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* 1970年 - 1982年 米国アリゾナ州立大学研究員 |
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2019年5月19日 (日) 20:39時点における版
飯島澄男 | |
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名城大学電顕の前で | |
生誕 | 1939年5月2日(85歳) |
国籍 | 日本 |
出身校 | 電気通信大学 東北大学 |
主な業績 | 高分解能電子顕微鏡法の確立およびカーボンナノチューブの発見 (1991年) |
主な受賞歴 | 本文参照 |
プロジェクト:人物伝 |
飯島 澄男(いいじま すみお、1939年5月2日 - )は、日本の物理学者および化学者。埼玉県越谷市出身。 文化功労者、恩賜賞・日本学士院賞受賞者、文化勲章受章者。日本学士院会員。名古屋大学高等研究院アカデミー会員、名古屋大学特別招聘教授。名城大学終身教授。
カーボンナノチューブの発見(1991年)と電子顕微鏡による構造決定[1]の功績で、世界的に有名になった。金の原子がアメーバのように動く金超微粒子の“構造ゆらぎ”現象を発見(1984年)。 ノーベル化学賞・物理学賞の有力候補とも見られている[2]。
名城大学終身教授、NEC特別主席研究員をはじめ多数の職を現職で兼任する。
現職
略歴
- 1958年 東京都立上野高等学校卒業。
- 1963年 千葉大学理学部卒業。
- 1965年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了
- 1968年 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了 理学博士(東京大学)『臭化銀単結晶のPrint-out効果』
- 1968年 - 1974年 東北大学科学計測研究所助手
- 1970年 - 1982年 米国アリゾナ州立大学研究員
- 1979年 英国ケンブリッジ大学客員研究員
- 1982年 - 1987年 科学技術振興機構(当時新技術事業団) 創造科学技術推進事業 グループリーダー
- 1987年 - 現在 日本電気株式会社特別主席研究員
- 1991年 カーボンナノチューブの発見
- 1997年 英王立研究所「金曜講話」講師
- 1998年 - 現在 名城大学大学院理工学研究科終身教授
- 2001年 - 2015年 独立行政法人産業技術総合研究所 ナノチューブ応用研究センターセンター長
- 2007年 - 現在 名古屋大学高等研究院特別招聘教授
- 2015年 - 現在 国立研究開発法人産業技術総合研究所 名誉フェロー
研究分野
所属アカデミー
フェロー・名誉教授・名誉会員
- 2000年 米国物理学会フェロー
- 2001年 英国王立顕微鏡学会名誉会員
- 2002年 アントワープ大学名誉博士
- 2002年 日本結晶学会名誉会員
- 2003年 スイス連邦工科大学(ローザンヌ)名誉博士
- 2004年 日本顕微鏡学会名誉会員
- 2005年 西安交通大学 名誉教授
- 2005年 北京大学 名誉教授
- 2007年 日本応用物理学会フェロー
- 2009年 米国顕微鏡学会フェロー
- 2009年 日本化学会名誉会員
- 2009年 清華大学名誉教授
- 2009年 電気通信大学特別栄誉教授
- 2010年 浙江大学名誉教授
- 2010年 東南大学名誉教授
- 2013年 日本物理学会名誉会員
- 2013年 上海交通大学名誉教授
- 2014年 アールト大学名誉教授
- 2014年 応用物理学会名誉会員
記念講演講師
- 1997年 金曜講話講師( 英国王立研究所)
- 2003年 バン・ホーン記念講演講師( ケースウェスタンリザーブ大学)
- 2007年 ボド・フォン・ボリス記念講演講師( チュービンゲン大学)
- 2008年 Dowレクチャー講師(ノースウェスタン大学)
- 2008年 名古屋大学レクチャー2008講師(名古屋大学)
- 2008年 ブラッグ講演講師(ロンドン大学)
- 2008年 ジョージ・ピメンタル講演講師(カリフォルニア大学バークレー校)
- 2009年 グローバル・ヴィジョン講演講師(清華大学)
- 2010年 材料工学セミナー講師(マサチューセッツ工科大学)
- 2010年 ウィリアム・スピッツァー講演講師(南カリフォルニア大学)
- 2011年 エヴァンス講演講師(オハイオ州立大学)
- 2013年 アインシュタインレクチャーシップ講師( 中国科学院金属研究所)
- 2015年 グローバルレクチャーシリーズ講師( 浙江大学)
学術賞歴
- 1976年 バートラムワーレン賞(米国結晶学会)
- 1980年 瀬藤賞(日本電子顕微鏡学会)
- 1985年 日本結晶学会賞 (日本結晶学会)
- 1985年 仁科記念賞 (仁科記念財団)
- 1986年 科学技術庁長官賞(科学技術庁)
- 1996年 朝日賞 (朝日新聞社)
- 1999年 つくば賞 ((財)茨城県科学技術振興財団)
- 2001年 石川カーボン賞 ((財)石川カーボン科学技術振興財団)
- 2002年 ジェームス・C・マックグラディ新材料賞(米国物理学会)
- 2002年 アジレント欧州物理学賞(欧州物理学会)
- 2002年 ベンジャミン・フランクリン・メダル物理学賞(フランクリン協会)
- 2002年 中日文化賞 (中日新聞社)
- 2002年 向井賞 (東京応化科学技術振興財団)
- 2002年 恩賜賞・日本学士院賞(日本学士院)
- 2003年 第3回応用物理学会業績賞
- 2003年 日本イノベーター大賞(日経BP社)
- 2004年 第1回本多フロンティア賞 (本多記念会)
- 2004年 科学技術功績メダル(米国炭素学会)
- 2005年 著名科学者賞:物理学部門(米国顕微鏡学会)
- 2006年 J. M. カウリー・メダル2006(国際顕微鏡学会連合)
- 2007年 グレゴリー・アミノフ賞(結晶学)(スウェーデン王立科学アカデミー)
- 2007年 第48回藤原賞 ((財)藤原科学財団)
- 2007年 トムソン・ロイター引用栄誉賞『物理、化学分野の革命を起こすきっかけとなったカーボンナノチューブの先駆的な研究に対して』
- 2007年 バルザン賞(国際バルザン財団)
- 2008年 第1回リチャード・E・スモーリー賞(米国電気化学会)
- 2008年 第1回カヴリ賞 ナノ科学部門(カヴリ財団)
- 2008年 アストゥリアス皇太子賞学術・技術研究部門(アストゥリアス財団)
- 2008年 エコノミストイノベーション賞「ノー・バウンダリー領域」(ザ・エコノミスト紙)
- 2012年 著名科学者賞(マイアミ2012ウィンターシンポジウム)
- 2013年 ゴールドメダル(スロヴァキア科学アカデミー)
- 2015年 欧州発明家賞 非欧州部門 (欧州特許庁)
栄典
出典
- ^ Iijima, Sumio (1991年11月7日). “Helical microtubules of graphitic carbon”. Nature 354: 56–58. doi:10.1038/354056a0.
- ^ 世界にその名を馳せるノーベル賞候補者・飯島澄男博士を特集!