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「宇部新川駅」の版間の差分

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2020年2月14日 (金) 22:46時点における版

宇部新川駅*
駅舎(2007年8月28日)
うべしんかわ
Ube-Shinkawa
琴芝 (1.1 km)
(1.8 km) 居能
地図
所在地 山口県宇部市上町一丁目7番7号
北緯33度57分30.13秒 東経131度14分32.92秒 / 北緯33.9583694度 東経131.2424778度 / 33.9583694; 131.2424778 (宇部新川駅*)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 宇部線
小野田線直通含む)
キロ程 27.1 km(新山口起点)
電報略号 ウシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
887人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1914年大正3年)1月9日**
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1943年昭和18年)から1964年(昭和39年)までは宇部駅。
** 1923年(大正12年)8月1日に現在地に移転。
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宇部新川駅(うべしんかわえき)は、山口県宇部市上町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)宇部線

概要

宇部市の中心市街地に位置し、市を代表する駅である。宇部線の中間駅では唯一の直営駅で、かつては駅構内に宇部新川鉄道部があり、居能町には宇部電車区(略号は広ウヘ)が設置されていた。現在は山口地域鉄道部の管理下にある。

線路名称上は宇部線単独駅であるが、運転系統上は小野田線の列車も当駅を発着する(実際の小野田線の起点は隣の居能駅である)。

1914年(大正3年)に宇部軽便鉄道の駅として開業。当初は現在の宇部中央バス停付近に所在したが、1923年(大正12年)の助田停留場 - 宇部新川駅間の線路付け替え・床波駅までの路線延伸に伴い、現在地に移転した。

歴史

宇部新川駅(初代)
1914年撮影。現在の宇部興産ビル付近。
  • 1914年大正3年)1月9日 - 宇部軽便鉄道開業と同時に、宇部新川駅として開業。
  • 1921年(大正10年)12月21日 - 社名変更により宇部鉄道の駅となる。
  • 1923年(大正12年)8月1日 - 助田停留場から宇部新川駅までの線路付け替えにより、現在地に移転。同時に路線が床波駅まで延伸され、途中駅となる。
  • 1931年昭和6年)7月21日 - 宇部新川駅から沖ノ山旧鉱駅(後の宇部港駅)までの支線開業。
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 沖ノ山旧鉱駅への支線の旅客営業休止。
  • 1943年(昭和18年)5月1日 - 宇部鉄道が国有化され、鉄道省宇部駅に改称(同時に山陽本線宇部駅を西宇部駅に改称)。宇部東線の所属となるが、宇部港駅への支線は宇部西線の貨物支線となる。
  • 1948年(昭和23年)2月1日 - 宇部東線が宇部線に改称され、当駅もその所属となる。宇部西線は小野田線に改称。
  • 1952年(昭和27年)4月20日 - 宇部線の新線として当駅 - 居能駅間が開業。同時に小野田線貨物支線の居能駅 - 岩鼻駅間が宇部線に編入され、宇部線の経路が居能駅経由に切り替え。それに伴い藤曲駅経由の宇部線旧線(当駅 - 藤曲駅 - 岩鼻駅間)と、当駅 - 宇部港駅間の小野田線貨物支線が廃止。
  • 1964年(昭和39年)9月15日 - 宇部新川駅に改称。山陽本線西宇部駅の宇部駅への改称は同年10月1日。混乱を防ぐためという理由で時期がずらされた。
  • 1965年(昭和40年)9月24日 - みどりの窓口営業開始。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が継承。
  • 2016年 (平成28年) 3月8日頃 - 接近メロディ導入。

駅構造

宇部新川駅の上空写真(2016年8月)、写真の左下に向かって琴芝駅方面、右上に向かって居能駅方面

単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅。ほかに側線もあり、電車が留置されていることがある。下り側に向かって左側(単式ホームである1番のりばに面した位置)に木造の駅舎がある。島式の3・4番のりばへは跨線橋で連絡している。

駅舎内に売店があり、みどりの窓口を設置している。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 宇部線 下り 宇部厚狭方面
小野田線 - 小野田港長門本山方面
3・4 宇部線 上り 床波新山口方面
下り 宇部・厚狭方面
小野田線 - 小野田港・長門本山方面
  • 2番線は、1番線と3番線の間にある中線で、ホームはない。
  • おおむね、1番線が宇部方面、3番線が新山口方面、4番線が小野田線であるが、運転系統の境界駅であるため、1番線に新山口方面がない(1番線は上り方面への出発信号機がない)ことを除いて、発着ホームと方向の明確な区別はない。

利用状況

1日の平均乗車人員は以下の通りである。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 1,706
2000 1,579
2001 1,480
2002 1,305
2003 1,290
2004 1,300
2005 1,321
2006 1,277
2007 1,249
2008 1,167
2009 1,090
2010 1,043
2011 1,029
2012 963
2013 947
2014 883
2015 903
2016 889
2017 900
2018 887

出典:山口県統計年鑑

駅周辺

新川駅前商店街

宇部新川駅から隣の琴芝駅にかけての一帯は宇部市の中心市街地となっており、駅前にはビジネスホテルやオフィスビルなどが立地している。

宇部興産の本社地区(小串地区)の最寄り駅であり、かつては宇部興産の社員の多くが宇部新川駅を利用して通勤していたため、駅と宇部興産の間にある商業地は大変賑わっていた。現在では車社会化が進み、郊外に大型商業施設が多数進出したことなどから、かつての賑わいは失われている。そのため宇部市では「宇部市にぎわいエコまち計画」などにおいて「宇部新川駅周辺地区」を重点整備地区の1つに位置付けている。[1]

バス

駅前のバスターミナル(宇部新川駅バスセンター)は宇部市交通局(宇部市営バス)の運行拠点となっており、バス待機用のスペースがあるほか、待合室や案内所も設けられている。サンデン交通船鉄バス中国ジェイアールバスの高速バス「福岡・山口ライナー」も駅前バスターミナルに乗り入れている。このうち、福岡・山口ライナーは2009年6月1日から、サンデン交通の一般路線バスは2017年10月1日から乗り入れを開始している。また、6番のりばは駅前ロータリー内ではなく、駅前の市道(宇部新川恩田線)上に設置されていたが、2018年10月1日よりロータリー内に移設され、宇部新川駅前を通るバスは全て、バスターミナルロータリー内に乗り入れるようになった。 宇部市では、市制施行90周年、第66回国民体育大会(おいでませ!山口国体)の開催など多数の行事が行われる2011年を「イベントイヤー」と位置づけ、イベントイヤーに向けた基盤整備として宇部新川駅前広場のバスシェルター整備を計画していたが[2]、事業費3,700万円をかけて2011年9月に完成した [3]

宇部新川駅バス停とは別に、駅の南東約300mの場所に市内各所からのバスが集中する宇部中央バス停がある。

駅前バスのりば

  1. のりば 新山口駅(特急・普通)・阿知須・丸尾崎・中央病院高専工学部・萩原・片倉方面
  2. のりば 山口宇部空港・八王子方面・東部市内循環線めぐりーな・市街地循環
  3. のりば (参宮通経由/琴芝駅経由)十文字・木田・八幡宮・ひらき台・北迫新町方面
  4. のりば (小羽山・中山観音経由)宇部駅、(小羽山経由)交通局方面
  5. のりば 大学病院・小野田公園通・山陽小野田市民病院・小野田駅・船木・厚狭駅小月駅下関駅方面
  6. のりば (助田・新地経由/助田・ゆめタウン宇部経由)宇部駅・木田方面/沖の山方面
  7. のりば (空き番)
  8. のりば 福岡行き(福岡・山口ライナー)≪中国JRバス・JR九州バスが運行≫・広島バスセンター経由東京駅行き(特別便)≪中国JRバス、防長交通が運行≫
  9. 降車場

隣の駅

西日本旅客鉄道
宇部線
琴芝駅 - 宇部新川駅 - 居能駅
小野田線(当駅 - 居能駅間は宇部線)
宇部新川駅 - 居能駅
*:上り1本のみ、宇部線新山口方面へ直通する。

かつて存在した路線

日本国有鉄道
宇部線(旧線)
(琴芝駅 -) 宇部駅(現・宇部新川駅) - 藤曲駅
小野田線貨物支線
宇部港駅 - 宇部駅(現・宇部新川駅)
  • 国有化以前には、当駅と藤曲駅の間に助田停留場が、宇部港駅と当駅の間に上町停留場があった。

脚注

関連項目

外部リンク