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「稲田駅」の版間の差分

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2020年2月15日 (土) 06:21時点における版

稲田駅
駅舎(2013年7月)
いなだ
Inada
福原 (3.1 km)
(3.2 km) 笠間

地図

稲田駅の位置(茨城県内)
稲田駅
稲田駅
稲田駅位置図(茨城県)
所在地 茨城県笠間市稲田2333
北緯36度22分6.77秒 東経140度12分51.51秒 / 北緯36.3685472度 東経140.2143083度 / 36.3685472; 140.2143083座標: 北緯36度22分6.77秒 東経140度12分51.51秒 / 北緯36.3685472度 東経140.2143083度 / 36.3685472; 140.2143083
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 水戸線
キロ程 40.1 km(小山起点)
電報略号 イナ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
168人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1898年明治31年)5月8日
備考 簡易委託駅
テンプレートを表示
旧駅舎
旧駅舎
ホームより友部方面を望む
ホームより友部方面を望む
ホームより小山方面を望む
ホームより小山方面を望む

稲田駅(いなだえき)は、茨城県笠間市稲田にある東日本旅客鉄道(JR東日本)水戸線である。

概要

当駅は笠間市の西部に位置し、同市の景勝地、石切山脈[1]西念寺稲田神社の最寄駅である。

当駅における運行形態

歴史

稲田御影石を輸送するため石材業者の鍋島彦七郎[注釈 1]が地元民の協力のもと用地を日本鉄道に提供して、1897年に貨物駅として開業したのを始まりとする。翌年からは旅客の取扱いもするようになったが主力は石材の輸送であり、最盛期の大正時代には1日平均貨車30両以上の発送があった。石材運搬に必要な設備が設けられ、駅北側には石材を積み出すための稲田人車軌道も敷設されていた。

駅舎は1898年(明治31年)12月に竣工した駅舎が長らく残っていたが、老朽化により建て替えられた[3]。現在の駅舎は2012年(平成24年)10月に着工し[4]、2013年(平成25年)3月6日に供用開始された[5]。地元の稲田石を使った木造平屋建て49.6平方メートルの駅舎で[5]、2014年には隣接して市営の石の展示施設「石の百年館」が開館している。

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は1番線に面している。

友部駅管理の簡易委託駅。簡易Suica改札機が設置されている。

のりば

番線 路線 方向 行先
1 水戸線 下り 水戸方面
2 上り 小山方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況

JR東日本によると、2018年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は168人である。

近年の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2001年(平成13年) 302 [利用客数 1]
2002年(平成14年) 284 [利用客数 2]
2003年(平成15年) 282 [利用客数 3]
2004年(平成16年) 275 [利用客数 4]
2005年(平成17年) 271 [利用客数 5]
2006年(平成18年) 259 [利用客数 6]
2007年(平成19年) 250 [利用客数 7]
2008年(平成20年) 269 [利用客数 8]
2009年(平成21年) 252 [利用客数 9]
2010年(平成22年) 232 [利用客数 10]
2011年(平成23年) 212 [利用客数 11]
2012年(平成24年) 205 [利用客数 12]
2013年(平成25年) 200 [利用客数 13]
2014年(平成26年) 176 [利用客数 14]
2015年(平成27年) 161 [利用客数 15]
2016年(平成28年) 155 [利用客数 16]
2017年(平成29年) 162 [利用客数 17]
2018年(平成30年) 168 [利用客数 18]

駅周辺

バス路線

  • 国道50号線沿いの「稲田駅入口」バス停から発車する。
乗場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
    総合学校前・福原駅 桃山 茨城交通 土休日運休
    荒町 笠間駅 茨城交通 土休日運休

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
水戸線
福原駅 - 稲田駅 - 笠間駅

脚注

記事本文

注釈

  1. ^ 鍋島彦七郎の功績をたたえ駅前には頌徳碑が建立されている。

出典

  1. ^ 石切山脈観光情報-笠間観光協会
  2. ^ a b 稲田駅時刻表”. 駅探. 2019年9月10日閲覧。
  3. ^ a b 交通新聞2012年9月27日
  4. ^ “水戸線2駅新築 来春の利用開始予定”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2012年10月16日)
  5. ^ a b c 交通新聞2013年3月11日
  6. ^ a b c d e f g h i j 稲田御影石材史 、109 - 113頁
  7. ^ 『貨物積卸機械利用の栞』(国立国会図書館デジタルコレクション)門型クレーン写真例
  8. ^ “水戸線稲田駅・福原駅、新駅舎完成し式典”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2014年3月7日)
  9. ^ 茨城新聞Youtubeチャンネルより
  10. ^ “稲田石の歴史紹介 笠間、資料館が移築開館”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2014年3月31日)

利用状況

  1. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。

参考文献

  • 小林三郎『稲田御影石材史』稲田石材商工業協同組合、1985年、109 - 113頁

関連項目

外部リンク