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|画像説明 = 駅舎(2013年7月) |
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|よみがな = いなだ |
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2020年2月15日 (土) 06:21時点における版
稲田駅 | |
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駅舎(2013年7月) | |
いなだ Inada | |
◄福原 (3.1 km) (3.2 km) 笠間► | |
所在地 | 茨城県笠間市稲田2333 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■水戸線 |
キロ程 | 40.1 km(小山起点) |
電報略号 | イナ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
168人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1898年(明治31年)5月8日 |
備考 | 簡易委託駅 |
稲田駅(いなだえき)は、茨城県笠間市稲田にある東日本旅客鉄道(JR東日本)水戸線の駅である。
概要
当駅は笠間市の西部に位置し、同市の景勝地、石切山脈[1]・西念寺・稲田神社の最寄駅である。
当駅における運行形態
歴史
稲田御影石を輸送するため石材業者の鍋島彦七郎[注釈 1]が地元民の協力のもと用地を日本鉄道に提供して、1897年に貨物駅として開業したのを始まりとする。翌年からは旅客の取扱いもするようになったが主力は石材の輸送であり、最盛期の大正時代には1日平均貨車30両以上の発送があった。石材運搬に必要な設備が設けられ、駅北側には石材を積み出すための稲田人車軌道も敷設されていた。
駅舎は1898年(明治31年)12月に竣工した駅舎が長らく残っていたが、老朽化により建て替えられた[3]。現在の駅舎は2012年(平成24年)10月に着工し[4]、2013年(平成25年)3月6日に供用開始された[5]。地元の稲田石を使った木造平屋建て49.6平方メートルの駅舎で[5]、2014年には隣接して市営の石の展示施設「石の百年館」が開館している。
年表
- 1897年(明治30年)6月5日:貨物駅として完成。8日より営業開始[6]。
- 1898年(明治31年)
- 1906年(明治39年)10月31日:国有化。
- 1907年(明治40年):構内を大拡張[6]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、水戸線の駅となる。
- 1917年(大正6年)4月7日:2番線に計重台(秤量30噸)を新設[6]。
- 1922年(大正11年)9月26日:石材積み込みの車の往来が多いため、街道踏切に踏切番舎を新設[6]。
- 1931年(昭和6年)2月14日:第1ホームにガントリークレーン(3噸)を新設[6]。
- 1936年(昭和11年)
- 1958年(昭和33年)12月19日:貨車移動機(加藤製作所ディーゼル)を配備[6]。
- 1976年(昭和51年)1月9日:貨車移動機(10噸)を配備[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:貨物扱い廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカードSuicaの供用を開始。
- 2009年(平成21年)3月14日:発車メロディを導入。
- 2013年(平成25年)3月6日:新駅舎供用開始[5][8]。
- 2014年(平成26年)3月30日:「石の百年館」開設[9]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅である。互いのホームは跨線橋で連絡している。駅舎は1番線に面している。
友部駅管理の簡易委託駅。簡易Suica改札機が設置されている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■水戸線 | 下り | 水戸方面 |
2 | 上り | 小山方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況
JR東日本によると、2018年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は168人である。
近年の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2001年(平成13年) | 302 | [利用客数 1] |
2002年(平成14年) | 284 | [利用客数 2] |
2003年(平成15年) | 282 | [利用客数 3] |
2004年(平成16年) | 275 | [利用客数 4] |
2005年(平成17年) | 271 | [利用客数 5] |
2006年(平成18年) | 259 | [利用客数 6] |
2007年(平成19年) | 250 | [利用客数 7] |
2008年(平成20年) | 269 | [利用客数 8] |
2009年(平成21年) | 252 | [利用客数 9] |
2010年(平成22年) | 232 | [利用客数 10] |
2011年(平成23年) | 212 | [利用客数 11] |
2012年(平成24年) | 205 | [利用客数 12] |
2013年(平成25年) | 200 | [利用客数 13] |
2014年(平成26年) | 176 | [利用客数 14] |
2015年(平成27年) | 161 | [利用客数 15] |
2016年(平成28年) | 155 | [利用客数 16] |
2017年(平成29年) | 162 | [利用客数 17] |
2018年(平成30年) | 168 | [利用客数 18] |
駅周辺
- 西念寺
- 稲田神社
- 普門寺
- 国道50号
- 筑波銀行稲田支店(旧 関東つくば銀行店舗)
- 市営稲田駅前駐車場
- 市営稲田駅前自転車駐車場
- 石の百年館 - 地元の石材・稲田石などについての資料館で、2014年(平成26年)3月30日に当駅前に移転・開館[10]
バス路線
- 国道50号線沿いの「稲田駅入口」バス停から発車する。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
総合学校前・福原駅 | 桃山 | 茨城交通 | 土休日運休 | ||
荒町 | 笠間駅 | 茨城交通 | 土休日運休 |
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
- ^ 鍋島彦七郎の功績をたたえ駅前には頌徳碑が建立されている。
出典
- ^ 石切山脈観光情報-笠間観光協会
- ^ a b “稲田駅時刻表”. 駅探. 2019年9月10日閲覧。
- ^ a b 交通新聞2012年9月27日
- ^ “水戸線2駅新築 来春の利用開始予定”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2012年10月16日)
- ^ a b c 交通新聞2013年3月11日
- ^ a b c d e f g h i j 稲田御影石材史 、109 - 113頁
- ^ 『貨物積卸機械利用の栞』(国立国会図書館デジタルコレクション)門型クレーン写真例
- ^ “水戸線稲田駅・福原駅、新駅舎完成し式典”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2014年3月7日)
- ^ 茨城新聞Youtubeチャンネルより
- ^ “稲田石の歴史紹介 笠間、資料館が移築開館”. 茨城新聞(茨城新聞社). (2014年3月31日)
利用状況
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月9日閲覧。
参考文献
- 小林三郎『稲田御影石材史』稲田石材商工業協同組合、1985年、109 - 113頁
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(稲田駅):JR東日本