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「水上温泉郷」の版間の差分

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:水上観光ホテル、ホテル松葉屋、かじか荘、ホテル藤原郷
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[[File:Minakami Onsenkyo Hotel Fujiwarago 2016-04.jpg|thumb|ホテル藤原郷跡<br />({{ウィキ座標|36|50|12|N|139|3|2.3|E|region:JP|藤原2054}})<br />[[1962年]](昭和37年)[[10月13日]]創業。170人収容。[[藤原ダム|藤原湖]]のほとりに位置し「藤原湖温泉」として知られた。[[テニスコート]]や[[釣り堀]]を併設。落人料理ざるめし・ボタが名物だった。[[2007年]](平成19年)9月頃廃業<ref>『水上温泉旅館協同組合創立50周年記念誌 みなかみ』69ページ。</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.mapion.co.jp/phonebook/M06001/10449/L10203010900000000069/ |title=マピオン電話帳 藤原湖温泉 |publisher=[[Mapion]] |accessdate=2016-07-13 }}</ref><ref>{{Cite web |url=http://onsen.xii.jp/article/6949852.html |title=群馬・水上「ホテル藤原郷」閉館 |publisher=温泉ニュースBlog |date=2007-11-19 |accessdate=2016-07-13 }}</ref>。[http://web.archive.org/web/20090905051224/http://www5.kannet.ne.jp/~fujiwarago/ 公式ウェブサイト](2009年9月5日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])]]
[[File:Minakami Onsenkyo Hotel Fujiwarago 2016-04.jpg|thumb|ホテル藤原郷跡<br />({{ウィキ座標|36|50|12|N|139|3|2.3|E|region:JP|藤原2054}})<br />[[1962年]](昭和37年)[[10月13日]]創業。170人収容。[[藤原ダム|藤原湖]]のほとりに位置し「藤原湖温泉」として知られた。[[テニスコート]]や[[釣り堀]]を併設。落人料理ざるめし・ボタが名物だった。[[2007年]](平成19年)9月頃廃業<ref>『水上温泉旅館協同組合創立50周年記念誌 みなかみ』69ページ。</ref><ref>{{Cite web |url=http://www.mapion.co.jp/phonebook/M06001/10449/L10203010900000000069/ |title=マピオン電話帳 藤原湖温泉 |publisher=[[Mapion]] |accessdate=2016-07-13 }}</ref><ref>{{Cite web |url=http://onsen.xii.jp/article/6949852.html |title=群馬・水上「ホテル藤原郷」閉館 |publisher=温泉ニュースBlog |date=2007-11-19 |accessdate=2016-07-13 }}</ref>。[http://web.archive.org/web/20090905051224/http://www5.kannet.ne.jp/~fujiwarago/ 公式ウェブサイト](2009年9月5日時点の[[インターネットアーカイブ|アーカイブ]])]]
上記の温泉水を使用していなかった施設のうち、[[2016年]](平成28年)現在もなお営業を続けているのは、ホテル松葉屋と、かじか荘だけである。松葉屋は施設敷地内からくみ上げた源泉(冷鉱泉)を加温して浴用に供しているが、[[温泉法]]で定める成分が一部欠けているため、温泉登録をしていないと説明している<ref>{{Cite web |url=http://minakami-matsubaya.com/spring.html |title=松葉屋の湯 |publisher=おやど松葉屋 |accessdate=2016-07-13 }}</ref>。また、かじか荘はくみ上げた源泉を陸送して浴用に供していると説明している<ref>{{Cite web |url=http://www.minakami-kajikasou.jp/about_facilities.html |title=施設のご案内 |publisher=旅館かじか荘 |accessdate=2016-07-13 }}</ref>。
上記の温泉水を使用していなかった施設のうち、[[2016年]](平成28年)現在もなお営業を続けているのは、ホテル松葉屋と、かじか荘だけである。松葉屋は施設敷地内からくみ上げた源泉(冷鉱泉)を加温して浴用に供しているが、[[温泉法]]で定める成分が一部欠けているため、温泉登録をしていないと説明している<ref>{{Cite web |url=http://minakami-matsubaya.com/spring.html |title=松葉屋の湯 |publisher=おやど松葉屋 |accessdate=2016-07-13 }}</ref>。また、かじか荘はくみ上げた源泉を陸送して浴用に供していると説明している<ref>{{Cite web |url=http://www.minakami-kajikasou.jp/about_facilities.html |title=施設のご案内 |publisher=旅館かじか荘 |accessdate=2016-07-13 }}</ref>。



2017年9月4日 (月) 20:00時点における版

水上温泉郷の中核を成す水上温泉

水上温泉郷(みなかみおんせんきょう)とは、群馬県利根郡みなかみ町水上地区(旧・水上町)にある温泉の総称(温泉郷)で、奥利根温泉郷とも[1]利根川の最上流部にあり、谷川岳の麓に位置している。どの温泉からも、渓谷と山々が見晴らせる。

水上温泉

利根川のほとり水上館

水上温泉は水上温泉郷の中核を成す一大温泉地である。JR水上駅周辺にあり、利根川を見下ろし谷川岳を見上げることができる温泉街。戦後の高度成長期には歓楽温泉街としても栄えた。2004年に発生した温泉偽装問題では、温泉表記をしながら水道水を利用していた温泉が存在すると報じられ、一部旅館では温泉のみ徴収可能な入湯税も取っていたとして問題となった。

宝川温泉

早朝の宝川温泉の露天風呂

水上からさらに利根川を遡った所にある温泉。巨大な露天風呂が有名。野口冬人が編集した露天風呂番付において、東の横綱に選ばれている。なお、宿ではツキノワグマが飼育されているが、昔は、子熊を露天風呂で入浴させていたことでも知られている。 旅行クチコミサイト「トリップアドバイザー」の選ぶ、「外国人が最も注目した日本の観光スポット2008」においては、草津温泉伊香保温泉等を押さえて16位に選ばれた。

  • 泉質 : 単純温泉

谷川温泉

谷川温泉の日帰り入浴施設、湯テルメ・谷川

水上駅から谷川岳寄りに位置し、山懐にある温泉。太宰治が療養のために滞在し『創世記』を執筆したといわれる宿がある。また、「別邸仙寿庵」(谷川614)は厳しい審査を経てルレ・エ・シャトーに加盟した一流旅館として知られる[2]

  • 泉質 : 単純温泉・アルカリ性単純温泉

うのせ温泉

  • 泉質 : 単純温泉

湯の小屋・上の原温泉

宝川よりさらに山奥、昔は尾瀬の入口だった辺鄙な所。夜な夜なタヌキが訪れる「タヌキのお宿」と呼ばれる宿がある。

  • 泉質 : 単純温泉

湯檜曽・向山温泉

湯檜曽温泉の温泉街

谷川岳の真下、湯檜曽駅近くにある。山深い雰囲気を味わえる温泉。水上川の支流、湯檜曽川に沿って静かな温泉街が広がっており旅館や保養所などが見られる。また、谷川岳ロープウェイの玄関口にあたる。陸奥国安倍氏に連なる安倍貞任の子孫が発見したと言われている[3]

  • 泉質 : アルカリ性単純温泉

温泉偽装問題

2004年平成16年)8月11日、当時の水上町観光協会および水上温泉旅館協同組合は温泉の不正表示を公表し、謝罪した。組合による調査結果は下記の通りである[4]

温泉水を使用していた施設
旅館天野屋、米屋旅館、旅館山楽荘、塩屋温泉館、松泉閣、だいこく館、寶ホテル、白雲閣、ひがきホテル、旅館藤屋、ホテル聚楽松乃井ホテル、天狗の湯きむら苑、水上館、金盛館せせらぎ、旅館たにがわ、水上山荘、別邸仙寿庵、奥利根館、なかや旅館、林屋旅館、ホテル湯の陣、もちや旅館、宝川温泉汪泉閣、洞元荘、龍洞
温泉水を使用していなかった施設
水上観光ホテル、ホテル松葉屋、かじか荘、ホテル藤原郷
ホテル藤原郷跡
藤原2054
1962年(昭和37年)10月13日創業。170人収容。藤原湖のほとりに位置し「藤原湖温泉」として知られた。テニスコート釣り堀を併設。落人料理ざるめし・ボタが名物だった。2007年(平成19年)9月頃廃業[5][6][7]公式ウェブサイト(2009年9月5日時点のアーカイブ

上記の温泉水を使用していなかった施設のうち、2016年(平成28年)現在もなお営業を続けているのは、ホテル松葉屋と、かじか荘だけである。松葉屋は施設敷地内からくみ上げた源泉(冷鉱泉)を加温して浴用に供しているが、温泉法で定める成分が一部欠けているため、温泉登録をしていないと説明している[8]。また、かじか荘はくみ上げた源泉を陸送して浴用に供していると説明している[9]

廃墟問題

みなかみ町は2015年(平成27年)に公表した『まち・ひと・しごと創生総合戦略』の中で、温泉街リノベーションに対する考えを示した。特に、温泉郷中心部の湯原地区では沿道に廃墟となった宿泊施設が点在しており、温泉街全体のイメージ悪化を招いている状況にある。町は新しい資本の誘致に向け、廃墟の撤去・更地化も辞さないという考えである[10]

脚注

  1. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ)「水上温泉郷」より(コトバンク、2015年6月28日閲覧)。
  2. ^ 世界に誇る日本の宿「ルレ・エ・シャトー」が認めた超一流の旅館・ホテル7選 - Relux Magazine”. Loco Partners (2015年5月). 2016年11月4日閲覧。
  3. ^ 日本大百科全書(ニッポニカ) 湯檜曽温泉”. コトバンク. 2016年7月10日閲覧。
  4. ^ 水上町観光協会・水上温泉旅館協同組合職員一同 (2004年8月11日). “水上温泉の不正表示に関する謝罪、および公表につきまして”. 水上町観光協会・水上温泉旅館協同組合. 2005年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年7月13日閲覧。
  5. ^ 『水上温泉旅館協同組合創立50周年記念誌 みなかみ』69ページ。
  6. ^ マピオン電話帳 藤原湖温泉”. Mapion. 2016年7月13日閲覧。
  7. ^ 群馬・水上「ホテル藤原郷」閉館”. 温泉ニュースBlog (2007年11月19日). 2016年7月13日閲覧。
  8. ^ 松葉屋の湯”. おやど松葉屋. 2016年7月13日閲覧。
  9. ^ 施設のご案内”. 旅館かじか荘. 2016年7月13日閲覧。
  10. ^ 『みなかみ町 まち・ひと・しごと創生総合戦略』65ページ。

参考文献

関連項目

外部リンク