「小樽築港駅」の版間の差分
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|画像説明= 南口外観(2018年9月) |
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|よみがな= おたるちっこう |
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|ローマ字= Otaruchikkō |
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2020年2月15日 (土) 07:35時点における版
小樽築港駅 | |
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南口外観(2018年9月) | |
おたるちっこう Otaruchikkō | |
◄S14 南小樽 (2.1 km) (3.1 km) 朝里 S12► | |
所在地 | 北海道小樽市築港1番4号 |
駅番号 | ○S13 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■函館本線 |
キロ程 | 256.2 km(函館起点) |
電報略号 | タコ |
駅構造 | 橋上駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
2,501人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)11月21日 |
備考 |
社員配置駅 みどりの窓口 有 |
小樽築港駅 | |
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おたるちっこう Otaru-Chikkō | |
(3.2 km) 浜小樽► | |
所属事業者 | 日本国有鉄道(国鉄) |
所属路線 | 函館本線(貨物支線) |
キロ程 | 0.0 km(小樽築港起点) |
開業年月日 | 1932年(昭和7年)7月1日 |
廃止年月日 | 1984年(昭和59年)2月1日 |
小樽築港駅(おたるちっこうえき)は、北海道小樽市築港1番4号にある北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅。駅番号はS13。電報略号はタコ。事務管コードは▲130117[1]。
本項では、駅周辺にある日本貨物鉄道(JR貨物)のコンテナ集配基地(オフレールステーション)である小樽築港オフレールステーション(小樽築港ORS)についても記載する。
概要
防波堤など小樽港の港湾工事基地とするために開業した駅であり、かつては操車場(貨物ヤード)・機関区を擁する大規模な駅であった[2]。現在は快速「エアポート」・「ニセコライナー」、区間快速「いしかりライナー」が停車する主要駅として機能している。
歴史
- 1910年(明治43年)11月21日:国有鉄道函館本線の駅として、小樽駅(初代・現在の南小樽駅) - 朝里駅間に開業。一般駅。
- 1918年(大正7年)10月:2代目駅舎竣工[2]。
- 1927年(昭和2年)7月1日:小樽機関庫廃止し、「小樽築港機関庫」設置。
- 1928年(昭和3年):手宮駅の石炭船積設備能力不足及び老朽化対策として小樽築港の石炭船積設備整備第1期工事着工。
- 1932年(昭和7年)7月1日:函館本線(貨物支線)当駅 - 浜小樽駅間開業。操車場操業開始。
- 1936年(昭和11年)9月1日:小樽築港機関庫を「小樽築港機関区」と改称。
- 1937年(昭和12年)
- 3月25日:石炭船積設備整備第1期工事竣工。貯炭場及び陸上桟橋、海上桟橋(長さ144 m、幅35.25 m)[3]設置。貯炭場線、積出線敷設。
- 4月:石炭船積設備整備第2期工事着工。
- 1940年(昭和15年)2月:石炭船積設備整備第2期工事竣工。積出装置拡張。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道法施行に伴い、日本国有鉄道(国鉄)に継承。
- 1950年(昭和25年)2月10日:「小樽築港客貨車区」設置。
- 1964年(昭和39年)10月1日:小口貨物取扱い上屋新設。南小樽駅・小樽駅の小口および小口混載貨物取扱い廃止し、当駅へ集約。
- 1965年(昭和40年)10月1日:車扱貨物取扱い上屋新設。南小樽駅・小樽駅の車扱貨物取扱い廃止し、当駅へ集約。
- 1968年(昭和43年)
- 1980年(昭和55年)10月1日:小樽築港客貨車区が「札幌客貨車区小樽築港支区」となる。
- 1982年(昭和57年)3月1日:荷物の取扱廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:函館本線(貨物支線)当駅 - 浜小樽駅間廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:貨物の取扱いを廃止し、旅客駅となる。小樽築港コンテナセンター設置し、自動車代行輸送開始。
- 1987年(昭和62年)
- 1998年(平成10年)12月1日:小樽運転所が小樽駅構内に移転。
- 1999年(平成11年)
- 2006年(平成18年)4月1日:小樽築港コンテナセンターが「小樽築港オフレールステーション」と改称。
- 2007年(平成19年)10月1日:駅ナンバリング実施[報道 1]。
- 2008年(平成20年)10月25日:ICカードKitaca使用開始[報道 2]。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する橋上駅。鉄骨2階建となる駅舎デザインはJR北海道と姉妹提携しているデンマーク国鉄(DSB)との共同で決定し、襖・障子をイメージとして上部をガラス張り、下部を石造りとした物である[5]。総工費13億円のうち7億円を小樽市が負担している[5]。
終日社員配置駅。みどりの窓口(営業時間:5時30分 - 23時00分)・自動券売機・自動改札機・エレベーター・エスカレーター設置。駅の南北を自由連絡通路(マリンロード)で結んでいる。
かつて小樽築港機関区のあった駅の北西に、保線車両・除雪車両の留置線や資材基地が置かれている。「C62ニセコ」運転当時は、C62 3はここで整備され運転に向かっていた。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■函館本線 | 上り | 小樽・倶知安方面 |
2 | 下り | 札幌・新千歳空港・岩見沢方面 |
(出典:JR北海道:駅の情報検索)
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駅出入口(2018年9月)
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改札口(2017年5月)
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ホーム(2018年9月)
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駅名標(2013年6月)
小樽築港オフレールステーション
JR貨物のコンテナ集配基地で、小樽築港駅の西側1 kmほどの場所にある。ここでは12 ftコンテナのみを取り扱っている。貨物列車の代替のトラック便が札幌貨物ターミナル駅との間に1日4往復運行する。
国鉄分割民営化前の1986年(昭和61年)11月に小樽築港駅での貨物の取扱いが廃止された。同時に小樽築港コンテナセンターが設置され、トラック代行輸送が開始された。その後、2006年(平成18年)4月に、コンテナセンターからオフレールステーションに改称した。
利用状況
「小樽市統計書」によると、近年の年度別乗車人員の推移は下記のとおりである。
年度 | 乗車人員 (千人) |
出典 |
---|---|---|
2005年(平成17年) | 955 | [8] |
2006年(平成18年) | 945 | |
2007年(平成19年) | 929 | |
2008年(平成20年) | 913 | |
2009年(平成21年) | 887 | |
2010年(平成22年) | 869 | [9] |
2011年(平成23年) | 855 | |
2012年(平成24年) | 879 | |
2013年(平成25年) | 918 | [10] |
2014年(平成26年) | 923 | |
2015年(平成27年) | 915 | |
2016年(平成28年) | 903 | [11] |
2017年(平成29年) | 913 |
駅周辺
1980年(昭和55年)の日本国有鉄道(国鉄)貨物ヤード機能廃止による遊休地を有効活用するため[12]、小樽市は小樽築港駅周辺地区の土地利用の見直しを決定し[13] 、魅力あるウォーターフロントを創出するために土地区画整理事業「小樽築港駅周辺地区土地区画整理事業」(ふるさとの顔づくりモデル土地区画整理事業)を行い、小樽築港駅も南北の駅前広場と自由通路、新駅舎の建設が決まり[12]、1999年(平成11年)に完成した。駅舎は自由連絡通路(マリンロード)によって「ウイングベイ小樽」に直結している。新日本海フェリー「小樽フェリーターミナル」までは車で約5分の距離に位置している。南口は駅前に「小林多喜二住居跡」碑や国道5号があるほか、北海道小樽水産高等学校への最寄口になっている。
- 築港臨海公園
- 北海道立総合研究機構環境・地質研究本部地質研究所小樽庁舎
- 国土交通省北海道開発局小樽開発建設部小樽港湾事務所
- 石原裕次郎記念館(2017年(平成29年)8月31日に閉館)
- 小樽港マリーナ
- 小樽シーポートマーケット
- 新倉屋総本舗
- 北海道済生会小樽病院
- 新南樽市場
バス路線
- 「ぱるて築港」停留所(ウイングベイ側)
- 「小樽築港駅」停留所(南口)
- 北海道中央バス - 小樽市内線(色内営業所)、小樽市内線の一部、桂岡方面、札幌方面高速バス(真栄営業所)
- ジェイ・アール北海道バス - 小樽駅方面、札幌方面[14]
隣の駅
- 北海道旅客鉄道(JR北海道)
かつて存在した路線
- 日本国有鉄道(国鉄)
- 函館本線(貨物支線)
- 小樽築港駅 - (貨)浜小樽駅
脚注
出典
- ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
- ^ a b 交通新聞 2010年7月5日
- ^ 札幌工事局70年史 昭和52年発行 P555 小樽水陸連絡設備計画表、P556 小樽築港駅石炭積上設備略図。
- ^ “築港地区再開発地域*3月8日に4車線供用”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年1月29日). 2017年5月26日閲覧。
- ^ a b c 『鉄道ジャーナル』第33巻第5号、鉄道ジャーナル社、1999年4月、87頁。
- ^ “JR小樽築港駅*新駅舎ほぼ完成*26日から業務スタート”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年2月23日). 2017年5月26日閲覧。
- ^ “マイカル小樽 あすオープン(2の2)*アクセスも充実”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (1999年3月10日). 2017年5月26日閲覧。
- ^ “小樽市統計書 平成22年版” (PDF). 小樽市. p. 80 (2010年). 2018年2月6日閲覧。
- ^ “小樽市統計書 平成25年版” (PDF). 小樽市. p. 80 (2013年). 2018年2月6日閲覧。
- ^ “小樽市統計書 平成28年版” (PDF). 小樽市. p. 77 (2016年). 2018年2月6日閲覧。
- ^ “小樽市統計書 平成30年版” (PDF). 小樽市. p. 77 (2018年). 2019年4月22日閲覧。
- ^ a b 坂本眞一「北海道における駅周辺整備とまちづくり」(PDF)『運輸政策研究』、運輸総合研究所、2002年、7-8頁、2017年5月26日閲覧。
- ^ 金田孝之、近藤健雄、桜井慎一、宇於崎泰寛「港湾再開発における公民共同に関する実証的研究」『土木学会論文集B3(海洋開発)』第70巻第2号、土木学会、2014年、3-4頁、doi:10.2208/jscejoe.70.I_133、2017年5月24日閲覧。
- ^ “路線バス | 小樽方面”. ジェイ・アール北海道バス. 2019年5月22日閲覧。
報道発表資料
- ^ "駅番号表示(駅ナンバリング)を実施します" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 12 September 2007. 2014年9月6日閲覧。
- ^ "Kitacaサービス開始日決定について" (PDF) (Press release). 北海道旅客鉄道. 10 September 2008. 2015年6月12日閲覧。