「上飯田駅」の版間の差分
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2020年2月15日 (土) 04:51時点における版
上飯田駅 | |
---|---|
名鉄上飯田ビル | |
かみいいだ KAMI IIDA | |
所在地 | 名古屋市北区上飯田通一丁目15 |
所属事業者 |
名古屋鉄道(名鉄) 名古屋市交通局(名古屋市営地下鉄) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(地下鉄)17,588人/日(降車客含まず) -2018年- (名鉄)17,267人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1931年(昭和6年)2月11日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■名鉄小牧線* |
駅番号 | KM 13 |
キロ程 | 0.0 km(上飯田起点) |
(2.3 km) 味鋺 KM12►► | |
所属路線 | 地下鉄上飯田線* |
駅番号 | K01 |
キロ程 | 0.8 km(平安通起点) |
◄◄K02 平安通 (0.8 km) | |
備考 | 共同使用駅(名鉄の管轄駅) |
* 一体運用されており、相互直通運転実施 ** 直通連絡人員含む |
上飯田駅(かみいいだえき)は、愛知県名古屋市北区上飯田通1丁目にある、名古屋鉄道(名鉄)・名古屋市営地下鉄の駅。駅番号は名鉄がKM13、名古屋市営地下鉄がK01。
上飯田連絡線株式会社が施設を所有している。名鉄の小牧線と、名古屋市営地下鉄の上飯田線が乗り入れる。名鉄と名古屋市交通局の共同使用駅であり、名鉄が管轄している。
歴史
1971年(昭和46年)の市電廃止後、名古屋の都心部へ向かうにはここから市バスに乗り換えるか、1km南方にある平安通駅まで徒歩で乗り換える必要があった。当駅から平安通駅まで、朝夕の通勤ラッシュ時には多くの人が歩いていた。名鉄パレ(現・Mikawaya)やダイエー(現・イオン)などが営業している。地上駅時代は終端部の先に「名鉄上飯田ビル」(3階から上が公団住宅(上飯田第1公団)で、地下1階から地上2階は名鉄の区分所有する地下1階、地上10階建ての建物、土地はすべて名鉄の所有。)という駅ビルがあり[1]、これは地下駅移転後も現存する。また、旧上飯田駅の2階へはシャッターが閉められており、現在立ち入る事は出来ない。
-
旧駅改札口(2003年3月)
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旧駅ホーム(2003年3月)
-
旧駅は板でふさがれている
(2018年12月)
年表
- 1931年(昭和6年)2月11日 - 名岐鉄道上飯田駅開業。
- 1944年(昭和19年)7月11日 - 名古屋市電御成通線が駅前に乗り入れ。
- 1964年(昭和39年)3月10日 - 駅ビル建設工事に伴い仮駅舎供用開始。営業キロを0.1km短縮[2]。
- 1965年(昭和40年)12月20日 - 駅ビル(名鉄上飯田ビル)が開業し[3]、同ビル内に名鉄ストアー(後のパレマルシェ)上飯田店開業[1]。同時期に駅ビル3階から上の公団住宅の募集開始。
- 1971年(昭和46年)2月1日 - 市電廃止。
- 1987年(昭和62年)5月 - 自動改札機設置[4]。
- 1991年(平成3年)3月22日 - 発着線を1線増設しホーム1面2線となる[5]。
- 2003年(平成15年)3月27日 - 頭端式(島式)高架ホーム1面2線から地下ホームへ移転。トランパスに対応化。名鉄小牧線と地下鉄上飯田線の相互直通運転を開始。
- 2007年(平成19年)3月31日 - 翌4月1日から地下鉄上飯田線の運転業務を名鉄へ委託するのに伴い、この駅での運転士交代を中止。
- 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
- 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地下駅で、可動式ホーム柵が設置されている。ホームは6両まで対応している。上飯田線は開業時点では名城線としか交差していないが、名城線より造られた時期がかなり遅いため当駅のホームは地上から約21mの深さにあり、かなり深い位置にある。
小牧寄りに引き上げ線があり、当駅止まり最終列車がここで夜間滞泊した後、翌朝の当駅始発平安通行きとなる。それ以外はすべて直通運転である。
当駅は名鉄管理であるが、乗車券確認システムは非導入である。
当駅は上小田井駅と同様に名鉄管理であるため窓口でミューチケットや名鉄の企画乗車券が購入可能。逆に名古屋市交通局の一日乗車券などは自動券売機でのみ発売。manacaは名鉄仕様のもののみ発売している。名古屋市交通局単独の定期券は購入できないため、平安通駅や大曽根駅などで購入することになる。
駅名標は名鉄仕様と名古屋市交通局仕様が混在している[注釈 1]。時刻表は犬山方面は名鉄仕様のものが、平安通方面は名古屋市交通局仕様のものが設置されている。駅構内の案内サイン類やホームの自動アナウンスは名鉄仕様である。
のりば
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 地下鉄上飯田線 | 平安通方面[W 1] |
2 | KM 名鉄小牧線 | 小牧・犬山方面[W 2] |
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駅構内図
-
ホーム
-
ホーム柵
-
駅名標。名鉄様式に名古屋市営地下鉄のロゴと駅番号が入っている。
配線図
← 平安通駅 |
→ 小牧・ 犬山方面 |
|
凡例 出典:[6] |
利用状況
名古屋鉄道
2003年の地下鉄上飯田線開業後は、地下鉄直通を含まない名鉄だけの利用者は少なくなっている。
- 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は3,578人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中119位、小牧線(14駅)中7位であった[7]。
- 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は15,108人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中26位、小牧線(14駅)中2位であった[8]。
- 『名鉄 1983』によると、1981年度当時の一日平均乗降人員は14,618人であり、この値は名鉄全駅中24位であった[9]。
- 『小牧市統計年鑑』によると2017年度の1日平均乗車人員は1,991人、乗降客数は4,012人(地下鉄連絡含まない)である。
名古屋市交通局
2017年度は17,188人(名鉄連絡含む)である。ちなみに地下鉄だけの場合、一日平均乗車人員は2,554人、2017年度(平成29年度)で妙音通駅に次いで利用客が少ない。
駅周辺
- 上飯田バスターミナル - 旧・名古屋市電上飯田電車運輸事務所跡地に建設された。
- 上飯田連絡線株式会社事務所
- Mikawaya上飯田店(旧・名鉄パレ)
- イオン上飯田店(旧・ダイエー)
- 医療法人愛生会 総合上飯田第一病院 - 名古屋大学医学部と関係が深く、日本屈指の最新鋭の診療機材を備えている。
- 北病院
- 愛知県環境調査センター
- 愛知県衛生研究所
- 名古屋市消防局消防救助隊(ハイパーレスキュー)第三方面隊
- 名古屋市立飯田小学校
- 名古屋市立宮前小学校
- 名古屋市立大曽根中学校
- 名古屋北郵便局
- 名古屋上飯田郵便局
- 名古屋三階橋郵便局
- 臼井薫写真の店 - 俳優・天知茂の兄で、写真家の臼井薫が経営する。
- 御用水跡 - 矢田川から名古屋城まで水を通すために江戸時代に造られた人工河川「堀川」の給水口(始点)。桜並木でも有名である。
- 愛知県道102号名古屋犬山線(防衛道路)
- 上飯田通(名古屋市道御成線)
その他
上飯田駅で誤って降車してしまうのを防止するためか、味鋺駅発車後の次駅放送並びに上飯田駅到着前の到着放送には、「地下鉄名城線をご利用のお客様は、終点の平安通までご乗車ください」旨のアナウンスが流されている。
バスターミナル
上飯田線開業前の停留所名は「上飯田町」だった。昔より本数は減ったものの名古屋駅や栄へ向かうバスは現在も多数運行されている。しかしここから地下鉄を利用すると平安通駅でも乗り換えが生じるため、乗り換える客は少ない。
- 名古屋市営バス「上飯田」バス停
- 幹名駅1:東区役所・大津橋経由 名古屋駅行
- 名駅13:光音寺町・天神山経由 名古屋駅行
- 曽根13:平安通・西大曽根経由 大曽根行/水分橋経由 味鋺住宅行/水分橋・楠町経由 如意車庫前・喜惣治1丁目行
- 鶴舞11:東区役所・布池経由 鶴舞公園行
- 栄14:赤塚・東片端経由 栄行
- 北巡回:平安通・大曽根・西杉町経由 黒川行/辻町・城北小学校経由 黒川行
- 楠巡回:大曽根・上飯田・新川中橋経由 如意車庫前行/大曽根・上飯田・楠町経由 如意車庫前行
- 守山11・守山巡回:守山新堀・新守山駅・小幡・小幡緑地経由 新守山駅行
-
上飯田バスターミナル内駅2番出口
隣の駅
脚注
注釈
- ^ ただし、厳密には地下鉄の仕様と異なり当駅のものは、英語表記が全て大文字である(地下鉄の駅のものは、頭文字のみ大文字で残りは小文字)。
出典
WEB
- ^ 上飯田|各駅情報|地下鉄|名古屋市交通局、2018年2月25日閲覧
- ^ 駅時刻表:名古屋鉄道・名鉄バス、2018年2月25日閲覧
- ^ 愛知県統計年鑑
書籍
- ^ a b 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 462.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 1012.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 1016.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 570.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, p. 1074.
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 発行年:2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
- ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編) 2014, pp. 160–162.
- ^ 名古屋鉄道広報宣伝部 1994, pp. 651–653.
- ^ 名古屋鉄道(編集) 1983, p. 36.
参考文献
- 名古屋鉄道(編集)『名鉄 1983』名古屋鉄道、1983年。
- 名古屋鉄道広報宣伝部 編『名古屋鉄道百年史』名古屋鉄道、1994年。全国書誌番号:95002573。
- 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年。