖」も搭載している。
: 既搭載の「くらしカメラ ツインF」は画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像に切り替え、家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」を備えた「くらしカメラ3D」に進化するとともに、リモコンに追加された「気流通り道」ボタンを押すことで「くらしカメラ3D」が部屋を立体的にとらえて「気流の通り道」を見つけることで気流をコントロールする。さらに、冷房・除湿・健康冷房[涼快]運転時にセットしておくことでタイマー時間経過後に運転を停止した後でも室温変化を検知して再運転する「みはっておやすみ」タイマーにも発揮し、室温変化に加えて大きな寝返りの頻度を見て再運転を行うようにした(ただし、室外機の真下は検知できず、寝ている状態によっては正しく検知されない場合があるので注意が必要)。さらに、「気流の通り道」に合わせた風を送るために、ダブルフラップの手前側を3分割した「3分割フロントフラップ」も採用した。そのほか、XJシリーズにも搭載されている「間取りサーチ」や「ゆか暖」も搭載している。


; ステンレス・クリーン 白くまくん E/ELシリーズ
; ステンレス・クリーン 白くまくん E/ELシリーズ

2016年12月10日 (土) 00:25時点における版

白くまくん(しろくまくん)は日立ジョンソンコントロールズ空調が開発し、日立アプライアンスから発売しているエアコンの名称である。

概要

日立製作所1952年昭和27年)にウインドウ形ルームエアコン(EW-50)を日本で最初に発売している。その後、冷房能力が小さいものしか生産できなかったこと、宣伝不足、(今で言えば、高級車に相当する位)非常に高価であったことなどを理由に1954年(昭和29年)から一時生産を中止していたが、1958年(昭和33年)に「ウィンドウ型エアーコンディショナー」の名称で生産を再開した。翌年の1959年(昭和34年)には、現在の日立エアコンを象徴する「白くまマーク」を取り入れた。現在の名称である「白くまくん」が登場したのは1975年(昭和50年)からで、それから40年以上親しまれている。

尚、2010年7月から日立アプライアンスが扱う白物家電全般にを起用していることもあり、「白くまくん」のTVCMにもメンバーが出演している(2011年モデルは松本潤、2012年モデルは相葉雅紀二宮和也、2013年モデルは松本と相葉、2014年モデルは2012年モデルの時と同じメンバー、2015年モデルは松本、2016年モデルは櫻井翔、2017年モデルは櫻井と相葉がそれぞれ出演する)。

2013年・2014年には、柏レイソルの練習着広告として、胸にロゴがプリントされていた。

歴史

記載の機種名は代表機種である。

  • 1952年 - 日本初のウインドウ型ルームエアコン(EW-50)を発売。
  • 1953年 - EW-50の性能をアップしたFW-50を発売。
  • 1954年 - 一時生産を中止する。
  • 1958年 - 生産再開。現在の構造に近いウインドウ型エアーコンディショナー(101-ML)を発売。
  • 1959年 - 100-WMの発売と共に、「白くま」マークを導入。単相100Vタイプの75-WMも発売し、初の2モデルとなる。
  • 1960年 - NWT-750を含む3機種を発売。この年から名称を「ルームクーラー」に変更する。
  • 1961年 - 日本初のヒーター付ヒートポンプ式冷暖房ルームクーラー(RW-600Hを含む2機種)を発売。
  • 1962年 - RA-752をはじめとする6機種を発売。内5機種はヒーターの取り付けを可能とした。
  • 1964年 - 全機種サーモスタットを搭載した新モデル(RA-754など)を発売。
  • 1965年 - 業界に先立ち、JIS表示の製品(RA-229など6機種)を発売。
  • 1967年 - 現在の主流となっているセパレートタイプ(RAS-288)を発売。また、世界初のドライ機能を搭載したRA-288Dを発売。
  • 1969年 - セパレートタイプに床置型モデル(RA-227F)を発売。
  • 1971年 - セパレートタイプにドライ機能を搭載したRAS-226Dを発売。さらに、セパレート型の全モデルに微風ボタンを追加して低騒音化した「ドリーム回路」を採用。
  • 1972年 - 室外ユニットに空気を吸いながら放熱器を冷却する「吸気冷却方式」を採用して低騒音化。また、室内ユニットでは今日の壁掛けタイプに近い横長タイプ(RAS-221DY)を発売する。
  • 1973年 - 現在の快適暖房の考え方を取り入れたRAS-225Hを発売。
  • 1974年 - 窓用縦型エアコン(RAV-189)を発売。本モデルは冷房・暖房のみである。
  • 1975年 - スリットフィンを採用した熱交換器によって省エネを図ったRAS-2201Yを発売。この年より愛称を「白くまくん」とする。
  • 1977年 - 世界初のIC制御モデル(RAS-2203SI)を発売。
  • 1978年 - 日本初のマイコン制御のエアコン「コンピューター白くまくん(RAS-2201WSL)」を発売。本モデルは日立新技術シリーズ「HINT」商品の一環として発売された。
  • 1980年 - 温・湿度センサーを搭載したRAS-2207WLLを発売。
  • 1981年 - ムーンライト計画の成果を生かした省電力モデル(RAS-1813DI)を発売。
  • 1983年 - 世界初のブラシレス直流インバーターモデル(RAS-2223H)を発売。スクロール方式の圧縮機も初めて搭載する。
  • 1985年 - シルキーストライプのグリルデザインを採用したRAS-2236Wを発売。
  • 1986年 - 「インテリジェント・エアコン 白くまくん(RAS-2253W)」を発売。
  • 1987年 - 圧縮機にトルク制御方式を採用したRAS-2258Wを発売。
  • 1988年 - エアコンにしゃべる能力を持たせた「はなせるエアコン白くまくん(RAS-2268W)」を発売。
  • 1990年 - マルチバランス・コンプレーサーを搭載した新「はなせるエアコン白くまくん(RAS-289AX)」を発売。
  • 1991年 - 室内ユニットをホソナガフォルムとした「ビッグフロー白くまくん(RAS-28YBX)」を発売。なお、このCMにハルク・ホーガンが登場。
  • 1993年 - 「うすピタ」室外機のRAS-289DXを発売。
  • 1994年 - 温度と湿度を自在にコントロールできる世界初・熱リサイクル方式の「カラッと除湿」を搭載したRAS-259EXを発売。従来より吸込口下の大きなアンダーランプ()で運転状況が分かりやすくなった。
  • 1995年9月 - 大きく吸って・大きくはき出す独自の「新呼吸流パネル」を搭載した1996年モデル、RAS-259GX/289GXを発売。翌年5月に単相200Vモデル(RAS-289GX2/369GX2/409GX2)並びに三相200Vモデル(RAS-289GX1/409GX1)を追加発売。このモデルからアンダーランプのデザインがドット状からライン状になった。
  • 1996年8月 - 「カラッと除湿の白くまくん 新呼吸流」にRAS-259HX/289HXを追加発売。
  • 1996年10月 - 運転状況に応じて、電圧の高さそのものを変化させることで、ハイパワーと省エネを両立させた世界初のPAM[1](パム)制御を搭載した1997年モデル「新呼吸流PAMシリーズ カラッと除湿の白くまくん 暖ちがい(RAS-2510HX/2810HX/3610HX)」を発売。
  • 1997年9月 - 暖房能力・省エネ・除湿力により磨きをかけた1998年モデル「PAMエアコン 白くまくん(RAS-2510JX/2810JX)」を発売。
  • 1998年9月 - 1999年モデル「快記録・PAMエアコン 白くまくん(RAS-2510KX/2810KX)」を発売。なお、このモデルから新呼吸流パネルを無くし、吸込口下のアンダーランプが3つから5つに追加した。
  • 1999年9月 - 本体とリモコンの双方向通信により、リモコンに現在の温度・湿度を表示する「快適おしえて機能」を搭載した2000年モデル「見る見る爽快 PAMエアコン白くまくん(RAS-2210LX/2510LX/2810LX/3610LX/4010LX2)」を発売。
  • 2000年1月 - 新形状の室内ユニットを搭載し、暑い夜にもう一度1時間だけ再運転する「ワンモアタイマー」を搭載した小部屋向けモデル「うすピタ・PAMエアコン白くまくん(RAU-22LX)」を発売。
  • 2000年10月 - 前面パネルが左右に開く「クリーン全開パネル」と「ターボPAM」を搭載した2001年モデル「全開PAMエアコン白くまくん(RAS-2210MX/2510MX/2810MX/3610MX/4010MX2/5010MX2)」を発売。同年11月には室内ユニットをワイドボディとした「全開S-PAMエアコン白くまくん(RAS-2820MX/4020MX2/5020MX2/6020MX2)」を発売。
  • 2001年11月 - 「クリーン全開パネル」を発展し、吹き出し口まで開く「一気に全開パネル」を搭載した2002年モデル「一気に全開PAMエアコン白くまくん(RAS-2210NX/2510NX/2810NX/3610NX/4010NX2/5010NX2)」を発売。
  • 2002年4月 - 生活家電部門を新会社の日立ホーム&ライフソリューションへ譲渡。
  • 2002年10月 - 「スムーズエアシステム」で風を顔に当てることなく温める2003年モデル「風革命フォルムPAMエアコン白くまくん(RAS-2210RX/2510RX/2810RX/3610RX/4010RX2/5010RX2)」を発売。
  • 2004年1月 - 世界初の「給・排・気流制御システム」で空気をきれいにして排出すると共に、室内ユニットに搭載された第二の吹き出し口「フレッシュエアウィンドウ」を搭載した2004年モデル「フレッシュ給排白くまくん Eシリーズ(RAS-E**S/E**S2)」を発売。この年より、「白くまくん」は7代目となる。
  • 2004年12月 - 「フレッシュ給排 白くまくん」の2005年モデルを発売。この代では主力のEシリーズ(RAS-E**T/E**T2)に加え、「ダブルアクセルシステム」を搭載した高機能タイプのSシリーズ(RAS-S**T/S**T2)と、ベーシックタイプのHシリーズ(RAS-H**T/H**T2)を加え、3シリーズとなった。また、2005年モデルより、運転時にパネルが開く構造になる。
  • 2005年12月 - IQ-PAMエンジンで省エネ性能を上げ、「花粉押し出し給気」と「ナノ&プラズマ空清」を組み合わせ、花粉対策性能を高めた2006年モデル「白くまくん 花粉押し出しの勝ち(RAS-E**V/E**V2)」を発売。
  • 2006年4月 - 日立空調システムとの統合により、日立アプライアンスに社名変更。
  • 2006年12月 - ルーバー・フィルター・通風路にステンレス素材を採用して内部を清潔にすると共に、「フィルター自動清掃機能」も搭載した2007年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Sシリーズ(RAS-S**W/S**W2)を発売。2007年2月には最上位モデルとしてイオン化されたミストによる脱臭機能を加えた「ミスト脱臭 ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**W/X**W2)を追加発売。
  • 2007年12月 - 2007年モデルのXシリーズのミスト脱臭機能を搭載し、室内ユニットは11年前のモデルとほぼ同じサイズに収めた、2008年モデル「ミストで清潔 ステンレス・クリーン 白くまくん」Sシリーズ(RAS-S**X/S**X2)を発売。この機種は平成19年度省エネ大賞グッドデザイン賞をダブル受賞した。 また、2008年3月にはイオンミストで潤いを与える最上位機種「ミストでうるおい ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**X/X**X2)を発売。
  • 2008年11月 - イオンミストの増量・ステンレス素材の使用範囲拡大・幅798mmのコンパクト室内機を採用した2009年モデル「ミストでうるおい ステンレス・クリーン 白くまくん」Sシリーズ(RAS-S**Y/S**Y2)を発売。この機種は前モデルに引き続き、2年連続でグッドデザイン賞を受賞した。翌月には、Sシリーズを上回る省エネ性能を実現した2009年モデルのXシリーズ(RAS-X**Y/X**Y2)を順次発売。特に、RAS-X40Y2はトップクラスの省エネ性能を実現した。
  • 2009年2月 - エアコン内部にステンレス素材を採用、新しいインバーター制御技術の採用とS/Xシリーズで採用されている「エコみるみるセンサー」も搭載し、省エネルギー法2010年度目標基準を達成(RAS-E50Y2を除く)したセミハイグレードモデル「みるみるセンサー ステンレスクリーン・白くまくん」Eシリーズ(RAS-E**Y/E**Y2)を発売。同時にスタンダードモデルのMシリーズにもステンレス素材を採用した新モデル(RAS-M**Y/M**Y2)を発売し、Lシリーズを除く全てのシリーズが内部ステンレス仕様に。
  • 2009年11月 - 人の動きに合わせて省エネ運転を行う「エコ運転」・「エコ・エリア運転」を搭載した2010年モデル「イオンミスト ステンレス・クリーン 白くまくん Sシリーズ(RAS-S**Z/S**Z2)」を発売。
  • 2010年2月 - 先に発売したSシリーズと同じく「リチウム&ソーラー・リモコン」を採用すると共に、冷房・除湿運転時に発生した露を受取る露受け皿に除菌処理を施し、より清潔になった2010年モデル「イオンミスト ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**Z/X**Z2)を発売。さらに、スタンダードグレードのEシリーズにはイオンミストとチタン熱交換器を新たに搭載、ベーシックモデルのMシリーズは5.0kwモデルも省エネルギー法 2010年度目標基準値を達成しそれぞれモデルチェンジ。さらに、省エネ基準をクリアしたコンパクトモデルAシリーズを追加した。
  • 2010年12月 - 「イオンミスト ステンレス・クリーン 白くまくん」Sシリーズの2011年度モデル(RAS-S**A/S**A2)を発売。
  • 2011年3月 - 先行発売したSシリーズと同様に「見る・聞く・感じるセンサー」を搭載し、よりきめ細やかな運転を行うことで省エネに貢献する2011年モデル「イオンミスト ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**A/X**A2)を発売。さらに、スタンダードグレードのEシリーズ、ベーシックモデルのMシリーズもそれぞれモデルチェンジされ、コンパクトモデルはステンレス通風路・ステンレスルーバーを採用し、シリーズ名をASシリーズに変更した。
  • 2011年12月 - 上部通風路の追加とステンレスフラップのワイド化によりステンレス採用面積を2011年モデルの約1.4倍(通風路とフラップにおいて)に拡大するとともに、最大電力を抑える「電力カット」機能の搭載とジェット・スクロール圧縮機により暖房能力を向上させた2012年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Sシリーズ(RAS-S**B/S**B2)を発売。
  • 2012年10月 - 人や部屋の状況を素早く把握する「くらしカメラ」と素早く温風が吹き出す「すぐ暖房」を搭載した2013年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Sシリーズ(RAS-S**C/S**C2)を発売。
  • 2013年10月 - 既存の「くらしカメラ」に人の周辺温度を見張る「温度カメラ」を加えて進化した「くらしカメラ ツイン」を搭載し、「ステンレス・クリーンシステム」に「ダブルステンレスフラップ」を追加した2014年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Zシリーズ(RAS-Z**D/Z**D2)を発売。併せて、Sシリーズも2014年モデル(RAS-S**D/S**D2)にモデルチェンジする。
  • 2014年10月 - 既存の「くらしカメラ ツイン」に近赤外線LEDを新たに搭載した「くらしカメラ3D」に進化したことで国内の家庭用ルームエアコンで初めて気流の通り道を検知でき、「3分割フロントフラップ」を新たに採用した2015年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**E/X**E2)を発売。併せて、Zシリーズも2015年モデル(RAS-Z**E/Z**E2)にモデルチェンジする。
  • 2015年10月
    • 「白くまくん」の製造を日立アプライアンスとアメリカのジョンソンコントロールズによる合弁会社として設立した日立ジョンソンコントロールズ空調へ移管(販売はこれまで通り日立アプライアンスが担当)。
    • 既存の「くらしカメラ3D」に「お部屋カメラ」を追加したことで、日本国内の家庭用ルームエアコンで初めて人の居る場所の床の種類まで判別できる「くらしカメラ4」に進化し、手前側だけでなく奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」を採用した2016年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**F/X**F2)を発売。
  • 2016年
    • 3月 - 室内機の本体高を24cmに抑えたスリムタイプの新シリーズ「ステンレス・クリーン 白くまくん」Wシリーズ(RAS-W**F/W**F2)を発売。
    • 10月 - 既存の「くらしカメラ4」に日本国内の家庭用ルームエアコンで初めて、在室時間による体感温度の変化を予測する機能を加え、湿度カメラ(RAS-X90G2を除く)も備えた「くらしカメラAI(エーアイ)」に進化した2017年モデル「ステンレス・クリーン 白くまくん」Xシリーズ(RAS-X**G/X**G2)を発売。

製品ラインナップ

ルームエアコン

ステンレス・クリーン 白くまくん X/XJシリーズ
RAS-X22G/X25G/X28G/X36G/X36G2/X40G2/X56G2/X63G2/X71G2/X80G2/X90G2(一般用Xシリーズ)
RAS-XJ22G/XJ25G/XJ28G/XJ36G/XJ36G2/XJ40G2/XJ56G2/XJ63G2/XJ71G2/XJ80G2/XJ90G2(住宅設備用XJシリーズ)
CV-PAM制御(カスケードベクトル制御方式PAM)搭載プレミアムモデル。
温度カメラと画像カメラ(30万画素CMOSイメージセンサーを採用)と画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像にすることで家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」に加え、床材・下がり壁・吊り戸棚・窓の位置や大きさを検知する「お部屋カメラ」を新たに備えた「くらしカメラ4」に、既搭載の「3分割フロントフラップ」は手前側に加えて奥側のフラップも3分割にした「ステンレスフラップ6」にそれぞれ進化。リモコンの「気流通り道」ボタンを押すことで室内環境を認識し、「気道の通り道」を見つけると同時に人がいる床の種類を見分けて、必要な場所に向けて風向や風量をコントロールする。併せて、「風よけエリアセレクト」も新搭載され、部屋を9通り(2.2kW~3.6kWクラスは4通り)のエリアパターンに分割し、リモコンの「エリア選択」でエリアパターンを選択することで選択したエリアへの送風を避けながら気流をコントロールする。この機能はリモコンの「あて/よけ」ボタンを押すことで風あてエリアを設定することも可能である。また、部屋の形状と大きさを認識して風向・風量を自動調整して間仕切りの変化まで検知する独自機能の「新・間取りサーチ」やワンタッチ操作で足もとを中心に暖房運転を行う「ゆか暖」を搭載するほか、フラップ・通風路・フィルターにステンレス(フィルターはステンレスコーティング)を採用し、フィルター自動お掃除を搭載した独自の「ステンレス・クリーン システム」を採用するとともに、ファン(ビッグ&ウェーブファン)にはイオンを、熱交換器にはチタンをそれぞれ採用した。さらに、ビタミンC誘導体を空気中に浮遊させるための「ビタミンカセット」を装備した(ビタミンカセットは本体に同梱するほか、定期的な交換が必要なため交換用が別売部品として用意されている)。
なお、2014年モデルまではリビングでの用途を想定したシリーズのため、ラインアップは冷房能力4.0kWクラス(14畳用)からとなっていたが、2015年モデルで2.2kWクラス(6畳用)・2.5kWクラス(8畳用)・2.8kWクラス(10畳用)・3.6kWクラス(12畳用)を新設して最上位モデルの位置づけとなり、カラーラインナップは白系のクリアホワイトのみとなった。2016年モデルは「白くまくん」で初めてとなる9.0kWクラス(29畳用)を新設。2017年モデルは、3.6kWクラス(12畳用)の単相200V電源モデルを新設した。
ステンレス・クリーン 白くまくん ZJシリーズ(住宅設備用)
RAS-ZJ22G/ZJ25G/ZJ28G/ZJ36G/ZJ40G2/ZJ56G2/ZJ63G2/ZJ71G2/ZJ80G2
CV-PAM制御搭載ハイグレードモデル。
既搭載の「くらしカメラ ツインF」は画像カメラ用フィルターの起動で近赤外線画像に切り替え、家具の位置や形状を検知する「ものカメラ」を備えた「くらしカメラ3D」に進化するとともに、リモコンに追加された「気流通り道」ボタンを押すことで「くらしカメラ3D」が部屋を立体的にとらえて「気流の通り道」を見つけることで気流をコントロールする。さらに、冷房・除湿・健康冷房[涼快]運転時にセットしておくことでタイマー時間経過後に運転を停止した後でも室温変化を検知して再運転する「みはっておやすみ」タイマーにも発揮し、室温変化に加えて大きな寝返りの頻度を見て再運転を行うようにした(ただし、室外機の真下は検知できず、寝ている状態によっては正しく検知されない場合があるので注意が必要)。さらに、「気流の通り道」に合わせた風を送るために、ダブルフラップの手前側を3分割した「3分割フロントフラップ」も採用した。そのほか、XJシリーズにも搭載されている「間取りサーチ」や「ゆか暖」も搭載している。
ステンレス・クリーン 白くまくん E/ELシリーズ
RAS-E22F/E25F/E28F/E36F/E40F2(Eシリーズ)
RAS-EL56F2/EL63F2/EL71F2(ELシリーズ)
「くらしカメラ F」搭載ハイスペックモデル。
活動量・日差し・人数だけでなく、人の位置や足元も検知できる「くらしカメラ F」を搭載。「ecoこれっきり」運転中に人がいなくなった状態を検知すると自動で控えめ運転や運転停止を行うオートセーブ/オートオフ機能も備える。また、通常運転時に送風すべき範囲を自動認識して風量とスイング幅を調整する「間取りサーチ」、室外機の排熱の一部を室内機に取り込み、湿った空気を暖めて適温に調節してから冷やして除湿する熱リサイクル方式再熱除湿「カラッと除湿(自動/手動設定可能)」、湿度を自動コントロールして冷やしすぎを防ぐ「健康冷房[涼快]」、タイマー時間経過後に運転を停止しても室温が上がると設定温度を控えめにして自動で再運転を行う「みはっておやすみ」タイマー、あらかじめ設定することで冷房時は27度、暖房時は23度を基準に±3度の範囲のみの設定とすることで設定温度の上げすぎ・下げすぎを抑える気配りモード「おすすめ設定温度モード」も備え、通風路・フラップ・フィルターをステンレス(フィルターはステンレスコーティング)とした「ステンレス・クリーンシステム」も採用する。2016年度モデルでは、X/XJシリーズの2.2kW~3.6kWクラスと同様に、部屋を4つのエリアパターンに分割し、リモコンの「エリア選択」でエリアパターンを選択することで選択したエリアへの送風を避けながら気流をコントロールする「[風よけ]エリアセレクト」を新搭載した。
なお、2016年モデルは5.6kWクラス・6.3kWクラス・7.1kWクラスをELシリーズとして分割し、Eシリーズを4.0kWまでのラインナップとした。EシリーズとELシリーズでは室内機のデザインが異なる程度で、機能は同一である(ELシリーズはフィルター掃除を除く運転時に前面パネルが開く)。
ステンレス・クリーン 白くまくん Wシリーズ(一般用)
RAS-W22F/W25F/W28F/W36F/W40F2
2016年度モデルから新設されたスリムモデル。
室内機の本体高を24cmに抑えたことで、下に障害物が無い場合は上部スペース分(30mm)を含めて270mm以上、下にカーテンレール等がある場合は上部スペース分(30mm)と下部スペース分(15mm)を含めて285mm以上(且つ、カーテンレール等の奥行は最大110mmまでであること)であれば設置可能である(いずれの場合も左右50mm以上のスペース分も必要)。
機能面では、「ecoこれっきり運転」の作動により、距離・活動量・日差し・人数を検知して温度をコントロールする「くらしカメラ」(本機能を利用したオートセーブ・オートオフ・風よけ機能も搭載)、「カラッと除湿」、「健康冷房[涼快]」、エアコン内部クリーン、「みはっておやすみ」タイマー、おすすめ設定温度モードなどを搭載するほか、通風路・フラップ・フィルターをステンレス(フィルターはステンレスコーティング)とした「ステンレス・クリーンシステム」も採用する。
ステンレス・クリーン 白くまくん V/VLシリーズ(住宅設備用)
RAS-V22F/V25F/V28F/V36F/V40F2(Vシリーズ)
RAS-VL56F2/VL63F2/VL71F2(VLシリーズ)
スタンダードモデル。
トリプルセンサー(湿度・日射・温度)方式の「ecoこれっきり」運転、再熱(熱リサイクル)方式の「カラッと除湿」を搭載。通風路・フラップ・フィルターをステンレス(フィルターはステンレスコーティング)とした「ステンレス・クリーンシステム」も採用する。
なお、VシリーズとVLシリーズでは対応畳数や室内機デザインが異なる程度で、機能は同一である。Vシリーズは2016年度モデルで室外機が一新され、2015年度モデル(26cm)よりも高さが2cm低くなり、一般用のWシリーズと同じ高さである24cmとなった。
ステンレス・クリーン 白くまくん BJシリーズ(住宅設備用)
RAS-BJ22F/BJ25F/BJ28F/BJ36F/BJ40F2/BJ56F2
ベーシックモデル。
日照センサー方式の「[ecoこれっきり]運転」、事前にセットしておくことで冷房・除湿運転後に自動で内部乾燥を行う「エアコン内部クリーン」、吹出す風の量をコントロールする「ソフト除湿」を搭載し、フラップとフィルターにステンレス(フィルターはステンレスコーティング)を採用。
ステンレス・クリーン 白くまくん Dシリーズ(一般用)
RAS-D22F/D25F/D28F/D40F2/D56F2
2013年度モデル「ASシリーズ」後継のベーシックモデル。
日照センサー方式の「[ecoこれっきり]運転」、吹き出す風の量をコントロールする「ソフト除湿」、事前にセットしておくことで冷房・除湿運転後に自動で内部乾燥を行う「エアコン内部クリーン」を搭載し、フラップにはステンレスを採用する。また、全機種横幅780mmのコンパクト室内機を採用し、4.0kWクラス・5.6kWクラスを除く機種は小幅のコンパクト室外機も採用する。
白くまくん AJシリーズ(住宅設備用)
RAS-AJ22F/AJ25F/AJ28F/AJ36F/AJ40F2/AJ56F2
シンプルモデル。
「エアコン内部クリーン」と「ソフト除湿」を搭載。全機種横幅780mmのコンパクト室内機を採用し、4.0kWクラス・5.6kWクラスを除く機種は小幅のコンパクト室外機も採用する。

寒冷地向けエアコン

暖房性能を高めたモデル。これまでは「暖房エアコン 寒さ知らず 白くまくん」や「暖房エアコン 白くまくん」の愛称で発売されていたが、2016年モデルは全シリーズがフルモデルチェンジとなり、愛称を「メガ暖 白くまくん」に改名・統一した。なお、再熱除湿「カラッと除湿」や健康冷房「涼快」も搭載しており、オールシーズン使用できる。また、全機種PAM制御を採用する。

メガ暖 白くまくん ZDシリーズ
RAS-ZD25F2/ZD28F2/ZD40F2/ZD56F2
壁掛タイプ・プレミアムモデル
室外機の熱交換器を2つに分割し、霜取り運転を片方ずつ交互に行うことで、最大23時間のノンストップ暖房を可能にする独自の「デュアルバイパス暖房方式」を採用するほか、吹出す風の温度を高めた運転を30分間行う「温風プラス」、リモコンの「温風プラス」ボタンと「くらし気流」ボタンを押すことで足もとを中心とした暖房運転を行う「ゆか暖」を搭載。さらに、画像カメラと温度カメラで構成された「くらしカメラ ツイン」を搭載するほか、通風路・フラップ・フィルターをステンレス(フィルターはステンレスコーティング)とした「ステンレス・クリーンシステム」を採用している。
なお、2014年モデルのSDシリーズからラインナップを拡大し、2.5kWモデル(8畳用)と5.6kWモデル(18畳用)を追加した。
また、JIS低温暖房能力(外気温が低い時の暖房能力)がZD25F2が7.4kW、ZD40F2とZD56F2がそれぞれ9.2kWと、日本国内で販売されている2.5kWクラス・4.0kWクラス・5.6kWクラスの家庭用エアコンでNo.1の暖房能力を実現している。
メガ暖 白くまくん EKシリーズ
RAS-EK25F2/EK28F2/EK40F2/EK56F2
壁掛タイプ・スタンダードモデル
室外機の熱交換器の温度と外気温のダブルチェックで必要な時にだけ霜取り運転を行い、暖房運転停止後にマイコンが室外ユニットの霜つき状態をチェックして必要に応じて霜取り運転を行ってから自動で運転を停止することで次の暖房運転開始時にすぐに立ち上げる「みはって霜取りS」、霜取り運転に入る前に暖気の吹き出し温度をアップして霜取り時の温度低下を抑える「あらかじめ温風」、ワンタッチで高温風を30分間連続運転する「温風プラス」を搭載するほか、「ステンレス・クリーンシステム」を採用。さらに、[ecoこれっきり]ボタンを押すことで人の位置・足もと、活動量、日差し、人数を検知して気流を制御する画像カメラの「くらしカメラ F」を新搭載し、ワンタッチ操作で足もとを検知して気流をコントロールする「足もとサーチ」も搭載した。
なお、2015年モデルのSKシリーズからラインナップを拡大し、2.5kWモデル(8畳用)を追加した。
メガ暖 白くまくん FDシリーズ
RAF-D36F/D40F2/D50F2
床置タイプ
「デュアルバイパス暖房方式」を採用。吹き出し口を足元の高さに配置し、温風を力強く吹き出して集中的に床面へ広げる「床面直吹き出し」を採用したほか、吹き出し口の温度を高める「ホットモード」も搭載する。

白くまくんについて

初代白くまくんは1975年に実写版で登場。2003年12月に誕生した父子クマで7代目、手がけたのはデザイナーの大木理人、CM曲作曲は中島靖雄、母クマが見えないのは同窓会でアラスカに里帰り中、というウラ設定もある。ちなみに、KDDI/沖縄セルラー電話auブランド向けに納入している携帯電話のうち、「W62H」以降の全機種に「白くまくん」のEZケータイアレンジコンテンツがプリセットされている。

なお、2007年からは「ステンレス・クリーン 白くまくん」のシンボルキャラとして、ステンレスボディを身にまとった「ステンレス小ぐまくん」も登場している。

注釈

  1. ^ Pulse Amplitude Modulationの略

外部リンク