「下吉田駅」の版間の差分
地図記載、位置図記載、座標情報追記 |
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|画像説明 = 下吉田駅(2016年10月26日) |
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|よみがな = しもよしだ |
|よみがな = しもよしだ |
2020年2月15日 (土) 06:38時点における版
下吉田駅 | |
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下吉田駅(2016年10月26日) | |
しもよしだ Shimoyoshida | |
◄FJ13 葭池温泉前 (0.9 km) (0.8 km) 月江寺 FJ15► | |
所在地 | 山梨県富士吉田市新町二丁目8番12号 |
駅番号 | FJ14 |
所属事業者 | 富士急行 |
所属路線 | ■大月線 |
キロ程 | 21.1 km(大月起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 島式 1面2線 |
乗降人員 -統計年度- |
427人/日 -2017年度- |
開業年月日 | 1929年(昭和4年)6月19日 |
備考 |
標高:753m 業務委託駅 |
下吉田駅(しもよしだえき)は、山梨県富士吉田市新町二丁目にある、富士急行大月線の駅である。駅番号はFJ14。
8月に行われる河口湖湖上祭、吉田の火祭りでは当駅発着の臨時列車も数本運行される。
歴史
- 1929年(昭和4年)6月19日:富士山麓電気鉄道の駅として開業。
- 1960年(昭和35年)5月30日:社名変更により富士急行の駅となる。
- 1978年(昭和53年)
- 4月1日:貨物扱い廃止。
- 8月:委託化。
- 2009年(平成21年)7月18日:工業デザイナー水戸岡鋭治のデザインによるリニューアル工事が完成。
- 2020年(令和2年)3月14日(予定) :ダイヤ改正により全特急停車駅となる[1]。
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2006年2月頃の駅舎
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2009年8月頃の駅舎
駅構造
島式ホーム1面2線と側線2本を有する地上駅で、駅舎はその東側にある。側線は2本ともホームと駅舎との間にあり、いずれも構内の葭池温泉前方から分岐して月江寺方で途切れている。のりばは駅舎側が河口湖方面、そうでないほうが大月方面で、ホームの月江寺方の端から駅舎へ、河口湖方面の線路と2本の側線をこえて遮断機・警報機つきの構内踏切がのびている。その他構内には駅舎の脇で側線に車庫が設けられている。なお踏切の警報機は、今では珍しくなった鐘を直接鳴らすもの。
2009年にリニューアルされた駅舎はコンクリート平屋建てで、工業デザイナー水戸岡鋭治によるデザイン。待合所部分の天井は高く、明かり取りの窓も作られている。現地の案内看板によると、この駅舎は終戦当時の名古屋駅を模したものだという。駅舎の内部、旅客の立ち入ることの出来る部分にはその他有人の窓口が設けられている。自動券売機や、Suicaチャージ機が設置されている。かつては直営駅であったが1978年(昭和53年)から業務委託駅となっている。改札外に清潔なお手洗いがある。
2011年4月29日より駅本屋側に「下吉田ブルートレインテラス」が設けられ、寝台特急「富士」で使用されていたスハネフ14形寝台客車や富士急行が「トーマスランド号」として運用していた5000形電車や貨物列車に使用していた貨車の保存・公開を行っている。また、併設されているコミュニティースペース「下吉田倶楽部」では観光コンシェルジュによる案内や、地元産の果物を使用したソフトドリンクなどの購入が可能となっている。
また、駅構内を利用して鉄道の日を記念し、毎年11月頃に「富士急電車まつり」が開催される。
のりば
駅舎側から
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■富士急行線 | 下り | 富士山・富士急ハイランド・河口湖方面 | 一部は2番線 |
2 | 上り | 大月・東京・甲府方面 | 一部は1番線 |
行き違いがない場合は大月方面の列車でも1番線に入るほか、優等列車の待避のために河口湖方面の列車が2番線に入線することがある。
下吉田ブルートレインテラス
展示スペースの説明によれば展示されている客車は元JR東日本のスハネフ14 20であり、末期には「北陸」に使用されていたもので、実際に「富士」に使用されたことはない。ただし、実際に「富士」で使われていたJR九州所属のものとほぼ同等のものであり、新製されてから一度も大きな改造や塗色変更もしていない。内蔵されている方向幕、ヘッドマークもJR東日本に所属していた現役当時から装備されているものを使用している。そのため、車両の外観から細かい点まで国鉄時代のものを極力再現しているといえる。土休日は車内も開放されており、組み立てられた寝台に実際に横になることも可能。現役時代のトイレ、洗面台は使用不可である。
貨車スペースに展示されているのは、かつて富士急行線で使用されていたワフ1,2とト104。展示スペースの説明によればワフ2両はかつて南海電鉄より譲渡されたもので、ト104は1929年製で富士山麓電気鉄道時代から使用されていた。こちらも土休日にはワフの車内を見学可能だったが、トーマスランド号(5001号車)が貨車スペースに移動したため、ワフの車内は不可となった。
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スハネフ14 20と休憩スペース
(2011年12月) -
客車内
(2011年12月) -
手前からワフ1、ト104、ワフ2
(2011年12月)
駅周辺
駅の南がすぐ吉田の市街地となっていて、周辺は戦前から続く、古い住宅街になっている。改札口から真っ直ぐに商店街があるにはあるが、シャッター通りとなり、現在はほとんど機能していない。不定期で「街がミュージアム」と題されたイベントがあり、若手芸術家等が空家一軒を装飾している。見物料は無料。駅前に高い建物がないので、ホームからは富士山が良く見える。新倉山浅間公園に建つ忠霊塔(五重塔)と富士山の風景が外国人の間で人気となり、その最寄り駅として外国人の利用が増えている。
バス路線
駅前に富士吉田市内を循環するタウンスニーカーのバス停がある。また、当駅から徒歩5分のところに高速バスの中央道下吉田バス停がある。
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
下吉田駅 | タウンスニーカー 中央循環(右回り) |
市役所前・市立病院 | 富士山駅 | 富士急山梨バス | ||
タウンスニーカー 中央循環(左回り) |
月江寺駅前 | 富士山駅 |
利用状況
2017年度(平成29年度)の1日平均乗降人員は427人である[2]。
近年の年間乗車人員、乗降人員の推移は以下のとおり[3][2]。
年度 | 年間 乗車人員 |
年間 乗降人員 |
1日平均
乗降人員 |
---|---|---|---|
2002年 | 41,923 | 80,071 | |
2003年 | 38,221 | 73,635 | |
2004年 | 37,338 | 74,220 | |
2005年 | 38,957 | 77,274 | |
2006年 | 40,210 | 78,647 | |
2007年 | 41,894 | 81,156 | |
2008年 | 40,284 | 79,512 | |
2009年 | 39,987 | 80,661 | |
2010年 | 41,411 | 80,246 | |
2011年 | 43,819 | 93,962 | 257 |
2012年 | 43,702 | 86,824 | 238 |
2013年 | 50,652 | 101,061 | 277 |
2014年 | 53,023 | 108,694 | 293 |
2015年 | 63,515 | 129,114 | 353 |
2016年 | |||
2017年 | 427 |
隣の駅
- 富士急行
- ■大月線
- ■観光列車「富士登山電車」停車駅
その他
- 1979年放送のドラマ『Gメン'75』 第218話「梟の森 みな殺しの夜」では、エンディングシーンに当駅プラットホームが使われた。
- 2006年公開の映画『ピーナッツ』では当駅がロケ地として使われた。
- 2013年放送のドラマ『最終特快』では当駅がロケ地として使われた。
- 2015年放送の土曜ドラマ『ド根性ガエル』のロケ地として使われた。
- 2016年放送のドラマ『美しき三つの嘘』のロケ地として使われた。
脚注
- ^ 3/14~ 富士急行線ダイヤ改正実施 直通特急「富士回遊」を毎日1往復増発します ~直通特急「富士回遊」を含む全特急列車が下吉田駅に停車します~ - 富士急行
- ^ a b 国土数値情報 駅別乗降客数データ
- ^ 統計ふじよしだ 平成28年度版 - 富士吉田市